お風呂の扉に使用されているアクリル板が割れた時の対応方法について説明して行きたいと思います。お風呂の扉アクリル板は白っぽくて向こう側が見えない素材になっている事が殆どです。お風呂に入る時は衣類を着ていないのでホテル(施設)や特別な仕様でない限り透明のアクリル板が使われている事はないですね。お風呂の扉には開きドアタイプのものか中折れドアタイプのものである事が殆どですが、アクリル板の厚さは2~3ミリとなっています。稀に4ミリ以上の厚みもありますが、一般の住宅ではあまり見かけません。2~3ミリしか厚みがないので、ちょっと滑って転倒した時にアクリル板を割ってしまう事や、浴槽のフタ等が倒れかかってアクリル板を割る事も十分にありえます。
万が一割れてしまった時、誰に修理をお願いしたら良いのか?建築業者?リフォーム業者?又は、自分で修理をする事は可能なのか?この様な対応について詳しく説明しています。
ご興味のある方は、ご一読下さい。
お風呂のアクリル板が割れてしまった時の対応方法
不注意でお風呂のアクリル板が割れてしまった時の対応方法についてです。ガラスと違ってアクリル板が細かく飛び散る事は少ないです。万が一細かく鋭利に飛び散っている場合はガラスと言う事もあります。(ガラスが割れた場合は別記事「窓ガラスが割れてしまった時の応急処置はどうする?」をご覧ください。)アクリル板はプラスチックの様な素材ですので直接触っても怪我をするリスクは低いですが、小さなお子さんなど皮膚の皮が薄い方は怪我をしないとも限りませんので素手で触らない様に注意しましょう。
応急処置
アクリル板がどの様に割れているかによっても応急処置の仕方は違ってきますが、ひび割れ程度であれば、上からテープを貼ってお風呂の外に水がしみ出さない様に養生をすれば良いかと思います。大きく割れてしまった場合は、買い物ビニール袋やクリアファイルなど水がかかっても外に漏れださない素材で養生をし、修理の準備を進めて行く事になります。ガラスと違って怪我のリスクが低い分、大慌てで修理をする必要もないかと思います。
実際に当社で対応した浴室折戸のアクリル板修理のお客様では半年も1年もほったらかしで、そろそろ修理をした方がいいかな~と急ぎの対応でなくても問題ないと仰る方もいらっしゃるぐらいです。
あまり慌てて業者選定をすると、他社よりもかなり高額な修理代金を請求されるリスクもあります。相見積もりを行うぐらいの時間的余裕は欲しいものです。
お風呂のアクリル板が割れてしまったら誰に修理をお願いする?
お風呂の扉、アクリル板が割れてしまった場合、どこに依頼するのかピンときますか?
家を建ててもらった工務店の大工さん?
ネットでリフォーム会社を探せばいいの?
あっ!ガラス屋さんかな?
迷いますよね。サッシ屋か、ガラス屋に相談すれば良いです。
工務店やリフォーム会社にアクリル修理をお願いした場合
必ずと言う事ではありませんが、工務店やリフォーム業者は自社で修理対応を行う範囲に限りがあります。木工事や一部の設備修理(蛇口交換や収納や建具の建付け調整など)は自社で行っている会社が多い一方で、サッシ回りの作業は取引先の業者に丸投げする事も珍しくありません。サッシ回りの作業には、今回の様なアクリル板交換、ガラス交換、窓リフォームなどが含まれます。
例えば家を建ててもらった様な、以前からお付き合いのある工務店などは、サッシ屋を紹介するだけで中間マージンを取らない事もありますが、ネットで探した初めて取引するリフォーム業者に依頼をすると、知り合いのサッシ屋に丸投げして、しっかり中間マージンだけは取られていると言うケースも珍しい事ではありません。
であれば、自分で直接サッシ屋やガラス屋に相談した方がコストダウンになる可能性は高いと思われます。
アクリル板を自分で修理する事はできるのか?
アクリル板を自分で修理する事は出来ます。出来ますが、コツがありますので、それを熟知している方でなければ自分でアクリル板の交換をする事はおすすめ出来ません。
以前、それこそリフォーム会社の方から、この様なお問合せがありました。「お客様から依頼がありアクリル板の交換を行っているのですが、浴室折れ戸を分解してアクリル板を取替えようと思ったが組立できなくなったので至急対応してくれないか?」部材(アクリル板)はご自身で用意されていましたが、アクリル板をカットする道具も無く、サッシを分解して組立も出来なくなった様です。現場の浴室折戸はガラリ仕様のタイプでしたので特に取付けにもコツが必要なケースです。
アクリル板の購入先
アクリル板は、ホームセンターかネットで購入する事が出来ます。ネットで購入する場合、寸法指定出来る事もありますので、予め必要な寸法を算出して実寸を注文する方が自分でカットする手間も省けて良いかと思います。もしホームセンターで購入をされる場合は、適寸カットしなければなりませんので、アクリル板用のカッターと定規も忘れずに購入しなければなりません。
アクリル板をカット方法
上記のカッターでアクリル板などを切断する事が出来ます。必要なサイズを測り、アクリル板にそのサイズの部分にマーカー等で印をつけます。必要な部分がカット出来る様に、定規を当てて、カッターで最初は軽く表面に傷を付けます。2度目なぞる時は1回目よりも少し力を加えて素材に刃を立てて行きます。スマートにカットすると言うよりは、素材をえぐって行くイメージでカットします。
アクリル板の交換
アクリル板を交換する時は、扉を折り外して枠を分解する必要があります。古いアクリル板を取り外して新しいアクリル板と取替えますが、折戸タイプの場合は、分解する為のネジが部品の中に隠れている事もあります。”わからない”と思ったら無理をぜずに専門業者に相談しましょう。
まとめ
いかがでしたか?お風呂のアクリル板が割れてしまった時の対処方法や修理の依頼先について説明しました。
アクリル板の交換は自分で行うには少し敷居が高いようです。依頼をするならリフォーム会社や工務店よりもサッシ屋、ガラス屋に直接相談した方が中間マージンがかからずに安く済みそうですね。その場合でも2~3社に相見積もりをとって納得できる価格で修理してもらう様にしましょう。自分で道具を揃えて修理するよりも早く確実に修理してくれる可能性も高いと思いますよ。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。