私たちの身近にはさまざまなドアの種類がありますが、その中でも商業施設や公共施設、オフィスなどで幅広く使用されているのが「テンパードア」です。しかし、テンパードアの中でもさまざまな種類があるということや意外なデメリットがあるということを知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、テンパードアの種類や設置するメリット・デメリットについて詳しく解説します。
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テンパードアとは?
テンパードアとは、ガラスがメイン素材として使用されているドアのことを指します。全面ガラスで作られているため、割れてしまうのではないかと心配になってしまいますが、テンパードアは衝撃で割れにくくい設計の「強化ガラス」が使用されているため割れにくく、万が一割れてしまったときに備えてガラスの間や表面に「飛翔防止フィルム」が使用されていたり、強化ガラスの性質上、細かい粒状になりますのでケガのリスクは少ないと言えるでしょう。また、テンパードアの開き戸タイプのドアにおいては、開閉時に強い衝撃が加わらないように「フロアヒンジ」を設置して衝撃を抑える設計がされているため安全に使用することができます。
このテンパードアは、商業施設や公共施設、オフィスなどに設置されることが多いですが、一般住宅でも浴室ドアにも使用されることが多いです。
テンパードアの種類
テンパードアには以下のような種類があります。
- スタンダード型
- コンビ型
- コーナー型
- スライド型
- Fixパネル
それぞれのテンパードアの種類について、以下で詳しく解説します。
テンパードアの種類①:スタンダード型
スタンダード型のテンパードアは、ベーシックタイプの両開きのテンパードアです。ガラスと金属フレームで構成されるため、ガラスの特徴を残したまま耐久性や安全性についても高い性能を持っています。アパレルショップなどの小売店やホテル、病院など幅広い場所で使用されます。
テンパードアの種類②:コンビ型
コンビ型のテンパードアは、スタンダード型と同様に両開きタイプであるものの、フレーム部分の金属が最小限になっているため、ガラスの面積を大きくしたい場合に使用されるテンパードアです。テンパードアよりもスッキリとした見た目をしているため、視野を広げたい場合にも使用されることが多いです。こちらもスタンダード型と同様に幅広い施設で使用されます。
テンパードアの種類③:コーナー型
コーナー型のテンパードアは、ガラスドアの角に部品を取り付けて設置するタイプのテンパードアです。ヒンジとトップにだけ金具を設置するタイプを「コーナー2型」、ヒンジとトップに加えて錠前を付けるタイプを「コーナー3型」といいます。ほかのテンパードアに比べて金属の面積が少なく、片開きのタイプを選ぶことができるため、アパレルショップやオフィスの仕切り、搬入口、浴室ドアなど、鍵が必要とない場所にも設置されることが多いです。
テンパードアの種類④:スライド型
スライド型のテンパードアは、自動ドアに使用される一般的なテンパードアです。もっとも一般的に目にするタイプで、商業施設や公共施設、オフィスなど幅広く使用されます。また、自動ドアに使用されるテンパードアには平面だけではなく曲強化ガラスを使用した立体構造の自動ドアもあります。
テンパードアの種類⑤:Fixパネル
Fixパネルのテンパードアは、テンパードアの横に設置されるガラスです。一般的にはテンパードアと統一感を持たせるために設置され、ショーケースなどに活用されます。
テンパードアを設置するメリット
テンパードアを設置するメリットは以下の通りです。
- 開放感のある空間を作ることができる
- 外から室内を見ることができる
- 高級感を演出できる
それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。
1.開放感のある空間を作ることができる
テンパードアの最大のメリットは、開放感のある空間を作ることができることです。面積の小さい部屋であってもテンパードアを設置することで空間を広く感じることができ、圧迫感を感じさせません。
2.外から室内を見ることができる
外から室内を見ることのできるテンパードアを商業施設や公共施設に設置することで、外から室内を確認できるようになってお客さんや来客者に不安がられずに訪れてもらうことができます。特に商業施設の場合は店内が外から見れない場合とテンパードアを設置して店内を良くみれる場合に比べると、圧倒的に店内が見れるほうが売り上げや来客数が高くなるため、商業施設においてテンパードアを設置することは一般的です。
3.高級感を演出できる
設置される数の少ない曲ガラスを使用したテンパードアやサイズの大きいテンパードアを設置することで、高級感を演出することができます。高級ホテルや大型オフィスビルに設置されることが多く、普段では感じることのできない空間を入口から作ることができるのです。
テンパードアを設置するデメリット
テンパードアを設置するデメリットは以下の通りです。
- 掃除に手間がかかる
- 視界を遮ることが難しい
それぞれのデメリットについて、以下で詳しく解説します。
1.掃除に手間がかかる
一般的な金属製や木製のドアに比べるとガラス素材のテンパードアは指紋や皮脂などが目立ちやすいため、頻繁に掃除する必要があります。中でも浴室などの水回りに設置する場合は水アカなどの掃除を行う必要があるため、面倒と感じることも多いです。
2.視界を遮ることが難しい
テンパードアはガラスで作られていますので視界を遮ることが難しいです。そのため、オフィス内の会議室や視線を遮る必要のある場所への設置は向いていません。
まとめ
本記事では、テンパードアの種類や設置するメリット・デメリットについて詳しく解説しました。テンパードアは身近な場所でも多く使用されていますが、さまざまな種類があり、メリットだけではなくデメリットがあるということも抑えておくと効果的に設置することができます。ぜひ本記事を参考にしてテンパードアを詳しく知ってみてください。
この記事を監修した人
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。