本日は、玄関引き戸のリフォーム工事を行った現場の写真を掲載していきたいと思います。LIXIL製のリシェントという商品を取付け致しました。施主様は、玄関引き戸が古くなったので見栄えをよくしたいというのが一番の目的です。鍵のかかりや引き戸動きのついては、ちょっと悪い感触はありましたが修理で対応出来ないレベルではありませんでした。施主様に修理のイメージはほとんどなく、リフォームメインでの商談となりました。相見積もりもとられていたご様子でしたが当社で受注させて頂く事になりました。
LIXIL製リシェント、玄関引き戸リフォーム工事
それは早速施工写真を順番に見ていきましょう。
まずは既存の玄関引き戸です。

滅茶滅茶古い印象はありませんが、年季の入っているのは分かる感じですね。建具を外して、建具戸車が乗っているレールについても外していきます。

既存サッシの回りの枠を調整して行きます。

この作業を行っているぐらいの時に「ま~ま~暑いのにお疲れ様です。ちょっと休憩でもして下さい。」と開始してそれ程時間が経過していないのですが、一休みのお茶とお菓子を持ってきて下さいました。せっかくなので一時手を休めて、休憩させて頂きました。

リシェントを取付けると言う事はカバー工法での施工となります。既存枠の調整や下準備が終わりましたら新規枠の取付け準備を行います。通常新規枠や額縁はノックダウン(組立されていない状態)で入荷してきますので、業者の方で組み立てて取付を行います。会社で組み立てて搬入する事もあれば現場で組み立てる事もあります。今回は現場でリシェント新規枠の組み立てを行いました。


既存枠と新規枠の間にスペーサーなど噛ませてしっかりと固定して行きます。既存枠の内側に新規枠を取付けるカバー工法なので一回りサイズダウンしますがそもそも開口が大きな引戸はそれ程気になる事はないでしょう。開口部分を現在と同様に確保しようと思えば外壁をカットして既存枠をそっくりそのまま取り出さなくてはならなくなります。かなり大掛かりな工事になりますので、この辺りは好みが分かれる所ですね。

リシャントなどドアや引き戸のリフォーム商品は既存枠と新規枠の”継ぎ目”を隠して仕上がりを綺麗にする為に”額縁”と言われる囲いが用意されています。額縁には幅の広さが大・中・小とありどのサイズの額縁を選ぶかは施工状況や施主様の好みにより変わってきます。外側と内側に取付けられます。

引き戸の手掛け部分や錠、金物と言われる部分は現場で取付けます。

【施工完了です】


玄関引き戸リシェントの工事方法
施工写真はいかがでしたでしょうか?リシェントは玄関ドア、勝手口ドア、玄関引き戸などのラインナップがあります。リフォーム商品として施工性やデザイン、機能性が良いとして人気のリフォームシリーズです。
玄関引き戸リシャントの施工工程についておさらいしておきましょう。1~9の工程を踏んで引き渡します。途中の工程は業者によって作業の進め方が前後する事もあると思います。
1.養生
まずは、玄関回りの整理、養生からスターとします。商品の搬入や道具の準備など工事に向けての準備にとりかかります。
2.既存引戸及びレールの取り外し
現在取り付けられている、引き戸を取り外します。上に持ち上げて下部を外側に引き抜けば引戸は外れます。中には外れ止めと言われるストッパーが取付けられている事もありますので注意が必要です。また現在取り付けられている引き戸のタイプにもよりますがレールが取外し出来ると思いますのでレールも取り外します。
3.既存枠の調整
リシェント用の枠(新規枠)を既存枠の内側に取付けしますので、その際に邪魔になる出っ張り等を無くすように調整します。
4.リシャント新規枠取付
倒れや傾きが発生しない様に水平器などを用いて新規枠を取付けます。極端に言えば、この新規枠さえしっかり取付出来れば8割完成といった所です。この取付の際に倒れや傾きがあると引き戸を建て付けた時に不具合が生じます。
5.引き戸建て込み
引き戸を建て込み戸当たり等をチェックします。動きや戸を閉めた時に隙間なく納まればOKです。
6.金物付属品取付
業者によっては引き戸を一旦取り外し額縁の取付けを行う業者もいます。引き戸は建て付けられていない方が出入りがスムーズですからね。前後する事もありますが、引き戸に錠(金物)や手掛け部品などの付属部品を取付けます。
7.額縁取付
室内側と屋外側に額縁(化粧カバー)を取付けます。既存サッシ枠と新規リシャントの枠の取付け部分の見た目を良くするカバーになります。このカバーがリフォーム引き戸の高級感をより演出をするとも言われます。ゴッツいタイプ(大)やあまり目立たない(小)、中間の(中)が用意されています。
8.コーキング作業
額縁と外壁の境にコーキングを塗って仕上げにかかります。
9.最終チェック、引き渡し
最終的に美観も含めて鍵のかかりや引き戸の動き、戸当たりの感じなどをチェックし施主様にも確認して頂き引き渡しとなります。
まとめ
玄関引き戸リシェントの工事は通常1日あれば施工が完了します。カバー工法のメリットの1つとして施工性が良く工期が短いという事が上げられます。従来の玄関工事と比較すると、リシャントは簡単お手軽に住宅の顔である玄関を取替え出来ます。ご興味のある方は一度近くのサッシ屋さんに見積りを取って見られてはいかがでしょうか。

>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。