雨戸について、このような悩みはありませんか?
「そもそも雨戸の役割は?」
「雨戸を後付けできないことはある?」
「雨戸の代わりになるものは?」
台風対策や室内を快適な温度に保つためなど、雨戸にはさまざまな機能がありますが、雨戸が設置されていない住宅も増えています。
しかし、雨戸は重要な役割を担っているため、後付けしたい、雨戸と同様の機能を窓ガラスに持たせたいと考えている方は多いでしょう。
実は、雨戸がなくても雨戸と同じような機能を付け加えることは可能ですが、状況によって適切な対処は異なるため、雨戸に変わるものをいくつか知っておくと安心です。
本記事では、雨戸の役割や後付けできないケース、雨戸の代わりになるものについて詳しく紹介します。
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雨戸の役割
雨戸の役割は以下の通りです。
- 台風の被害から守ってくれるから
- 空き巣や火災の被害から守ってくれるから
- 断熱性能が高くなるから
- 防音性が高くなるから
それぞれの役割について、以下で詳しく解説します。
1.台風から窓ガラスを守ってくれる
雨戸は台風による強風や飛来物などの衝撃から窓ガラスを守ってくれる役割があります。
日本では毎年のように台風が上陸するほど台風の多い地域ですので、台風対策をしていて損はありません。
台風の規模によっては強化ガラスであっても割れてしまうほどの大きな飛来物が飛んでくる可能性もありますが、雨戸であれば防げる可能性が高いです。
台風の多い日本だからこそ、万が一のときに雨戸は役立ちます。
2.空き巣や火災の被害から守ってくれる
雨戸は防犯対策の面でも活躍します。
窓ガラスだけでは住宅の中が見えてしまうこともありますし、簡単に破られて空き巣に入られてしまう可能性があります。
しかし、雨戸を設置していれば、雨戸を壊したとしてもさらに窓ガラスを破らないといけないため、空き巣のターゲットになる確率を下げることができるのです。
また、雨戸は遮炎性にも優れているため、火災が発生したときに火のまわりを遅くしてくれるという効果にも期待できます。
3.断熱性能が高くなる
雨戸は断熱性も高いため、冬は暖かく、夏は涼しく過ごしやすくなります。
また、気密性の高さから空調の効きも良くなりやすいため、光熱費の節約にも効果があります。
4.防音性が高くなる
雨戸による気密性の向上は、防音性の高さにも効果が期待できます。
室内の音が漏れないことや、外からの騒音の侵入を防ぐことができます。
お子さまがいるご家庭などでは子どもの声が住民トラブルになることもありますが、雨戸があれば防ぐことができるでしょう。
雨戸を後付けできない場合もある
雨戸が付いていない住宅も多くなっており、後付けしたいと考えている方も多いですが、実は住宅の状況によっては雨戸を後付けできないこともあるのです。
雨戸の後付けができない主なケースは下記の3つです。
- 設置場所付近のスペースが確保できない
- 寸法が合う雨戸がない
- 窓の周りにレールが設置できない
それぞれのケースについて詳しく解説していきます。
1.設置場所付近のスペースが確保できない
雨戸を後付けする場合、雨戸を設置する奥行きや戸袋を設置するスペースが必要となります。
そのため、雨戸を設置したい部分に十分なスペースがないと、後付けすることができないのです。
なかでも、窓周辺に排気口が設置してある場合、戸袋が設置できないケースも多いため注意が必要です。
2.寸法が合う雨戸がない
一般的にメーカーが販売している雨戸には、それぞれ決まった寸法が定められているため、雨戸を後付けする場所に合う寸法の雨戸がない場合は後付けすることができません。
オーダーメイドの雨戸であれば設置することはできますが、個別に寸法を図ってもらう手間やオーダーメイドしてもらうコストがかかってしまうため、既存の寸法にあう雨戸がない場合は慎重に検討する必要があるでしょう。
また、寸法通りではなくても微調整してくれる業者であれば設置することはできますが、業者によっては寸法通りでないと引き受けてくれない場合もあります。
3.窓の周りにレールが設置できない
雨戸を設置するためには、窓の上下にレールを設置する必要があるため、レールを設置するスペースが確保できるかどうかも大切です。
一般的な窓の形であればレールを問題なく設置することはできますが、特殊な形をした窓の場合はレールが設置できないこともあります。
雨戸の代わりになるもの
雨戸の代わりになるものは以下の通りです。
- 飛散フィルムを窓ガラスに貼る
- 窓ガラスを強化ガラスにリフォームする
- ダンボールと養生テープを設置する
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
1.飛散フィルムを窓ガラスに貼る
飛散フィルムを窓ガラスに貼ることで、万が一窓ガラスが割れてしまっても飛び散ることを防ぐ効果があります。
飛散フィルムは安価で売られていますし、DIYでも簡単に貼り付けることができますが、窓ガラスがわれることを防ぐ効果はないため、応急対処として活用するようにしましょう。
2.窓ガラスを強化ガラスにリフォームする
強化ガラスは一般的なフロートガラスの3倍〜4倍ほどの強度を誇ると言われているため、強化ガラスにリフォームすることで衝撃に強くなります。
また、風圧強度についてもフロートガラスの3.5倍〜4倍ほどの強度を持っているため、台風の強風にも耐えることができます。
さらに、強化ガラスが割れたとき、鋭利な破片が残るのではなく粉々に砕け散ってくれるため、ガラスで手を切ってしまうなどの二次被害を防ぐことも可能です。
このように、強化ガラスは強度のみならず、二次被害を防ぐという点でもメリットがあります。
3.ダンボールと養生テープを設置する
ダンボールと養生テープで窓ガラスを補強することで、強風や飛来物からの衝撃を緩和する効果が期待できます。
ただし、飛散防止テープよりも補強としては弱く高い効果は期待できないため、”何も対策をしないよりは安心”程度の気持ちでいるといいでしょう。
基本的にはダンボールと養生テープではなく、飛散防止テープや強化ガラスなどで対策をするほうが安心です。
もし急に台風が進路を変えたときや、台風の対策が何もできなかったときはダンボールと養生テープを活用しましょう。
まとめ
本記事では、雨戸の役割や後付けできないケース、雨戸の代わりになるものについて詳しく紹介しました。
雨戸の代わりになるものはいくつかありますが、可能であれば雨戸を後付けする、もしくは強化ガラスにリフォームすると安心です。
飛散防止シートやダンボールも効果がないわけではありませんが、あくまで応急処置となってしまうため、雨戸や強化ガラスに比べると不安要素が多くなってしまいます。
ぜひ本記事を参考にして雨戸に変わるものをチェックしてみてください。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。