引き戸のチューブラ鎌錠を後付けで取付けました。引き戸のロックは鎌錠で解決!

お役立ち記事(ブログ・施工実例)

和室の引き戸にチューブラ鎌錠を後付けで取付した施工実績を紹介いたします。室内にペットを飼育されるらしく勝手に外に出て行かない様にしたいという事でのご依頼でした。施工写真と合わせて後付けの鎌錠について色々と考えて行きたいと思います。

熊本市中央区の引き戸の修理、ドアの修理はお任せ下さい。室内建具から玄関ドア、浴室ドア(中折戸)クローゼット、勝手口ドアなど住宅ドアの修理リフォームを行っています。また網戸新規作製(新調)や網戸修理、窓リフォーム、内窓取付、フロアヒンジ交換など開口部回りのご相談は窓店へ!

引き戸のロックは鎌錠を後付けする事で解決!

通常の室内ドアであれば部屋の外から鍵を用いて施錠する事が簡単に出来ます。仮にドアに鍵が付いてないタイプでもドアノブごと鍵付きに替えてしまう事も可能です。一方で引き戸はどうでしょう?ドアの様なノブもありません。室内に人がいる場合、室内から鍵をかける方法はいくらでも考えられますが、外から施錠する事はなかなか難しいのではないでしょうか?

そんな時に役立つアイテムとして鎌錠という商品があります。この鎌錠を後付けで取付すれば、部屋の外からでも施錠する事が出来るのです。それでは、当社の行った鎌錠後付け工事の写真をご覧ください。

【鎌錠施工中】

鎌錠後付け工事中

まずは引き戸に穴をあけて鎌錠のがすっぽり入る様に加工します。写真はホールソーで穴をあけた段階で穴の大きさに対して計画通りに鎌錠が収まるかテスト的に当てている状況です。問題なく計画通りでした。これをミスると電動工具を使用しながら穴を広げないといけなくなるので少々面倒な作業になります。今回はバッチリでしたので次の工程に進みます。

【受け金具の取付け部分を加工】

鎌錠受け部を取付ける為の加工

引き戸に鎌状の錠が取付けられます。そしてその錠を引き戸の戸当た部分の柱にロック出来る様にするのですが、その為の金具を柱部分に取り付ける必要があります。金具を埋め込む為の穴を開けて行きます。電動工具のマルチツールカットソーを使って加工を行って行きます。

【鎌錠受け座取付】

鎌錠受け座金具取付

受け座金具を取付け出来る窪みを彫りこみ金具を取付けました。少しずつ窪みを彫りこんで行く地道な作業です。一気に掘り込むと金具をあてた時にスカスカになり金具が取付けられないなんて事態にもなりかねません。一発勝負ですので時間をかけて慎重に作業を進めて行きました。

【鎌錠本体も取付完了】

鎌錠取付完了

写真の左側の鎌の部分が受け座金具に引っ掛かる事により引き戸が開かない様に施錠されます。上の写真は部屋の外側になるのですが、鍵穴が確認できますね。この鍵穴に付属の鍵を挿し込み回転させると鎌が出たり引っ込んだりしてロックor解除が出来る仕掛けになっています。もちろんこの鎌の部分が出たり引っ込んだりする為の穴も引き戸の戸先を加工して作製しなければなりません。

【引き戸ロックは鎌錠で完璧】

鎌錠の後付け工事完成

こちらは室内側から撮影した写真です。室内側はサムターンになっていますので外から鍵を掛けられてもサムターンを回せば解錠できます。ただしこちらの現場では部屋にいるのがペットという事なので解錠して外に出るのは不可能ですね。

引き戸に後付けで鎌錠を取付ける費用

引き戸に鍵がかかれば便利だなと思われる方もいらっしゃると思います。

・小さな子供が部屋に入らない様にする。

・ペットや小動物を一時的に部屋から出れない様にする。

・事務所など不特定多数の人が出来るする環境で部屋にロックをかけたい。

・シェアハウスなど共同生活をするケース

などなど、潜在的なニーズはありそうですね。気になる工事費用ですが、

引き戸後付け鎌錠加工取付工事=25,000円~40,000円

が相場の価格となります。ちなみにこちらの現場は27,000円でお請けしました。別に網戸の張り替えのご依頼頂きましたので。

部材代は数千円と安いですが彫り込み作業など比較的難易度の高い作業になりますので作業代金が費用に占める割合が大きくなります。

鎌錠取付工事の時間

後付け鎌錠の取付けが完了する時間ですが、下記工程を踏む事になります。

1.引き戸にホールソーなどで穴あけを行う

2.鎌が出入り出来る様に引き戸の戸先に穴をあける

3.鎌錠本体を引き戸に取付、ピコピコと鎌の出入りを確認して丁度鎌が当たる柱の部分に印をつける

4.印をつけた柱部分に鎌の受け金具を取り付けるべくマルチソーなどを用いて丁度良い窪みを彫りこむ

5.受け金具の取付け

6.受け金具に鎌錠がしっかり掛かるかチャック

7.全体的な動作チェックを行い作業完了

所要時間は1時間30分前後になります。

引き戸の後付け鎌錠をDIYで取付ける事は可能か?

写真や工程を見ていたら、DIYが得意な方は「自分にもできそうかな~」と思われるのではないでしょうか。実際にDIYで出来るかについては個々の技術レベルにもよりますが、道具があれば出来なくもないと思います。

ホールソーとマルチソーは欲しいです。作業効率が格段に違いますので。道具がある方はチャレンジしてみる価値はあります。道具が無い方で道具を揃えてやってみようかとお考えの方は業者に依頼した方が無難だと思います。道具と鎌錠部材を揃えるだけで安くても3~4万円は必要です。しかも道具の使用経験がないと変な所に傷をつけたり結局合わないなんて事のリスクも高まります。

まとめると電動工具の使用経験があり実際に持っている方は取付OK、道具の使用経験や道具そのものが無い方はやめておいた方が無難です。

まとめ

本日は後付けで引き戸に鍵が掛けるようにしたいという現場の記事を掲載しました。関連情報として引き戸の後付け鎌錠の工事費用や施工工程(時間)などについて説明しました。ご興味のある方は参考にして頂ければと思います。


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