「採光を取り入れたいけれど、家のなかが丸見えになるのは嫌」
「日中でもカーテンを閉めずに、採光を取り入れたい」
といった要望を叶えたい方は「ガラスブロック」がおすすめです。
ガラスブロックはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、目隠しをしながら採光を取り入れられるうえに、インテリアにもなる建築部材です。
そこで今回は、ガラスブロックとは何か、メリット・デメリットなどを解説します。採用するときのポイントについても解説しますので、リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
熊本市東区ガラス屋です。ガラス修理・交換は窓店(マドミセ)にお任せ下さい。年中無休でご対応しています。
ガラスブロックとは?
ガラスブロックとは、名前の通りガラスを四角いブロック状にしたものを指します。ガラスの性質を生かして、採光を取り入れたり、遮音効果があったり、目隠しになったりとさまざまな目的で利用できます。
分厚い2つの箱型のガラスを高温で溶着してできており、中は空洞になっています。ひとえにガラスブロックといってもさまざまなデザイン・カラーがあり、インテリアにもなるのが魅力です。
ガラスブロックのメリット

ガラスブロックはガラスの性質を生かせるので、さまざまなメリットが得られます。
採光を取り入れやすい
ガラスブロックは透明なガラスの性質を生かし、採光を取り入れられるのがメリットの一つです。
一般的な窓サッシの代わりにガラスブロックを使うこともできます。なお、ガラスブロックにはさまざまなデザイン・カラーがあるので、使い方次第で部屋の印象を変えられるのもポイントです。
目隠し効果がある
ガラスブロックは加工の仕方によって不透明性を持たせたものもあるため、目隠しのために使用できます。
たとえば、お風呂の壁面に利用したり、トイレに採光を取り入れるための窓として設置したりすることも可能です。また、大通りに面している住まいだと日中はカーテンを閉めっぱなしにしがちですが、ガラスブロックならカーテンを閉めなくても目隠しが可能です。
断熱性・防音性がある
開口部が多い家は断熱性や気密性が下がってしまう印象がありますが、ガラスブロックなら高い断熱性・防音性を実現できるのもメリットでしょう。
ガラスブロックは2つの箱型のガラスを溶着しており、中心部に空洞ができる構造となっています。空洞部分はほぼ真空状態となるたた、一般的はガラスや壁よりも音や熱が伝わりにくく、断熱性・防音性を維持できるのです。
オリジナリティのある空間になる
ガラスブロックが加工しやすいため、さまざまなデザイン・カラーがあります。
インテリアとして取り入れるとオリジナリティのある空間になり、一般的な住宅とは異なる印象になります。せっかくリフォームするならインテリアにこだわりたいという方にピッタリだといえるでしょう。
ガラスブロックのデメリット

建築部材としてさまざまなメリットがあるガラスブロックですが、一方でデメリットもあります。
ここでは、ガラスブロックのデメリットについてみていきましょう。
重量が重い
ガラスブロックのデメリットはブロックが量が重いことです。
一つひとつが重いため、複数組み合わせて使うとかなりの重量になります。たとえば、壁の一部として採用する場合、壁に強度を持たせる必要があるので厚みのある壁を選ばなければなりません。
もし大きな地震が発生して崩れることがあれば、重量があるのでかなりの危険が伴うことも懸念点でしょう。
費用が高額になりやすい
ガラスブロックは1個あたり500~3,000円程度かかるうえに、先に解説したとおり強度のある壁が必要になるため、材料費が高額になりがちです。
また、材料費以外にも7万円前後の施工費がプラスされるほか、防水工事なども行う必要があるため予想以上に高額になる可能性があります。
ガラスブロックを採用するときのポイント

ガラスブロックを取り入れる際、設置してから「イメージと違った……」と後悔することのないよう、ポイントを押さえて採用することが大切です。
最後に、ガラスブロックを使うときのポイントを見ていきましょう。
複数つなげて設置するのか、単体で設置するのかを選ぶ
ガラスブロックは複数を組み合わせて一つの窓のように使う方法と、単体~数個で設置してインテリアのように使う方法の2パターンに大別できます。
複数つなげて大きな面積にするとモダンでナチュラルな印象になりやすく、反対に単体~数個で使う場合はかわいいテイストの印象になります。
モダンな印象の部屋に単体のガラスブロックを設置すると、イメージが合わずに部屋の統一感が失われます。そのため、どのようなイメージの部屋にしたいのかに合わせて、ガラスブロックの数を決めることが大切です。
目指したい空間をイメージする
ガラスブロックは数だけでなく、デザインやカラーによってももたらす印象が変わります。
たとえば、黄色やオレンジなどカラーの入ったガラスブロックを使うと柔らかい雰囲気になるのに対し、透明だけを使うとクールな印象になります。また、あえて異なる大きさ・デザインのガラスブロックを組み合わせて。オリジナリティのある空間を目指すことも可能です。
このように、数だけでなく、配置やデザイン、色、組み合わせによって多種多様な空間デザインが可能であるため、どのような空間をイメージしているのか明確にしておくようにしましょう。
設置場所を決める
配置場所によってガラスブロックに求められる性能が変わるのもポイントです。
たとえば、家の中の壁や扉にガラスブロックを設置するなら、断熱性や防火性はほとんど必要ありません。一方、家の外壁に使用する場合、防火性や断熱性などが重要なポイントになるでしょう。
ガラスブロックに求める性能が高くなるほど、一つひとつの単価もアップしていくため、予算に合わせて設置場所と性能を検討していくことが大切です。
まとめ
今回はガラスブロックとは何か、メリット・デメリットなどを解説しました。
ガラスブロックはガラスという材質を生かし、採光を取り入れつつ目隠し効果をもたらしたり、オリジナリティのある空間にしたりできる一方、施工費用や重量がネックになりがちです。
しかし、ポイントを押さえて予算や空間に合うガラスブロックを採用することで、理想的な住まいになるでしょう。
ぜひ今回の記事を参考に、ガラスブロックを取り入れたリフォームを検討してみてください。

>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。