換気について、このような悩みはありませんか?
「窓を開けっぱなしにして換気するのは問題ない?」
「窓を開けて効果的に換気するコツを知りたい」
「窓を開けて換気する時の注意点を知りたい」
何気なく窓を開けて換気するという方も多いと思いますが、効果的な換気方法とそうでない換気方法は明確に異なるため、正しく効果的な換気方法を知っておくことが大切です。
間違った方法で換気してしまうと、ほとんど換気できなかったり、換気をしたのに室内が快適にならないなどのトラブルが発生してしまうことがあります。
なんとなく対角線上の窓を開けておけばしっかりと換気できるというイメージを持っている方も多いと思いますが、それだけではありませんので要チェックです。
本記事では、窓を開けっぱなしにして換気するのに最適な時間やコツ、注意点などについて詳しく解説します。
玉名市のサッシ屋、窓店(マドミセ)です。窓サッシやドアサッシなどサッシ関連の修理・交換はお任せ下さい!見積り無料です!
窓を開けっぱなしにして換気するのはいいのか?悪いのか?
結論から申し上げますと、室内を換気するとき、開けっぱなしにするのはデメリットが多いため、長時間開けっぱなしにする必要はありません。
正しく換気すれば1回5分〜10分程度の換気でも十分に室内の空気を換気することができます。
また、開けっぱなしにしたまま換気するといくつかのデメリットがありますので、基本的には開けっぱなしにして換気することは避けるべきです。
換気するときに窓を開ける最適な時間は?
換気するときに窓を開ける最適な時間は、1回5分〜10分程度です。
感染症が流行していたときに政府が発表した「最適な換気方法」としては、”対角線上の2つの窓を1時間に2回以上、1回数分程度”とされていましたが、一般的な換気であればこれほど高頻度で行う必要がないため、1日に数回程度で問題ありません。
基本的には長時間換気しても問題はありませんが、長時間の換気よりもこまめに換気するほうが換気しやすいということを覚えておくといいでしょう。
(参照:首相官邸ホームページ:https://www.kantei.go.jp/jp/content/000062771.pdf)
効果的に窓を開けて換気する方法・コツ
効果的に窓を開けて換気する方法・コツは以下の通りです。
- 対角線上の窓を開ける
- 窓は全開にしない
- 雨の日でも換気を行う
- 換気扇は24時間つけておくと効果的
それぞれの方法・コツについて、以下で詳しく解説します。
1.対角線上の窓を開ける
室内を換気する場合、1箇所の窓を開けるのではなく、対角線上の2箇所の窓を開けると効果的だと言われています。
対角線上の窓を2つ開けることで、室内に空気の流れができるため、効果的に換気することができるのです。
そのため、近い窓を2つ開けたとしても小さい範囲でしか空気の流れができないため、対角線上の窓を選ぶときはできるだけ離れた窓を2つ開けるようにしましょう。
また、賃貸などで窓が1つしかない、対角線上に窓がない場合は、扇風機やキュレーターなどで室内から窓に向けて風の流れを作ることで、効果的に換気することができます。
2.窓は全開にしない
窓を全開にして換気した方が効果的だというイメージを持ちがちですが、実は換気のときは窓を全開にしないほうが換気効率をあげることができるのです。
といってもすべての窓を全開にしないのではなく、厳密には空気の入口となる窓は全開にせず、出口となる窓は全開にすると効果的になります。
というのも、空気は狭いところから広いところに移動するときに勢いを増すという特徴があるため、空気の入り口を狭くすることで室内に入ってくる空気の勢いが強くなり、短時間でも効果的な換気をすることができるのです。
もちろん、すべての窓を全開にしたからといって換気ができないことはありませんので、より効果的に換気をしたい場合は入り口を狭くしてみるといいでしょう。
3.雨の日でも換気を行う
雨の日は換気しにくいですが、気密性の高い現代の住宅においては雨の日でも換気した方がいい室内に湿気が溜まりにくいため、雨の状況を見ながら換気にすることがおすすめです。
室内に湿気が溜まってしまうとカビやダニの発生しやすい環境下となりますし、イヤな臭いが発生する原因にもなります。
そのため、雨の日でも寒気は必要だと言われているのです。
とはいえ、雨量や風の向きなどによっては室内に雨が入ってきてしまう場合もありますので、その場合は無理せずに換気を諦めることも大切です。
4.換気扇は24時間つけておくと効果的
建築基準法に基づいてすべての住宅に「24時間換気システム」を導入することが義務化されているため、お風呂場やトイレなどに設置されていることも多い「24時間換気システム」ですが、その名の通り24時間稼働することが大切です。
「24時間換気システム」は室内の換気を行うことでシックハウス症候群を防ぐために設置が義務化され、室内の換気には欠かせません。
電気代がかかるということで外出中などは切ってしまう方も多いですが、基本的にはつけっぱなしにしておくことがおすすめです。
窓を開けて換気するときの注意点
窓を開けて換気するときの注意点は以下の通りです。
- 冬の換気は湿度に気をつけて行う
- 外出時に換気を行わない
それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。
1.冬の換気は湿度に気をつけて行う
冬の寒気は室内に湿気が残らないようにすることが大切です。
湿度の高い時間に換気を行ってしまうと、室内に湿気を取り込んでしまうため、結露が発生しやすくなってしまいます。
そのため、湿度が低い乾いた空気のときに換気するようにしましょう。
2.外出時に換気を行わない
夏や冬など、空調を効かせないと快適に過ごせないような時期は、お買い物のようなちょっとした外出中に換気をするという方も多いですが、防犯対策上やめておくべきです。
昼間であっても外出中に窓が空いている住宅は空き巣に狙われやすくなってしまいますし、そのときは空き巣にはいられなくても、防犯意識の低い住宅だと判断されてしまいます。
空調を効かせた状態でも効果的に換気することは可能ですので、外出中の寒気は避けましょう。
まとめ
本記事では、窓を開けっぱなしにして換気するのに最適な時間やコツ、注意点などについて詳しく解説しました。
お伝えした通り、窓を開けっぱなしにして換気することは悪いことではありませんが、短時間かつ空気の入り口となる窓は小さく開けることで効果的な換気をすることができます。
もちろん、窓を開けっぱなしにしても十分な換気をすることはできますが、より効果的な換気をしたい場合や、室内が広くてなかなか換気できないと困っている方は効果的な換気をしてみるといいでしょう。
ぜひ本記事を参考にして、室内の換気を行ってみてください。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。