ジャロジー窓は寒い。快適に使用する為の断熱や目隠し方法について考えてみた

お役立ち記事(ブログ・施工実例)

住宅の浴室などに使われているのが、ジャロジー窓です。

換気面で優れていることから、浴室以外にも洗面所やトイレにも使われています。

ただしジャロジー窓は断熱の面では問題がある窓です。

冬場になると、ジャロジー窓は寒いといわれています。

では、一体なぜでしょうか。

今回は、ジャロジー窓とは何か・寒い理由・断熱方法・目隠し方法についてわかりやすくご紹介します

合志市の窓リフォーム・内窓取付などお任せ下さい!断熱性の高い窓に1日で取替可能です。詳しくは、専用ページでご確認下さい!

ジャロジー窓とは何か?

ジャロジー窓とはどんな窓でしょうか?

窓は開き方で、10数種類のタイプに分かれます。

多くの窓の中でも特にユニークな開き方をするのがジャロジー窓です。

こちらではジャロジー窓について詳しくご紹介します。

ジャロジー窓とは?

ジャロジー窓とは、ルーバー窓のことです。

リクシルなど、大手サッシメーカーでは正式名称をガラスルーバー窓といいます。

専門業者に対しては、ジャロジー窓・ルーバー窓・ガラスルーバー窓のどの呼び方でも話しが通じます。

ジャロジー窓を簡単にいうと、複数の板ガラスをブラインドのように並べた窓ガラスのことです。

ジャロジー(Jalousie)には、どんな意味があるのか?

ジャロジーとは、普段聞きなれない言葉ですが次のような意味があります。

板すだれ・すだれ式の日よけなどです。

元々ジャロジーと呼ばれていた頃は、主に農業用の温室・屋根裏・ポーチなどの通気用の窓として使われていました。

以前のジャロジーの大半は木材製です。

またジャロジーは、ガラリ戸・よろい戸・ブラインドシャッター・ベネチアンブラインドなどとも呼ばれていました。

ちなみにルーバー(Louver)には、羽板(はいた)という意味があります。

ジャロジー窓の特徴とは?

ジャロジー窓には、次の特徴があります。

・見た目はブラインドのようなデザインをしている

・レバーを回転してガラス板を開閉する仕組みである

・全開にするとガラス板が水平になり、全閉するとガラス板が垂直になる

・開閉することで、室内の通気・換気を調整することができる

・閉めたままでも採光がとれる

・開けたままでも雨除けができる

・開けると、外からの視線を遮ったまま外の様子をみることができる

・一般的に、半透明のガラスを使っているので、外部から室内の様子がわからない

・以前のものは、板ガラスが簡単に抜けるので防犯性が低かった

・気密性・断熱性が悪く、高気密・高断熱住宅との相性が悪い

・屋内でエアコンを入れても、エアコンの効き目が悪くなる

・ひと昔前は、主に換気が必要な部屋に設置されていた

・主な設置先は、浴室・トイレ・洗面所が多い

ジャロジー窓が寒い理由とは?

一般的に、住宅にジャロジー窓を設置すると寒いといわれています。

では、一体なぜ寒いのでしょうか。

こちらではジャロジー窓を設置すると寒い理由について詳しくご紹介します。

閉めてもすき間ができるから

1つ目の理由は、閉めてもすき間ができるからです。

ジャロジー窓は、一般的な窓のように1枚物の窓ではありません。

細長いガラス板が、ブラインドのように何枚も重なっている窓です。

全閉しても、わずかなすき間ができます。

そのためそのわずかなすき間から、空気が抜けてしまいます。

室内を暖かくしても、外気が冷えているとガラス板のすき間から暖気が漏れます。

結果、室内が寒くなるということです。

ジャロジー窓は閉めても、ガラス板のすき間から常にすき間風が「スースー」抜けることから、ジャロジー窓がある部屋は暖房も冷房も効きがよくありません。

構造上単層ガラスが使われているから

2つ目の理由は、構造上単層ガラスが使われているからです。

ジャロジー窓は、ブラインドのように細長いガラス板を密着させて閉める仕組みの窓です。

細長いガラス板しか使えないので、構造上単層ガラスが使われます。

単層ガラスとは、一般的な1枚もののガラスのことで、断熱性能が低く、結露が発生しやすい窓ガラスです。

断熱性能が低いと、室内を温めても熱が窓から外気にとられてしまい室内が寒くなります。

結果、構造上単層ガラスが使われているジャロジー窓は寒くなるということです。

ただし最近は、断熱性能が高い複層ガラスを使用したジャロジー窓が開発されました。

複層ガラス製のジャロジー窓にリフォームすることができれば、単層ガラスの問題は解決することができます。

現在、ジャロジー窓を設置していることで、冬場の家の中が寒いことでお困りであれば、ぜひ窓ガラスの専門業者に問い合わせてみることをおすすめします。

快適に使用するための断熱方法とは?

ジャロジー窓は、寒さが厳しい冬場になると室内が寒くなる窓です。

室内で暖房を効かせても、熱が外に逃げて行ってしまいます。

こちらでは、ジャロジー窓を快適に使用するための断熱方法について詳しくご紹介します。

中空ポリカを設置する

1つ目の方法は、中空ポリカを設置することです。

方法としては、ジャロジー窓と室内の間に中空ポリカを設置して2重窓にするという方法です。

中空ポリカとは、中空ポリカーボネートというポリカ製の波板のことです。

次の手順で行ってください。

1.中空ポリカを窓枠の中に入るようにカットする

2.ジャロジー窓のハンドルを外す

3.中空ポリカをジャロジー窓の窓枠の中に入れてはめ込む

以上で、完了です。

冬の間はジャロジー窓は開けないので、ジャロジー窓のハンドルを外しても問題ありません。

また、そのままでも大丈夫ですが、中空ポリカの4方のすき間が気になる時は、養生テープで留めるとすき間はきれいに塞がれます。

養生テープであれば窓枠の塗装を剥がさないのでおすすめです。

リクシルインプラスを設置する

2つ目の方法は、リクシルインプラスを設置することです。

リクシルインプラスとは、防音性・断熱性が高い内窓のことです。

リクシルインプラスを設置することで、ジャロジー窓が原因である冬場の寒さを解決することができます。

内開き式なので、窓の開閉も問題なくできます。

リクシルインプラスであれば、1か所あたりわずか1時間程度で設置することが可能です。

リクシルインプラス設置の流れは次の通りです。

1.縦枠の取付け

2.下枠の取付け

3.上枠の取付け

4.障子の建込み

5.調整

以上、わずか5ステップで設置することができます。

現在、リクシルインプラスの設置について詳しく知りたい方は、ぜひ窓ガラスの専門業者に問い合わせてみることをおすすめします。

快適に使用する為の目隠し方法とは?

ジャロジー窓は、ガラス板にすりガラスが使われていたり、開いていてもすき間が狭いので、外から室内が見えにくい窓です。

ただし、人通りが多い道路沿いに面していて、目隠しフェンスがないと、外から室内の様子が見えてしまいます。

こちらでは、ジャロジー窓を快適に使用する為の目隠し方法について詳しくご紹介します。

カーテンを設置する

1つ目の方法は、カーテンを設置することです。

カーテンであれば、数千円ほどで設置でき、しかも目隠し効果が十分あります。

リクシル目隠し可動ルーバーを設置する

2つ目の方法は、リクシル目隠し可動ルーバーを設置することです。

リクシル 目隠し可動ルーバーとは、ガラスの代わりに羽板にアルミが使われているジャロジー窓のことです。

羽板がアルミ製なので全閉すると外部から室内の様子を全く見ることができません。

また、外部からの不正な操作ができないので、防犯性に高い効果があります。

まとめ

今回は、ジャロジー窓とは何か・寒い理由・断熱方法・目隠し方法についてご紹介しました。

今回の内容をまとめると、ジャロジー窓を寒さが厳しい冬場でも快適に使うには、リクシルインプラスを設置して断熱効果を高めることです。

もし現在、リクシルインプラスについて詳しく知りたい方は、窓ガラスの専門業者に問い合わせてみることをおすすめします。


この記事を監修した人

0120-268-270今すぐ電話