屋外の虫やホコリを入らないようにしつつ、室内の空気を入れ替えられる網戸は、重宝される建具の一つでしょう。
しかし、築年数の古い物件では、網戸が付いていないばかりか、取り付けるためのレールがないところも少なくありません。また、使わないという理由で取り付けなかったものの、後から必要性を感じてリフォームを検討している方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、網戸用のレールがない家で網戸を取り付ける方法や費用相場について解説していきます。
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網戸用レールが無い場所に網戸は取り付けできる?
網戸を取り付けたいと考えていても、レールがないからといって諦めている方も多いのではないでしょうか。
建物の状況にもよりますが、現状はレールがなくても工事すれば網戸の設置は可能です。
レールを後付けすれば網戸を設置できる
そもそもレールが付いていない場合は、レールを後付けすることで網戸を取り付けられるようになります。
レールは既存のサッシに外側からドリルで穴をあけ、ネジなどで固定することで取り付け可能です。
ただ、取り付けはドリルなど一般家庭にはない工具が必要になるうえに、適切な場所に穴をあける必要があるので、業者に依頼するのがおすすめです。網戸の張り替え業者だと工事には対応できないことがあるので、リフォーム業者や専門業者などに相談するようにしましょう。
レールを設置できないケースもある
レールを後付けすると網戸を設置できると解説しましたが、必ずしもすべての物件に取り付けられるわけではありません。
取り付けるスペースを確保できないといった場合は施工不可になるケースもあるので、まずは取り付け可能か専門の業者に確認してもらうようにしましょう。
つけられない場合の対処法
スペースの問題などで屋外にレールを設置できない場合は、室内に網戸を設置する対処法があります。
ロール式の網戸などを室内の取り付けるといった方法がありますが、取り付けには工事が必要です。室内側に取り付けるタイプは屋外に取り付けるタイプよりも高額になりがちなので、見積もりをとって工事費用をきちんと確認したうえで依頼するようにしましょう。
また、賃貸物件などで大がかりな工事はできないといった場合は、突っ張り式の網戸を設置するのがおすすめです。ただし、突っ張り式の網戸はやや隙間ができるため、虫の侵入を完全に防止できるわけではありません。
レールがないところに網戸を設置するときの費用相場
レールがないところにも網戸の設置が可能とわかれば、気になるのが施工費用についてではないでしょうか。
ここでは、レールがないところに網戸を設置するときの費用相場を解説します。
工事費用・網戸本体代あわせて数万円程度
レールのない場所に対し、レールの取り付けと網戸の設置を行う場合、工事費用・網戸本体代をあわせて25,000~40,000円(2枚建てサッシ一か所あたり)が相場でしょう。
後付けレールの取り付けが必要になるので工事費用がかかるものの、既存の網戸を処分したり、網戸を交換したりする必要がないので、それほど高額にはなりません。
ただし、足場が必要になったり、高機能な網戸を選択したりする場合は費用が高額になるため、より詳細な費用を確認したい場合は業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
網戸の種類によって価格が変わる
施工費用の相場について解説しましたが、網戸といってもさまざまな種類があるため、高機能な網戸を選ぶと価格がアップします。
たとえば、蚊や蠅サイズの虫の侵入までシャットアウトできる細かい網目のものや、屋外の景色を楽しめるよう光の反射を低減したもの、ペットが引っかいても破れない高強度なものなどがあります。
高機能な網戸を選ぶとその分費用がアップするので、求める機能と予算に応じて家庭に合うものを選択しましょう。
レールがないところにDIYで網戸を設置できる?
「できるだけお金をかけたくない」
「賃貸なので工事はできない」
といった理由で、DIYを検討している方もいるのではないでしょうか。
ここでは、レールがないところにDIYで網戸を設置する方法について解説します。
マグネット式網戸カーテンを設置する
マグネット式網戸カーテンとは、カーテン状になった網戸のことで、網戸の中央部がカーテンのように開閉でき、その部分にマグネットで仕込まれている製品です。
マグネットを開けると簡単に開閉できるので、玄関など出入りが必要な場所にも使えます。両面テープを使って窓枠やドア枠に取り付けられるので、穴をあけずに設置できますが、強度が心配な方は画鋲などで補強するとよいでしょう。
ただ、カーテンのようになっていて網戸の裾部分は留められないので、風が強い日などは隙間ができてしまいます。
網戸のネットだけを購入する
トイレや浴室などの小窓に網戸を取り付ける場合、ホームセンターなどで購入できる網戸のネット部分だけを購入し、自宅でカットしてテープなどで貼り付けるのも選択肢の一つです。
費用をかけずに簡単に実践できる方法であり、あまり見栄えを気にする必要がない箇所におすすめです。
虫よけカーテンを取り付ける
網戸ではなく虫よけカーテンを取り付ける方法もあります。
カーテン自体に虫よけ加工がされているので、一般的なカーテンよりも虫が入りにくくなります。普段使っているカーテンを取り替えるだけなので、面倒に感じにくいでしょう。
ただ、虫の侵入を完全に防止できるわけではないので注意してください。
まとめ
今回はレールがないところに網戸を設置する方法について解説しました。
レールがない窓でも、レールを後付けすれば網戸を設置可能です。ただ、必ずしも設置できるわけではないので業者に確認してもらいましょう。
なお、DIYではレールを取り付ける難易度が高いので、基本的には業者に依頼するのがおすすめです。室内から網戸のネットだけを取り付けたり、虫よけネットを取り付けたりするならDIYでも簡単にできますが、機能では本物の網戸よりも劣るので、費用や機能性などを比較して最適な方法を見つけてみてください。
この記事を監修した人
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。