浴室の引き戸を交換した施工実例になります。今回の工事は浴室引戸の既存枠も全て取り除きサッシごと交換しました。当社では通常はカバー工事で行う事が多く、その場合は既存枠を残して既存枠の上から新規枠を取付ける施工方法になります。しかし実際の現場写真を見て頂ければわかる通り、引き戸のレール部分が腐ってかなりボロボロの状態です。そもそも木製の引き戸が取付けられていた様で回りサッシもありません。状況的にはレール部分の土台からやり直さないとダメな状況でした。在来工法の木製引戸をアルミ製引き戸に交換した工事内容となっています。
浴室引戸交換の施工写真
こちらの現場、実は空室で、オーナー様が賃貸で貸し出す為に室内のリフォームを行うべく、その一環として浴室引戸交換工事と、洗面化粧台の交換をご依頼頂きました。オーナー様の立ち合いも無く、見積りから今回の工事まで全てお任せ頂いた感じです。他に床やクロスの業者も入る様ですが当社が工事を行う時点では他業者は入っていませんでした。床やクロスの後だと傷を付けないように非常に気を使うので、オーナー様がそのあたりまで配慮下さり、先に気兼ねなく工事を出来るよう段取りを組んで頂けたのだろうと推察します。
在来工法のお風呂なのですが、浴室の出入口にあたる引き戸の部分は戸は既に撤去されており、レールも外れかかっている状態でした。既存のレールを撤去し新しいサッシ枠を取付ける準備を進めて参ります。
腐れて不要な木は剥がして土台から組み上げて行きます。
新しい浴室引戸サッシを取付けました。別角度から撮影した写真です。かなり廃材が出ている事が写真からでも分かりますね。
サッシの水切り部分を取付けて回りをある程度綺麗に掃除しました。それなりに仕上がって行っていますね。ここまでで2~3時間程度かかっています。
水回りのサッシ工事は防水処理が何より大切です。しっかり防水をしていないとそこからサッシの裏側に水が回り木を腐らせます。
コーキングを充填しサッシの継ぎ目をしっかり防水して行きます。サッシを取付ける段階でも必要な部分にはしっかり防水を行っておりますので安心です。
最後は障子を建て込み最終仕上げです。
引き戸の横に見切れて写っている洗面化粧台も設置させて頂きました。
最後は戸車の高さ調整や引き戸の動作チェック、鍵のかかり等を確認して作業完了です。洗面化粧台の設置も含めて2名で丸一日作業でした。
浴室の木製引戸からサッシ引戸に取替える費用
こちらの工事代金は104,000円(税込み114,400円)でした!
お見積内訳は
リクシル製引き戸サッシが37,500円
アクリル板部材代が4枚で18,000円
取付施工費が35,000円
追加作業人工費が15,000円
運搬諸経費が9,000円
調整値引きをさせて頂き冒頭の料金になります。木の処理などがあり取付費用と職人代が少々かさみました。
ここで1点、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、引き戸とアクリル板は別料金になっています。一般のお客様は引き戸にはアクリル板などのパネルも一緒に同封されているのでは?と思われている方もおいでですが、実際には別売りです。アクリル板でなくガラスにした方がもう少しコストを安く抑える事も可能ですが、浴室(脱衣所)の間仕切り戸はアクリル板を使用するのが最近の流れです。ガラスだと万が一割れた時に大怪我をする可能性もありますし、アクリル板は軽くて割れても怪我のリスクが少ないので大変喜ばれます。
追加作業人工の15,000円は業者により施工費用と合わせている所もある様です。この辺りは見積書の作成の仕方になりますので各社特色がでるかと思います。
運搬諸経費の9,000円は配送代や副資材の費用です。仕入れ先から商品が送られて来ますが当社の方でも配送費を負担する事になります。また、消耗品代などに当てられる費用となります。今回は材木などで、サッシ費用以外に必要な部材が多くかかっていますので諸経費も少々高くなっています。
まとめ
本日は、賃貸に貸し出す予定の空き家で、浴室引戸交換を行った現場を紹介しました。具体的に工事費用などについてもご説明させて頂きましたので、ユーザー様が浴室引戸交換を行う際の参考にして頂ければと思います。
後日談ですが、工事完了後にオーナー様に連絡をし、別日で仕上がりを確認して頂きました。洗面化粧台も含めて大変ご満足して頂けました。別で所有しているアパートやマンションのリフォームが発生した時はまたお願いしたいと仰って頂けました。なんでも今お願いしているサッシ、建具の業者さんは個人経営で価格は安いのですが高齢で引退をほのめかされていると言う事です。また是非よろしくお願いします。
この記事を書いた人
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。