雨戸の戸袋を塞ぐことでネズミ被害を減らすことが可能

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ネズミ対策について、このような悩みはありませんか?

「雨戸の戸袋はネズミの侵入経路になる?」

「住宅に侵入するネズミの種類は?」

「雨戸を塞ぐときの注意点は?」

ネズミは繁殖力や適応力が強いことから、自然が少ない都市部でも被害の多い動物として知られています。

ネズミは警戒心が強い種類も多いため、人の目がないときに活発に行動して、人の目があるときは身を隠していることも多いため、なかなか侵入経路や被害に気づくことができないことも多いのです。

とはいえ、ネズミの被害をそのままにしてしまうと、あっという間に家の中でネズミが繁殖してしまったり、住宅設備がボロボロになってしまうなど、取り返しのつかない被害が発生してしまうこともあります。

そのため、未然に被害を防ぐために、効果的なネズミ対策をしておきたいですよね。

とはいえ、住宅でどのようにネズミ対策をしていいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、雨戸の戸袋がネズミの侵入経路になるのか、塞ぐときの注意点、家に侵入する可能性のあるネズミの種類などについて詳しく解説します。

雨戸の戸袋付近にネズミの気配を感じている方や、どこから侵入してきたいのか分からないけれど家の中にネズミがいるという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

雨戸の戸袋はネズミの侵入経路になる?

結論から申し上げますと、雨戸の戸袋はネズミの侵入経路になります。

ネズミが住宅に侵入するとき、雨戸の戸袋のほかにも、窓のスキマや通風口、軒下、エアコンの導入部分、排水管、床下、換気扇など、さまざま経路が想定できますが、雨戸はネズミが外敵から身を隠しやすく、人間が気づかないスキマが空いていることもあるのです。

そのため、どこからネズミが侵入してきたら分からないという場合、雨戸の戸袋が侵入経路になっている可能性を疑うべきでしょう。

雨戸の戸袋はネズミ以外の動物が住み着く可能性がある

雨戸の戸袋からはネズミだけでなく、コウモリやハクビシン、ノラネコなどの動物が住み着いてしまうことがあります。

コウモリやハクビシン、ノラネコはネズミのように住宅の中に侵入してくるケースは少ないですが、雨戸の戸袋に住み着いてしまうと、フンが溜まってしまったり、虫が沸いてしまうなどのトラブルが発生することが多いです。

雨戸の戸袋は塞ぐこともおすすめ

雨戸の戸袋はどうしても一目に触れづらいため、気づいたら動物の住処になっていたというケースも珍しくないため、一度でも雨戸の戸袋周辺に動物がいるところを見つけたり、侵入経路不明のネズミが室内で見つかった場合、雨戸の戸袋を塞ぐこともおすすめです。

雨戸の戸袋を塞ぐだけであれば、大掛かりな工事は必要ない場合が多く、市販でも売られている「ラットガード」や「防鼠用」などの商品名で雨戸の戸袋を塞ぐ商品でも対策することができます。

雨戸の戸袋を塞ぐ方法は、戸袋の種類や費用などによって選ぶといいでしょう。

雨戸の戸袋から侵入する可能性のあるネズミの種類

雨戸の戸袋から侵入する可能性のあるネズミの種類は以下の通りです。

  • ドブネズミ
  • クマネズミ
  • ハツカネズミ

それぞれの種類について、以下で詳しく解説します。

1.ドブネズミ

ドブネズミは、体長22cm〜26cmほどのネズミです。

住宅だけではなく繁華街や下水道などの汚れた場所にも生息することがあり、一般的にも病原菌を持っている可能性のあるネズミとして認識されています。

ドブネズミの寿命は3年ほどですが、繁殖能力が非常に高く、生後90日ごろから繁殖活動を始めると、年に5回〜6回ほどの頻度で、1頭で9匹ほどの子どもを出産します。

また、10月〜3月といった寒い時期に発生しやすく、もっとも発生しやすいのが1月〜2月です。

2.クマネズミ

クマネズミは体長17cm〜21cmほどのネズミです。

大きな目と耳が特徴的な可愛らしい見た目をしたネズミですが、柔らかい壁であれば簡単に穴を開けて住宅に侵入することや、建物の中に巣を作るなどの習性から害獣として認識されています。

また、非常に警戒心が強いことから人間が近づくと身を隠してしまい見つからないケースも多いため、フンや足跡などの「ラットサイン」から特定することが必要です。

3.ハツカネズミ

ハツカネズミは、体長7cm〜9cmの小型のネズミです。

ハツカネズミは繁殖力が高く、生後2ヶ月後から妊娠活動を開始し、妊娠期間20日間で5匹〜6匹の子どもを産みます。

また、体が白くて目が赤いというイメージの強いネズミですが、野生のハツカネズミは黒い目と茶色い毛となっているため、見た目では判断しにくいという特徴もあります。

ねずみが住宅に侵入して想定される被害

ねずみが住宅に侵入して想定される被害は以下の通りです。

  • イエダニやノミが室内に侵入してしまう
  • 病原菌を媒介する
  • 食料が食べられてしまう
  • 家財が壊されてしまう

それぞれの被害について、以下で詳しく解説します。

1.イエダニやノミが室内に侵入してしまう

ネズミの体にはイエダニやノミが住み着いていることが多いですが、ねずみが死亡してしまうとイエダニやノミが血を吸う対象いなくなってしまうため、人間の血を吸ってしまうことがあります。

イエダニやノミに血を吸われてしまうと皮膚炎などが発生する恐れがあります。

また、室内でペットを飼っている場合、ペットに住み着いてしまうこともあるので注意しましょう。

2.病原菌を媒介する

ネズミはサルモネラ症、レプトスピラ症(ワイル病)、ツツガムシ病、鼠咬症(そこうしょう)などの病原菌をたくさん媒介しているため、住宅に侵入してしまうことで、さまざまなトラブルが発生する原因になってしまいます。

3.食料が食べられてしまう

ネズミはエサを求めて住宅に侵入することも多いため、パンや米、肉など、食料が食べられてしまう被害に遭ってしまいます。

4.家財が壊されてしまう

ネズミは歯を削るためにものをかじる習性があるため、柱や壁、電源コード、ガスホースなど、かじれるものはなんでもかじってしまいます。

また、ネズミは住宅に侵入するためにも壁をかじることがあるため、壁に穴が空いてしまう恐れもあります。

ネズミ対策で雨戸の戸袋を塞ぐときの注意点

ネズミ対策で雨戸の戸袋を塞ぐときの注意点は以下の通りです。

  • ネズミの種類を特定する
  • ネズミが住み着いている原因を調査する
  • ネズミ用トラップが効果のない種類もいる

それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。

1.ネズミの種類を特定する

まずはどのようなネズミが住宅の近くに潜んでいるかを確認することが重要です。

先ほどもお伝えしたとおり、住宅に侵入してきてしまうネズミの種類はドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種類ですが、臆病な性格のネズミも多いため、目視では種類を特定できないこともあります。

そのような場合は、ラットサインと呼ばれるねずみの痕跡を頼りにして種類を特定する必要があります。

ラットサインの中でもフンは見分けるポイントとしては優秀で、ドブネズミのフンは”1cm〜1.5cmほどで太く先端が尖っている”、クマネズミのフンは”1cmほどで細長く、動きながら排泄するためバラバラに散らばっていることが多い”、ハツカネズミのフンは”0.5cmほどで両端が尖っている”という特徴がそれぞれにはあります。

ネズミの種類を特定することで、侵入経路や住処、必要な対策が異なるため、まずは種類を特定するところから始めましょう。

2.ネズミが住み着いている原因を調査する

住宅にネズミが侵入してくる原因となるのは、大きく「餌場」もしくは「巣作り」の2つとなり、両方を目的にしている場合もあります。

ネズミが住宅に住み着いている原因を明確にすることで、対処法も明確になるため、原因を調査することが大切です。

ネズミは巣材になんでも使用するため、ビニール袋やダンボール、新聞紙、服、断熱材、布団などが食いちぎられている形跡がある場合、巣材として使用されている可能性が高いです。

3.ネズミ用トラップが効果のない種類もいる

ネズミによる住宅被害は後を絶たないことから、さまざまなネズミ対策グッズが販売されていますが、ネズミの種類によっては効果がないトラップも存在します。

たとえば、ネズミトラップとして定番の「粘着シート」ですが、比較的小型のクマネズミやハツカネズミには効果的ですが、下水道などを好みサイズの大きいドブネズミには効果がないこともあります。

また、ネズミ用の毒エサを置いたとしても、毒エサに耐性を持っている”スーパーラット”である可能性もあるため、効果がないこともあります。

このように、ネズミの種類によって効果のないトラップも存在しますが、雨戸の戸袋を塞いでしまうなど、物理的に侵入できないようにすれば、どんなネズミにも効果があります。

まとめ

本記事では、雨戸の戸袋がネズミの侵入経路になるのか、塞ぐときの注意点、家に侵入する可能性のあるネズミの種類などについて詳しく解説しました。

おさらいすると、住宅に被害を及ぼす可能性のあるネズミはドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種類で、それぞれに違った特徴があるため、見た目以外にもフンの形などで見分けることができます。

また、ネズミは繁殖力がとても強いため、ネズミの気配を感じたらすぐに対象することや、ネズミが入ってきそうなところを塞いでしまうという対策が必要となります。

その対策の一環として、雨戸の戸袋を塞ぐということは非常に効果的な対策となるため、ぜひ本記事を参考にして、対策してみてください。

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