【修理業者が解説】ドア丁番の直し方には3つの方法がある!

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ドア丁番に故障が生じてしまい修理する時に考えられる方法として大きく3つ、その方法があります。もっともドアの交換や、ドア枠を削ったりドア丁番以外の修理は除いてカウントしています。丁番の修理で無理な時は別の方法を考える事になりますが、まずはドア丁番だけで修理が出来ないか検討する事も大切です。順を追ってみて行きましょう。

熊本市東区のドア修理は窓店(マドミセ)にお任せ下さい。ドアノブ修理交換、ドアクローザ調整交換、丁番修理交換、ドア研磨、ドア塗装や玄関ドア交換、勝手口ドア修理交換、窓リフォーム、浴室ドア交換、ガラス交換、網戸作製、アクリル板交換、内窓取付、雨戸修理交換、窓シャッター取付など対応しています。

ドア丁番が原因の不具合症状とは?

ドア丁番の直し方3つ(ドア不具合の症状)

まずは、ドア丁番が原因となる故障状況を確認する事から解説します。そのそも丁番が原因ではないのに丁番をいじるのは意味がありません。

「アッ!この症状は丁番を修理すれば解決する症状だな」と明確にわかる事は極めて重要です。

ドア本体がドア枠に当たってスムーズにドアの開閉が出来ない

丁番の故障による最もポピュラーな不具合症状はドアがドア枠に当たると言うトラブルです。ドアとドア枠には3ミリ程度の隙間が開いていますが、丁番が傾いたり開いたりする事でこの僅かな隙間が無くなりドア枠と干渉(当たる)する様になるのです。

ドアノブを持って力を入れながら引っ張らないとドア枠に納まらない、鍵を掛ける事が出来ない状態をいいます。

ドアの開閉時にドアが”ガクン”と傾く

ドアの開閉する時にドア枠には当たりさえしていないがドアの動きが”ガクン”と下がった様に感じる、または実際に下がっており動きがスムーズではない。

この様な症状はドア丁番が壊れかかっている事が殆どです。通常はない”遊び””変形”が発生している状態です。

ドアの開閉時に異音がする

ドア開閉の時に異音が発生する事があります。仮にドアクローザが取付けされているドアの場合はドアクローザからの異音と言う疑いも考えられますがドアクローザがないドアの場合は、ほぼ間違いなく丁番からの異音となります。

ギー、キー、バキバキ、などの音がする様になった場合、潤滑スプレーなどで一時的に緩和する事は出来ますが、潤滑スプレーを噴霧しても症状が改善されない場合は本格的な修理を行う必要があります。

【3つの方法】ドア丁番の直し方

上記で解説した代表的なドア丁番の故障症状を確認した上でその直し方3つについて詳しく見て行きたいと思います。

(その1)丁番起こしでの修理

丁番起こしで丁番を直す

丁番起こしという器具を使用してドア丁番を変形させて直す方法があります。変形と言っても、元の正常な形から経年劣化で変形してしまった丁番を元に近い状態に変形させる事が目的です。鋼製の丁番起こし機具の取り扱いについて下記の注意点のもと使用すれば効果を発揮する事が出来ます。

使用出来るドア】基本的にスチールドアで丁番回りがコンクリートである事が望ましいです。スチール製の丁番に対し無理に力を加えて曲げる様に変形させます。丁番の差さえ部分がアルミや木製の場合、丁番を変形させる力に負けてしまい土台部分が破損してしまう危険性があるからです。

使用出来ない丁番】室内で使用している様な樹脂製の丁番や調整丁番での使用は丁番そのものを壊してしまう恐れがありますので使用を控えましょう。

丁番起こしの使用方法

丁番起こしは柄の両端に円形の穴があいています。ドアを閉めた状態でその穴部分に丁番を挿し込みテコの原理で丁番を起こして行きます。ドアの枠にドア本体が当たっている状態であれば、ドアの戸先(ドアノブ方向)と逆側に丁番を曲げる様に力をかけるとドアが吊元側(戸先から見て丁番側)に起こされますのでドア枠への干渉を修理出来ると言う事です。

丁番起こしはDIYで使用できる?

丁番起こしはネットで簡単に購入出来ます。”丁番おこし”で検索してみて下さい。沢山のECサイトで販売されています。価格は6~7千円程度が相場です。丁番起こしで修理ができそうな時は器具を購入してDIY修理も可能です。使用方法など不安な方は業者依頼すれば丁番起こしの値段プラスアルファで修理をして頂ける可能性は高いと思われます。

(その2)調整丁番による修理

調整丁番(3D丁番)

室内の建具丁番だと丁番起こしで修理する事はお勧めしません。特に取付け部分が木製の場合は割れてしまう可能性が高いからです。

室内のドア丁番は調整丁番と言われる丁番が使用されている事があります。特に最近の新しい住宅、アパートに採用される事が多くなっています。この調整丁番は使用年数が永くなると狂いが生じてドアが倒れたり傾いたりする不具合を発生させます。丁番本体にあるネジを回すとドアが動き狂いを修正出来ると言う構造です。

調整丁番の取り扱いは簡単?

調整丁番はプラスドライバー1つでドアの傾き倒れを修正できるので素人の方でもドアの不具合を直す事が可能です。

ただ、一方で調整が上手く行かずに当社にご相談頂く事も多い設備の1つです。丁番に操作方法が書かれているので自分でやってみたらドツボにハマって余計に悪るくなる事や、調整ネジの頭を潰してしまい、どうしようもなくなった。と仰る方もいらっしゃいます。

調整丁番を操作するポイントは極少しずつネジを回す事です。一気に回すと調整が上手く行かなくなる事が多い様です。またネジ山が潰れたと仰る方も多いので無理に回さない様にしましょう。

取り扱いはデリケートで決して簡単とは言えません。

調整丁番の修理費用

調整丁番の調整のみだと

8,000~15,000円程度が相場となります。状態や難易度により料金が変わります。

(その3)丁番交換による修理

最後、3つめの方法としては丁番の交換です。新しい丁番に取替える事により大部分は修理が完了します。玄関丁番、勝手口丁番、室内ドア丁番、丁番はドアごとに取り付けられていますが、純正の新しい丁番に取替えればトラブル完了は間違いなし?

純正の丁番はどの様に調べる?

築年数が10年未満であれば各種丁番も比較的入手が簡単ですが、例えば20年30年経過したドア丁番は簡単に入手できるでしょうか?

出来ない事も多々あります。この様な時どうすれば良いかについても解説しておきます。

1.形状から探す。

形状から金物屋さんやネットで探す事になります。すぐにわかる様なポピュラーなタイプであれば良いのですが丁番によっては中々探し出せない事もあり時間がかかる作業です。

2.メーカーから特定する

サッシメーカーや建具メーカーからその年代に使用されていた丁番を探し出す事になります。メーカーと年代がわかれば意外にスムーズに見つかる事もあります。

3.代用品で修理する

どうしても純正丁番が見つからない時は代用品を加工して取替工事を行う事になります。この場合も少々リスクを伴う(加工しても上手く合わない事があるため)作業になりますがドア交換をするよりも安く済みますので検討の余地はあります。

丁番の交換費用

丁番交換の費用についてです。

通常の丁番交換は、12,000円~20,000円

調整丁番の交換は、18,000円~30,000円

純正品がない場合(加工丁番交換)は、25,000円~40,000円

参考にどうぞ。

まとめ

本日は丁番の直し方について3つの方法をお伝えしました。もちろん丁番を修理または交換するだけでは症状が解決出来ない事もあります。その不具合は丁番が原因なのかを確認し、丁番が原因だと判明すれば本記事の直し方で80%以上は修理出来ると思います。あとは自分で修理ができるのか、業者に依頼するのかご判断頂ければと思います。


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