熊本市でフロアヒンジの交換工事を行いました。お店のドアが勢いよく閉まる様になったという事で現地調査から対応させて頂きました。
賃貸のテナントという事もあり、オーナーさんにも別途相談されていたらしく、オーナー様より業者の見積もりを2社分とって下さい。修理代金は自分が支払います。とご指示があった様です。当社が訪問する前に既に他の業者さんが見積りを出されていおり、見積り金額が気にはなりましたが、そこは聞いてはダメかな~と思いスルー。部材の価格を調べて直ぐに見積り金額を伝えると「わっ結構違うんですね~」と驚かれていました。本日はそんなフロアヒンジ交換を行った施工実例を紹介したいと思います。こちらの現場で行った現調方法、見積り金額(当社及び他社)、施工実例の写真を掲載しています。ご興味のある方は読み進めていって下さいね。
フロアヒンジ交換の現調方法
フロアヒンジを交換する為にはまず何より現地調査(現調)がもっとも重要です。そもそもフロアヒンジが原因でドアに不具合が発生しているのか?その点も含めて確認して行く必要があります。
フロアヒンジの現調ポイントは主に4つです。今回の現場でもフロアヒンジ交換のマニュアルに従い現調を行いました。参考までに見て行きましょう。
フロアヒンジのメーカー品番の確認
まずは、現在お客様がお困りの症状はフロアヒンジの故障によるものなのか?その点を確認します。フロアヒンジが故障すると発生する代表的な症状は下記の通りです。
・ドアが急に勢いよく閉まる様になった。
・床やドア枠と扉本体が干渉する
・ドアの動きがスムーズではなくなった
・ドアのストップ機能が効かなくなった
まずはこの内容に当てはまるかを現地で確認し、フロアヒンジのメーカーと品番を確認します。メーカー品番はフロアヒンジケースに記載されているパターンとケースの蓋を開け中のフロアヒンジ本体に記されているパターンがあります。
扉脱着に障害のある部分の確認
フロアヒンジを交換する時には一旦ドア本体を外さなければなりません。ドアのを外して適当な所に立て掛けるのですが、まず、オートロック式であるかの確認。オートロック式のドアの場合は別途コードの取り外しが必要となりますので、この点もチェックしておく必要があります。
また、テンパドアやガラスがむき出しのドア、ドアの大きさ、何人で工事を行わなければならないか。などドアを取り外す為の工程も確認します。
フロアヒンジケースの再利用可能か確認
フロアヒンジ交換を行う場合、工事費用を算出するに際し、フロアヒンジ本体のみの交換か、ケースも一緒に交換するのか、この違いは大きく費用に関わって来ます。ケースが再利用できる場合は、コスト削減の為、ケースの再利用をされる方の方が多いのでお客様のご要望もヒアリングしておきます。
フロアヒンジケースが再利用できる場合は、ケースの交換があるパターンと無いパターンで見積りを作成しお客様に選択して頂く事もあります。
トップピボットの動作確認
最後にトップピボットの動作確認を行います。トッポピボットとはフロアヒンジの丁度真上に取付られている金具です。閂としてドアにささっており、この閂(トップピボット)はマイナスドライバーで定められた部分を回す事によりドアから抜けて、ドアの取り外しが出来ます。このマイナスドライバーで回す作業を行う時に”回らない”という事がしばし起こります。この場合はトップピボットを切断して取替えを行いますので、部材の手配や見積り金額に影響を及ぼします。
従いましてこちらの部分もしっかりチェックしておく事が重要です。
フロアヒンジ工事の料金について
フロアヒンジ交換の見積もりを当社が出した時に「わっ結構違うんですね~」と驚かれた事は冒頭ご説明しましたが、そのあと思わず「え?他の業者さんおいくらぐらいでした?」と聞いてしまいました。既に当社も見積りを出しているので失礼ではないかと思い。。
すると同じ様な内容(ケースの交換なし)で11万円の見積りとなっており当社の見積り85,000円と比較すると25,000円ほど価格の差がある事が分かりました。
こちらの現場はトップピボットの切断も必要でしたので工賃や部材代で少々費用が高くなりますが当社では10万円以内で交換可能です。相見積もりという事もあり頑張らせて頂き85,000円の見積りで受注させて頂きました。
フロアヒンジ交換施工実例
見積り提出後、2日ほど期間が空きましたが、「オーナーさん支払いで工事をお願いしたいと」とご連絡がありました。「ありがとうございます!」という事で日程調整後工事開始です。
【施工前】
まずは施工前の写真です。
錆びてボロボロです。内部に水が浸透していますので痛みも早いです。回りのケーズは錆びてはいるものの膨張したり破損の程度も軽微なので塗装して再利用可能です。
内部の水を全て吸い上げて、錆を落とし塗装をし直しました。お客様とも相談しシルバー色で塗装しました。
【フロアヒンジ取付完了】
塗装も乾きましたので新しいフロアヒンジを設置しました。
【トップピボットの取替】
新しいトップピボットも取付けてドア本体を建て込みました。
フロアヒンジの細かな調整を行い作業完了です。
鍵受けと錠の位置などもピタッと同じでなければ鍵を施錠する時にドアを動かして調整しないと掛からなくなってしまします。細かな部分を本体側で調整します。
まとめ
本日は熊本市で行った店舗のフロアヒンジ交換の施工実例を掲載しました。フロアヒンジは店舗の入口ドアやビルマンションのエントランス扉、または会社や施設で使用されている事が多いです。個人宅には滅多にない設備なので馴染みのない方の方が多いと思いますが、床に埋め込めれている文字通り縁の下の力持ちで、重要なドアの設備となります。
この記事を書いた人
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。