窓サッシや玄関出入り口にも使用されるアルミサッシですが、荷物の搬入中や予期せぬ衝撃により変形してしまうトラブルも意外と多いものです。本日はアルミサッシが変形してしまった時の対応策や修理できるかについて考えて行きたいと思います。万が一、取替にでもなると、それは大きな出費となります。可能であれば修理で直したいものです。また賃貸住宅にお住いの方であれば”弁償しないといけないの?”とご不安も高まります。持ち家、賃貸、どちらの方も、アルミサッシが変形した際の参考にして頂ければ幸いです。
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アルミサッシは変形しやすいの?その特徴とは?

アルミサッシは、窓や出入口に使用される事の多い商品です。素材はアルミニウムで非金属の中で最も一般的に普及している素材です。鉄やステンレスに比べて軽量で加工性が良い反面、外的な衝撃には弱く、ヘコミや変形してしまう欠点もあります。ただ、無味無臭で化学作用で溶けだしたとしても人体や土壌への影響がなくコストも安価なので多くの場所で使用されています。
今回テーマの「変形」に関しては、鉄やステンレスに比べると一番変形しやすい素材となります。
アルミサッシが変形するシチュエーション
アルミサッシが変形するシチュエーションとしては以下の様なケースが想定されるのではないでしょうか。
・庭で野球やサッカーなどボール遊びをしていて窓サッシにボールが当たった。
・洗濯物がかかった物干し竿が窓サッシに倒れかかった。
・台風など強風時に飛来物が窓を直撃した。
・引っ越しなどで物を搬入している際にぶつかってしまった。
・遊んでいた所、体がぶつかり変形させてしまった。
アルミサッシが変形する事の不具合とは

アルミサッシが変形する事に不具合は大きく次の3つです。
サッシが正常に閉まらなくなる
アルミサッシが変形して枠に対して正常に閉まらなくなると、隙間が発生したり、鍵が掛けられなくなる等、生活に直接影響が出る様になります。
見た目が悪い
軽度な状態として”ヘコミ”の場合は機能性への影響はないものの見た目が悪く、そのまま放置していると、「だらしない」「予算がとれないのか?」と他の人からの評価にも影響してきます。「自分は自分」と強い考えのあるかたならいざ知らず、多くの人は”周りから”の目を気にするのではないでしょうか。
引渡し出来ない
リフォーム業者や住宅の新築業者だと、アルミサッシのヘコミや変形がそのままでは引渡しができません。つまり工事が完了しないので支払いを受ける事が出来ない事となります。
修理代を請求される
賃貸住宅など自分が所有者ではないアルミサッシを変形させた場合、原状回復を行わなければならず、そのままで退去をしようとすると修理代金を請求される可能性があります。
変形したアルミサッシを元に戻す方法

変形したアルミサッシを元に戻す方法は2つです。
リペア作業
ヘコミ程度の変形であれば”リペア”作業を行う事で修理可能です。アルミサッシ以外にも床や建具など、傷・ヘコミを直す専門職です。新築やリフォームで時折発生する知らず知らずの擦り傷やサッシのヘコミもリペア補修で綺麗に分からなくしてくれます。
逆に力をかかる
アルミサッシが明らかに曲がっている時は、その部分に対して逆側に力を掛ける事で変形を修正する事ができます。サッシ屋仕事を行っていると窓サッシを外して”ググ~ッ”と力を加えてサッシの向きを少し変形させ建付けを良くする事は時々あります。完全に修復できるかは微妙な所ですが、納まりが悪い状態を回復させるレベルでは修理可能な事もあります。
修復が出来ない時はどうなる?
変形を完全に元に戻さなければならない場合は、修復が難しい場合は、交換を考えなければなりません。例えば、窓の網戸は交換も簡単なので一式交換した方がスッキリ綺麗になって良いかもしれません。ただし、窓サッシの交換だと、窓1枚だけの交換は難しく、窓枠から一式交換する必要が考えられます。
窓は、枠と、枠の中に入っている2枚(もしくは、3~4枚)の窓サッシがセットとなっており特に設置から年数の経過した窓では個別の取替が難しいと考えられます。
出入り口の引き戸やドアも同様で、枠と中身のアルミサッシはセット品です。一式交換をベースに交換を検討する事になります。
賃貸住宅の際の対応方法
賃貸住宅でアルミサッシの変形が発見された場合は、速やかに管理会社や家主の方に連絡をし、対処方法について相談しましょう。基本的にお住いの方の故意または重大な過失がなければ修理代金を請求される事は考えられません。(入居者の不注意によるなど責任があると修理代は入居者負担になります)
変形を確認した日時や原因に心当たりがあるのか等を説明し対処法を話し合いましょう。
まとめ
本日は、アルミサッシの変形について、アルミサッシの特徴から変形した際に起こる不具合の状態、そして修理方法についてまでお伝えしました。
何かの参考にして頂ければ幸いです。

>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。