住宅で多く使用されているクレセント錠の交換を専門業者に依頼するのか、ホームセンターで本体を購入して自分で交換するのか、どちらの方法がいいのか悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
もちろんホームセンターで購入して自分で取り付けることには大きなメリットもありますが、実際にDIYで交換した方の中には、思わぬ失敗をしてしまって、結局専門業者に依頼せざるを得ない状況になってしまったという方も多いため、十分に注意点を理解することが大切です。
本記事では、ホームセンターで購入したクレセント錠をDIYで取り付けるメリットと注意点を詳しく解説します。
クレセント錠をDIYで取り付ける場合、意外な注意点がありますので、ぜひ最後まで読んで対策してみてください。
大津町のサッシ修理は窓店(マドミセ)にお任せ下さい!クレセント錠の交換や、アルミサッシ全般の修理・交換を行います。専用ページはこちらから!
そもそもクレセント錠とは?
クレセント錠とは、窓を閉めたときに室内側の窓サッシの中心部分で施錠することのできる鍵のことを指します。
”クレセント”という名前は、その見た目から英語で”三日月”を指す”crescent”という英単語が用いられています。
アパートやマンションなどの集合住宅や戸建住宅など、幅広い場所に使用される鍵として知られており、もっとも一般的に使用されている鍵と言えるでしょう。
クレセント錠をDIYで交換しても大丈夫?
クレセント錠の耐用年数は15年〜20年ほどと言われているため、長期的に使用していると壊れてしまったり、錆び付いて動かなくなってしまうこともあります。
このようなトラブルになった場合には交換する必要がありますが、専門業者に交換を依頼する手間や費用的な問題からホームセンターなどで購入して、DIYで自分で取り付けようと考えている方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、ホームセンターなどで販売されているクレセント錠は防犯性に優れた商品も多く販売されているため、防犯性に欠けているということはありません。
そのため、クレセント錠をDIYで交換することは十分に可能ですし、実際にDIYで取り替えているという方も多いです。
ホームセンターで購入したクレセント錠を取り付けるのは難しい?
自分で鍵を取り付けることに対して、「難しそう」というイメージを持っている方も多いですが、実はクレセント錠をDIYで交換する場合、プラスドライバーだけあれば交換することができます。
というのも、一般的なクレセント錠は「ビス」と呼ばれる2つの金具だけで留められているため、プラスドライバーでネジを緩めることで簡単に外すことができるからです。
そのため、DIYを初めてするという方であっても難しい作業はなく、誰でも交換することができます。
ホームセンターのクレセント錠を選ぶメリットは?
ホームセンターのクレセント錠を選ぶメリットは以下の通りです。
- 費用を抑えて交換できる
- 好きな時間に交換できる
それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。
1.費用を抑えて交換できる
ホームセンターでクレセント錠を選ぶ最大のメリットは、費用を抑えて交換できることです。
ホームセンターにはさまざまな種類が販売されていますが、1,000円〜5,000円の商品が多く、本体金額だけで交換することができます。
一方で、業者に依頼する場合、本体価格に加えて、作業料と地域によっては出張料金が発生してしまうため、合計費用が10,000円〜20,000円ほどになることも多いのです。
このように、ホームセンターでクレセント錠を購入してDIYで取り付けるほうが費用的には大幅に削減することができます。
2.好きな時間に交換できる
クレセント錠の交換を専門業者に依頼する場合、日中での作業が基本となり、時間も業者と相談して決めることになりますが、ホームセンターで購入する場合は自分の好きなタイミングで交換することができます。
そのため、仕事などで忙しいという方でも合間をぬって交換することができるのです。
ホームセンターのクレセント錠を選ぶときの注意は?
ホームセンターのクレセント錠を選ぶ注意点は以下の通りです。
- 正確に寸法を測る必要がある
- 交換に失敗する可能性がある
それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。
1.正確に寸法を測る必要がある
ホームセンターで購入したクレセント錠を自分で取り付ける場合、以下の部分の寸法を正確に測る必要があります。
- 本体の厚み
- 上と下のネジ穴の距離(ビスピッチ)
- 中心から鍵をかける部分までの一番長い部分のサイズ(引き寄せ寸法)
寸法自体は定規などで測れば問題ありませんが、1mmのズレも内容を正確に測る必要があり、万が一寸法が正確でないとそもそも取り付けることができない可能性もあります。
2.交換に失敗する可能性がある
ホームセンターで購入したクレセント錠を取り付けるときに、もっとも多い失敗が「裏板を内部に落下させてしまう」ということです。
クレセント錠を設置する窓サッシの内側には、内側から固定するための金属板が取り付けられており、これはクレセント錠のビスで固定されているため、両方のビスを同時に外してしまうと裏板も落ちてしまいます。
この仕組みを知らないでクレセント錠の交換をしてしまうと、裏板が窓サッシの内側に落下してしまい、専門業者に依頼することになるため注意しましょう。
まとめ
本記事では、ホームセンターで購入したクレセント錠をDIYで取り付けるメリットと注意点を詳しく解説しました。
ホームセンターのクレセント錠を選ぶメリットと注意点をまとめると以下の通りです。
メリット | 注意点 |
費用を抑えて交換できる好きな時間に交換できる | 正確に寸法を測る必要がある交換に失敗する可能性がある |
クレセント錠は鍵の中でもシンプルな構造をしているため、DIYで交換する難易度は低いですが、それでも防犯設備ということもあり寸法を正確に測る必要があったり、構造を知らないと交換に失敗してしまうなどの注意すべきポイントもあります。
ぜひ本記事を参考にして正しくホームセンターで購入したクレセント錠を交換してみてください。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。