内窓取付を行いました。DIYで内窓を取付けたい方へ、施工方法について解説します!

お役立ち記事(ブログ・施工実例)

熊本市東区で内窓取付を行った施工実績を紹介して行きたいと思います。こちらのお客様は断熱効果と結露対策を目的として内窓取付をされました。結露対策では、窓にプチプチを貼ったり、極力湿度を上げない様に冬場の加湿器使用を控えられたりされたと様なのですが結露対策の決め手にはならなかったようです。そこで、予算をかけて今回の内窓取付を決断。断熱効果が期待出るので、エアコンやヒーターの使用頻度が減らせれば、光熱費のダウン、長期的に内窓設置分の費用が少しでも賄えるなではないかと見込まれています。

本日は、内窓取付の施工写真と合わせて、DIYで内窓を取付けたい方の参考になればと、施工手順についても解説して行きます。

よろしくお願いします。

熊本市東区のガラス屋。窓ガラス修理交換、サッシ修理交換、ドア修理、内窓取付、玄関ドア交換、ドアノブ修理交換、浴室ドア(中折戸)修理交換、雨戸修理交換、後付け窓シャッター取付、フロアヒンジ調整取付、新規網戸取付(張り替え・修理)、窓とドアの事なら窓店にお任せ下さい!

DIYで内窓を取付けたい方へ施工方法について解説!

四方樹脂サッシ枠の取付け
樹脂サッシ枠の取付け

今回使用した内窓はLIXIL製のインプラスになります。そのためインプラスの取付けを前提にお話しを進めて行きますね。

まずは、梱包されているインプラスの樹脂サッシ枠を段ボールから取り出し、既存窓の前面に取付けて行きます。上記の写真は実際に施工している取付写真です。上部のインプラス樹脂サッシ枠をビスで取付けている状態です。

1、樹脂サッシ枠の取付け

左右の枠を取付けて左右どちらからでも良いです)上下の枠を取付ける(上下どちらからでも良いです)取付順序となります。右枠(左枠)→左枠(右枠)→下枠(上枠)→上枠(下枠)と取付けます。

上下枠を最初に取付けると左右枠が取付けられなくなりますのでご注意下さい。

上下枠を取付けるコツを説明します

※ここでは分かりやすく左右を断定的に伝えていますが、左右どちらから作業を行っても良いです。

左右の樹脂サッシ枠が取付けられている状態で上下枠を取付けていきます。まずは下枠から、右枠の下側に差し込む様に下枠を入れます。スポンジ部分に押し込む感じです。キチンとはまったら次は左枠の下に差し込むのですが、この時コツが必要です。

普通に納めようとしても寸法的に収まりません。その為、下枠を少し湾曲させるのです。弓なりにした状態で、左枠の下に差し込みます。すると綺麗に”スッポリ”納める事が出来ます。

上枠に関しても同様です。まずは右枠の上側に上枠を挿し込みます。次がポイント。普通に左枠には入りませんので下方向に弓なりにします。そうしながら、左枠の上側に入れ込みます。するとキチンと納まります。

はい、4方枠が取り付いた状態です。

2.建付け調整

内窓取付完了

樹脂サッシ枠が取付ば7~8割作業を終えたというイメージです。後は、完成品として手元にある障子(窓)を今取付けた樹脂サッシ枠に建て込み調整を行って行きます。

ちなみに完成品とは、窓にガラスがハマっている状態の事を言います。業者によってはノックダウンと言ってガラスと窓枠別々の部材を組み立てる場合もあります。通常は完成品で注文する事が大半ですが特別な事情がある時はバラで納品し別途組み立てる事も可能です。

樹脂サッシ枠を取付けたあとは、戸車調整、クレセント錠調整、外れ止め固定の建付け等行って行きます。詳しく見て行きましょう。

戸車の調整

窓の下には戸車と言われる部品が取付けられており、この戸車のおかげで窓はスムーズに開閉する事が出来るのです。窓取付を行った時点では特に戸車の高さ調整がされていませんので窓の下部分側面を見て見ましょう。戸車調整の穴があいており、そこにプラスドライバーを挿し込む事が出来ます。プラスドライバーで戸車調整ネジを時計回りに全開に回すと戸車の高さは一番高い状態となります。この状態で窓を閉めて戸先が綺麗に枠に収まっているか確認します。戸先と逆側を押して戸先に遊びがなければOKです。押し込める遊びがあれば左右の戸車のバランスが悪いと言う事ですので、いっぱいに上げた戸車の高さを少しずつ低くしながら遊びが無くなるまで調整します。これを全ての窓で行います。

クレセント錠の調整

窓の戸車調整が終われば次はクレセント錠のかかりを調整して行きます。クレセント錠本体の高さや奥行きを調整出来ます。また、クレセント錠の受け側も出幅調整が可能です。この調整もプラスドライバー1本で可能です。

クレセント錠本体の上下にスライド上のカバーが取付けられています。そのカバーを上下にスライドさせるとクレセント錠を固定しているネジがありますので、そのネジを少し緩めて上下奥行きを調整し受けとのかかりが最適な位置で固定します。クレセント錠のみでは上手く行かない場合は受けの出幅位置も変更するとよいでしょう。

外れ止めの固定

上部樹脂サッシ枠には窓が外れない様に意図して外れ止めが設けられています。最初の段階では窓の脱着に邪魔にならない位置にありますが、窓を設置し仕上げの段階ではその外れ止めをずらして窓の脱着に支障をきたす位置に移動します。外れ止めが邪魔をして窓が容易に外れなくなります。その結果、災害や、侵入者など予期しない状況での窓の外れ、滑落を防ぐ効果があります。

3.コーキング施工

今回の現場では仕上げに既存窓枠と内窓インプラスの窓枠の隙間にコーキングを充填しました。DIYで取付を行う場合はコーキングについてしてもしなくても良いと思います。当社がコーキングを行うケースには主に2つの効果を期待して施工します。

仕上がり

例えば樹脂サッシ枠と既存枠の間にスペーサーを入れる事があります。既存窓の額縁、開口部の左右高さにズレが生じていた際にはスペーサーで微調整を行う事になるからです。そうするとスペーサー分の隙間が出来てしまいスペーサーが見えるなど見た目が悪くなります。この様な場合はコーキングを充填して仕上げりを綺麗にします。

気密性

スペーサーで調整した場合は、必ず既存窓枠と内窓の樹脂サッシ枠との間に隙間が出来て気密性が失われます。見た目もそうですが、気密性を保持する目的でもコーキングの充当は必須となります。またスペーサーを用いてない時でもコーキングで仕上げる事で気密性向上は期待できます。

まとめ

本日は、熊本市東区で行った内窓取付の施工実績と絡めて内窓施工方法を解説致しました。窓の断熱性能を見直す事で住空間の改善につながると年々内窓の需要は多くなっている様に感じます。DIYで内窓取付けを行う事で業者に支払う工賃を節約できます。DIYに自信のある方は検討して見てはいかがでしょうか?

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