ノンレールサッシとは?メリット・デメリット、費用相場を解説

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ノンレールサッシについて、このような疑問はありませんか?

「そもそもノンレールサッシとは?」

「ノンレールサッシのメリット・デメリットを知りたい」

「ノンレールサッシを設置するときの費用相場は?」

普段生活していてサッシの種類を見ることは少ないと思いますが、意外と身近でもノンレールサッシは使用されており、知らず知らずのうちにメリットを実感している方も多いはずです。

とはいえ、ノンレールサッシを自宅に導入するとき、しっかりとメリット・デメリットを抑えたいですよね。

そこで本記事では、ノンレールサッシの概要やメリット・デメリット、設置時の費用相場について詳しく解説します。

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ノンレールサッシとは?

ノンレールサッシとは、床とフラットになるように設置されるレールを指します。

一般的なレールサッシはレール部分と床がフラットになっていないため段差のようになってしまいますが、ノンレールサッシでは段差が生じることはありません。

このような特徴があるため、バリアフリーの観点から注目を集めており、病院や介護施設でも一般的に使用されています。

ノンレールサッシのメリット

ノンレールサッシのメリットは以下の通りです。

  • バリアフリーな設計ができる
  • 開口部の幅を広くしやすい
  • 掃除がしやすい
  • インテリアの邪魔をしにくい

それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。

1.バリアフリーな設計ができる

ノンレールサッシは段差がないため、車いすの方や高齢者の方でもスムーズに通ることができます。

段差のあるサッシの場合、車いすが通るためには車輪を上げて通る必要がありますし、高齢者が通る場合はつまずいてしまったり、杖が引っかかってしまうこともあります。

そのため、サッシを越えるためには細心の注意が必要となりますが、ノンレールサッシであればトラブルが起きにくくなります。

このような理由から病院や介護施設では一般的にノンレールサッシが使用されているのです。

2.開口部の幅を広くしやすい

一般的なサッシは車椅子が通るためのスペースがやや確保しにくい場合もありますが、ノンレールサッシは開口部のスペースを確保しやすいという特徴があります。

なかでも窓ガラスを3枚設置するタイプを採用することで、車いすでも問題なく通ることのできるスペースを確保することができるのです。

車いすがギリギリ通れるスペースだけの開口部となる窓サッシを設置すると、車いすがぶつかってしまい窓ガラスが傷付いたり、転倒するリスクもあるため、開口部は余裕を持っておくことが大切となります。

3.掃除がしやすい

ノンレールサッシは床とフラットになっているため掃除が非常にしやすいという特徴があります。

一般的なサッシレールの場合、サッシの段差に詰まったホコリやゴミなどがなかなか取れないことや、室内から掃き出して掃除しにくいというデメリットがありますが、ノンレールサッシであればこのような問題が生じることなく掃除することができます。

とはいえ、ノンレールサッシにも凹凸は存在するため、しっかりとレール部分を掃除しないとゴミが溜まってしまったり、カビが生える原因にもなるため注意しましょう。

4.インテリアの邪魔をしにくい

ノンレールサッシは一般的なサッシレールに比べると存在感が無いため、インテリアの邪魔をせずに開放感のある空間を作ることができます。

インテリアにこだわる場合、どうしてもおしゃれにしにくいサッシレールはインテリアの邪魔になってしまうと感じる方はノンレールサッシを検討するといいでしょう。

ノンレールサッシのデメリット

ノンレールサッシのデメリットは以下の通りです。

  • サッシ全体を交換する必要がある
  • 一般的なサッシレールよりコストがかかる
  • 種類が限られることがある

それぞれのデメリットについて、以下で詳しく解説します。

1.サッシ全体を交換する必要がある

既存のサッシレールをノンレールサッシに交換する場合、下部分だけではなく、サッシ全体を交換する必要があります。

そのため、小規模での工事では行えない場合もあり、リフォームなどと合わせて行うことが一般的です。

2.一般的なサッシレールよりコストがかかる

ノンレールサッシは一般的なサッシよりもコストがかかることが多いです。

費用については後ほど詳しく解説しますが、一般的な窓サッシを設置する費用は5万円〜となりますが、ノンレールサッシは10万円前後かかる場合が多くなります。

とはいえ、ノンレールサッシの種類によってはコストを抑えることもできますので、予算に合わせたサッシを選ぶことが大切です。

3.種類が限られることがある

ノンレールサッシは一般的なサッシに比べると種類が限られるため、希望のブランドや価格帯のサッシがないこともあります。

とはいえ、LIXILや三協アルミ、YKK APといった大手サッシメーカーにはノンレールサッシの取り扱いがあるため、困ることは少ないでしょう。

また、リフォーム業者などによってはノンレールサッシを取り扱っていないこともありますので、普段から付き合いのある業者がある場合は事前に確認しておくといいでしょう。

ノンレールサッシの設置費用相場

ノンレールサッシを設置するときの費用相場は、一枚あたり10万円〜20万円ほどです。

ノンレールサッシ本体の価格によっても費用は異なりますが、本体価格は3万円〜15万円ほどとなり、さらに設置費用が上乗せされる形となります。

設置費用は業者によっても異なりますので、ノンレールサッシを設置するときの費用を計算する場合は必ず設置費用を含めた見積もりをもらうようにしましょう。

まとめ

本記事では、ノンレールサッシの概要やメリット・デメリット、設置時の費用相場について詳しく解説しました。

ノンレールサッシのメリット・デメリットを以下の表にまとめましたので、改めてチェックしてみてください。

メリットデメリット
バリアフリーな設計ができる開口部の幅を広くしやすい掃除がしやすいインテリアの邪魔をしにくい  サッシ全体を交換する必要がある一般的なサッシレールよりコストがかかる種類が限られることがある

ノンレールサッシはバリアフリーに優れているため、病院や介護施設などで利用されることも多いですが、高齢者や子どもが安全に通れるということや掃除がしやすいというメリットから一般住宅でも使用されることが増えています。

一般的なサッシレールに比べるとややコストがかかるというデメリットがありますが、中長期的に考えるとノンレールサッシを導入するメリットは大きいと言えるでしょう。

ぜひ本記事を参考にして、後悔ないようにノンレールサッシを取り入れてみてください。

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