ドアの開閉を行う時にはドアノブを回してロックしているラッチを引っ込めた状態にしドアが開きます。ドアノブが回らないとラッチが引っ込みませんので、ドアを開ける事が出来ません。当社でも「ドアノブが回らないので至急修理をお願いしたい」と緊急のお仕事を受ける事もありますが、そもそも何故ドアノブは回らなくなるのでしょうか?故障が起こりやすいドアノブの故障原因とその修理費用について掲載しています。当社実績によるものです。
たまにドアノブが回らなくてそろそろ取替を検討されている方は参考にして下さいね。
ドアノブが回らない原因

ドアノブが回らなく原因は経年劣化での摩耗や、ドアノブの破損、錆などである事が殆どです。住宅で使用するドアノブの箇所ごとに詳しく見て行きましょう。
玄関のドアノブ
玄関に取付けられているドアノブやレバーハンドル関連のトラブルとしては、経年劣化で器具そのものが使用不能になっているケースが多いです。ハンドル部分のネジが緩んでいる事もありますが、ネジが緩んだ程度でドアノブが回らない事はあまりありません。トラブルの多くは摩耗や破損を起こしている可能性が高いです。
勝手口のドアノブ
勝手口のドアノブも故障の原因としては玄関ドアノブ同様ですが、実はドアノブが直接悪くないケースでもドアが開かない事があります。特に古いタイプの勝手口ドアの場合枠が歪みや丁番の開きによりドア本体とドア枠が競ってしまいドアが開かなくなる事があります。全体的にドア枠が歪んでいる状態はラッチとラッチ受けの遊びをも圧迫し、ラッチが引っかかる事でドアノブが回らなくなるといった症状を誘発します。
トイレや建具のドアノブ
トイレを含む室内建具のドアノブについては経年劣化でラッチが動かなくなる事が多いです。とりわけトイレのドアノブが開かなくなったと連絡を頂く事が多いです。何故トイレなのか明確な理由は不明ですが、想像するに、もっとも人の出入りが多い場所だからではないでしょうか。そう言った意味でも器具の摩耗・消耗は早く、15年を経過するといつドアノブが回らなくなっても不思議ではないと言えます。
浴室のドアノブ
浴室で閉じ込められる方も後を絶ちません。理由はドアノブが回らなくなってしまうからですが、浴室での故障原因は錆びである事が多いです。水回りという事で湿気が多く、直接ドアノブ周辺に水が掛かる事も想像に難くないです。浴室ドアノブは金属の摩耗や消耗よりも錆のダメージによりトラブルを発生させる現場が多いですね。
ドアノブにありがちなトラブルとは?

ドアノブではどの様なトラブルが発生するのでしょうか?事前にトラブル内容を把握しておく事で、いざと言う時でも落ち着いて対処できる様になります。ここでは、ドアノブが回らない以外のトラブルについて、ドアノブと密接な関係のあるラッチ部分についても合わせて見て行きたいと思います。
レバー部分の緩み、外れ
ドアノブの握る部分(玉座)や、レバーそのものが緩んだり外れたりする事があります。レバー部分を固定する為に小さなネジがありますので、ネジの欠損という事もあります。ネジを増し締めしたり、取付け直す事で修理を行えます。
ドアノブ本体のぐらつき
ドアノブ本体がグラグラと動く場合があります。台座の緩みやドアノブ本体の破損が考えられます。台座の緩みであれば締め直す事で簡単に修理が出来ますが、ドア本体の破損であればドアノブの交換が必要になって来ます。
ラッチの破損
ラッチの動きが悪い時に無理にドアの開閉を行うとラッチもしくはラッチ受けが破損する事があります。当社で修理に伺った実際に現場では、もともとトイレのドアノブのラッチ部分の動きが悪く、修理を考えている状態だった様です。遊び半分でお子さんが勢いよくドアを閉めた所、ラッチが割れてしまいドアノブ一式交換した現場を思いだしました。乱暴な扱いをすると器具は壊れてしまうとお子さんも勉強になった事でしょう。
ラッチ受けとラッチのズレ
ラッチとラッチ受けの位置がズレ、スムーズにドアが閉まらなくなる事があります。ラッチ受けに問題がある事もあれば、ドア丁番が動いた事によりドア全体の位置がずれ結果的にラッチとラッチ受けが上手く噛み合わなくなる事があります。ラッチ受けの位置を少し変える事で修理をしたり、根本的な丁番を修理しズレの調整をする事になります。
ドアノブ修理費用

ドアノブが回らない場合、摩耗や錆による場合はドアノブ交換を行います。症状が軽度な場合はドアノブを分解して油を挿す事で一時的に修理する方法もあります。
ドアノブ修理費用をまとめて見ましたので参考にされて下さい。当社も含め業界の相場と言われる金額を想定しています。
ドアノブ交換(玄関)・・・25,000円~50,000円
ドアノブ交換(建具)・・・11,000円~30,000円
ドアノブ分解グリースアップ・・・6,000円~15,000円
緩みの調査手直し・・・3,000円~8,000円
ラッチ部分のみ交換・・・8,000円~20,000円
ラッチ及び受け調整・・・6,000円~15,000円
まとめ
本日はドアノブが回らなくなる故障の原因やドアノブにありがちなトラブルについて色々と考えて見ました。また、ドアノブに関する目安となる修理費用も掲載しています。
普段は何気なく使用しているドアノブですが、ある日突然、回らなくなり閉じ込められたり家の中に入れなくなる現場も数多く対応しています。ドアノブに異変を感じたら出来るだけ早めに業者を呼んで点検をしてもらう様にしましょう。
この記事を書いた人

>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。