自宅の扉の動きが悪く、戸車から「ガタガタ」などの異音を立てることはありませんか?
戸車とは、引き戸の下部に戸車が取り付けられているパーツで、戸車があることで扉の開閉がスムーズにできるようになっています。
しかし、戸車は経年劣化により、開け閉めがスムーズにできなくなったり、変な音などが発生したりします。
そこで今回は、扉の戸車がうるさいときの原因や対処法について解説します。
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扉の戸車がガタガタうるさくなる原因
扉の戸車が異音を立てる場合、原因は主に4つ考えられます。
では、それぞれの原因について見ていきましょう。
レールの不具合
引き戸の扉の下部にはレールが取り付けられていますが、レールそのものが原因で異音が発生するケースがあります。
たとえば、レールに溜まったゴミやホコリが原因で扉がスムーズに動かない場合や、設備自体が歪んでいて、異音が発生していたりする可能性があるのです。また、固定しているビスのゆるみ、外れなども異音の原因になることがあります。
経年によって劣化することに加え、地震などが原因で変形してしまう可能性も少なくありません。原因はともあれ、レールに異常があれば、異音が発生する可能性が高まることから、原因を追究することがポイントとなります。
戸車の劣化・不具合
扉からガタガタと音が鳴るときは、戸車が壊れている可能背もあります。
また、設備自体が故障していなくても、ホコリや髪の毛を巻き込んでいたり、経年劣化で摩耗が進行していたりすると異音の原因となります。
ホコリなどを取り除いて、きれいにしても、異音がする場合は、パーツが寿命を迎えている可能性が高いため交換を検討しましょう。通常であれば、ホコリなどの異物を取り除くことで、ガタガタ音がなくなります。しかし、劣化が進んでいたり、何らかの原因で変形していたりしる場合は、新しいものに交換しなければ、異音が改善されないでしょう。
はめ込みガラスがぐらついている
はめ込みガラスが取り付けられているタイプのドアは、ガラスのぐらつきが原因である可能性も考えられます。
ガラスがきちんとはまっていなかったり、枠自体が歪んだりしてくると、動かすたびに異音がなることも少なくありません。
扉や枠が変形している
部分的な不具合ではなく、扉自体が歪んでいることも原因の一つとなります。
経年劣化により、扉の枠や本体にゆがみが生じてくるため、レールや戸車に不具合がなくても異音の原因となるのです。こちらの不具合の場合、異音だけでなく、扉の開閉がスムーズにできなくなることが多いため、2つの不具合が起こったら扉や枠の歪みをチェックしてみてください。
また、家全体が地震や地盤沈下などが原因で、歪みが生じたり、変形してしまったりした合に発生することもあるため注意しましょう。
扉の戸車がガタガタうるさいときの対処法
戸車の異音には、さまざまな原因が考えられることがわかりました。ここでは、原因ごとの対処法を見ていきましょう。
レールに問題がある場合
以下の方法で対処できるケースがあります。
- ゴミやホコリ、髪の毛を取り除く
- 新しいものに交換する
- テープやシリコンスプレーを使って滑りをよくする
まずはきれいに掃除をして、症状が改善させるかチェックしてみてください。
なお、レール自体が歪んでいる場合は、DIYでの修復が難しいため、業者に依頼して交換してもらうのがおすすめです。
また、不具合が改善された場合も、テープやシリコンテープを使って滑りをよくすれば、よい状態を維持しやすくなります。
戸車に問題がある場合
以下の対処法を試してみましょう。
- 挟まっているゴミやホコリ、髪の毛を取り除く
- 戸車を交換する
戸車に挟まっているゴミやホコリなどの異物を取り除くことで、状態がよくなり、異音などのトラブルを防げる可能性があります。
ただ、戸車自体が摩耗して寿命を迎えている可能性があります。万一、掃除をしても不具合が改善されないときは、新しいパーツに交換することをおすすめします。
はめ込みガラスに問題がある場合
はめ込みガラスを触ったときに揺れやぐらつきがある場合は、ガラスと引き戸の隙間をなくすことで異音を軽減できます。
ホームセンターなどで購入できる隙間用ゴムやタオルの切れ端などを挟み込んで、隙間をなくしてみてください。異音を確認しながら、少しずつ隙間用のゴムやタオルの切れ端を入れる量を調整するのがポイントです。
扉そのものが歪んでいる場合
これまで紹介した対処法でも状態が改善されない場合、扉自体が歪んでいる可能性があります。扉を取り付けたときは歪みが生じていなくても、壁や柱、扉をはめ込んでいる枠などに少しずつズレが生じることで、異音になるのです。
その場合、扉や枠の交換が必要となります。しかし、DIYで扉の交換を実施するのはむずかしいため、業者に交換を依頼しましょう。
扉を交換リフォームするのもおすすめ
扉には耐用年数があり、メンテナンスをしていても永続的に使用できるものではありません。とくに、寿命を超えているドアは、部分的な補修をしてもすぐにほかの箇所で不具合が生じる可能性があります。
たとえば、玄関の扉は木製のもので耐用年数15~20年、アルミ製のもので20~30年が一般的です。耐用年数を迎えたドアで異音が出たら、交換のリフォームを検討しましょう。
なお、耐用年数を過ぎた扉は、交換部品の製造が中止になる可能性が高いです。修理したくても直せなくなるケースもあるため、交換部品の有無で判断するのもおすすめです。
扉ごと交換することで、異音が解消されるのはもちろん、開閉がスムーズになるなど、複数の問題をまとめて解決できます。さらに、新しい扉は断熱性や気密性、デザイン性などに優れているものも多く、機能を高められるのも注目すべきポイントです。
異音などのトラブルを防ぐ対処法として、設備自体の清掃、交換といった選択肢があります。しかし、新しい扉にリフォームすることで、トラブルを解消できるだけなく、より機能性を高められるといったメリットも期待できます。
まとめ
今回は、扉の戸車から異音がするときの原因や対処法を解説しました。
戸車から変な音がするときは、主に以下の原因が考えられます。
- レールに問題がある
- 戸車が故障している
- はめ込みガラスがぐらついている
- 引き戸そのものが歪んでいる
また、原因ごとに対処法が異なるため、まずは原因を調べてみてください。
ただし、扉そのものが歪んでいたり、耐用年数を迎えていたりする場合は、部分的な補修ではなく交換をおすすめします。
ぜひ今回の記事を参考に、戸車のガタガタ音の解決方法を検討してみてください。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。