築年数に関係なく、
「暖房をつけているのに家が寒い」
「外より家の中の方が寒いのはどうして?」
などと悩んでいる方も多いでしょう。
家の寒さにはさまざまな原因が考えられ、原因に応じて対策する必要があります。
そこで今回は、外より家の中が寒くなる原因について解説したうえで、おすすめの対策方法を紹介します。
熊本市西区の窓リフォームは窓店(マドミセ)にお任せ下さい!まずは無料見積りから!
外より家の中が寒い原因
外より家の中が寒い場合、築年数によって原因が異なります。築年数が古い家と新しい家に分けで、それぞれの原因を見ていきましょう。
築年数が古い家の場合
築年数が古い家の場合、以下の3つが家の寒さの原因として考えられます。
- 隙間風の影響を受けやすい
- 断熱材が使用されていない
- コールドドラフト現象が起きている
原因ごとに詳しく見ていきましょう。
隙間風の影響を受けやすい
築年数が古い家では、隙間風の影響を受けやすいことが原因の一つとして考えられます。
築年数の経過とともに、木材の収縮や拡張が発生したり、家が傾いたりすることで、窓や扉、床と壁の接合部分に隙間が生じます。このような隙間から冷たい外気が侵入し、家の中の温かい空気は外に逃げてしまうため寒く感じるのです。
断熱材が使用されていない
築40年以上などの古い家では、現代の建築基準に準じた断熱材が使用されていない可能性があり、そもそも床や壁に断熱材が施工されていないケースも少なくありません。
断熱材には冷気や熱の伝達を遅らせ、暑さや寒さを防ぐ役割があります。そのため、断熱材が施工されていない住まいは、外気の影響を直接受けやすい状態となるのです。
断熱材がきちんと施工されている新しい住宅と比較すると、冬の冷気や夏の暑さが伝わりやすくなるため、冷暖房機器を使っても快適な温度環境を維持するのがむずかしくなります。
コールドドラフト現象が起こっている
築年数が古い家では、コールドドラフト現象が起こりやすいことも原因として考えられます。
築年数の古い家は、窓ガラスに「単板ガラス」が使用されていることが多いでしょう。単板ガラスは複層ガラスなどを比較して断熱性が低いことから、屋外の冷気の影響を受けて窓ガラスやサッシが冷たくなります。
そして、冷えた窓ガラスやサッシの冷気が床下に流れ込む「コールドドラフト現象」が起こるのです。冷たい空気は下に下がる性質を持つため、コールドドラフト現象によって冷気が床下に流れ、足元の冷えや底冷えとなって寒く感じるようになります。
新築住宅の場合
新築住宅でも、外よりも家の中が寒いと感じられるケースがあり、「気密性・断熱性が低いこと」が理由として挙げられます。
たとえば、家はドアと壁、窓サッシと壁といったようにさまざまな接合部があるため、接合部がきちんと隙間なくシーリングなどで塞がれているかが気密性に影響するポイントの一つです。さらに、新しい家では断熱材が施工されていますが、断熱性が高いものが使用されているか、隙間なく施工できているかによって、気密性や断熱性が変わります。
このように、一つひとつの工程が丁寧に進められていない、品質の高くない建材が使用されているといったことが気密性や断熱性を下げる要因となり、結果的に家の快適性を損ねている可能性があるのです。
自分でできる寒さ対策
では、快適な住環境を実現するために、自分でできる寒さ対策を見ていきましょう。
服を重ね着する
最も手軽にできる対策の一つが、服を重ね着することです。
人間は体内で熱を作り出しているため、熱を逃がさないように重ね着することで寒さ対策になります。
輻射熱が出る暖房器具を使う
輻射熱が出る暖房器具を使うのも寒さ対策になります。
輻射熱とは、遠赤外線などの熱線によって伝わる熱のことであり、熱線が物体に当たったときに熱を発する仕組みです。たとえば、焚火をすると、部分的ではなく周辺がじんわりと暖かくなるのは、輻射熱の効果によるものです。
薪を使った暖炉のほか、こたつやオイルヒーター、電気ストーブなどは輻射熱を利用しているため、利用を検討してみてください。
エアコンの容量を上げる
エアコンをつけているのに部屋がなかなか温かくならないといった場合、隙間風や気密性や断熱性が低いといった理由のほか、部屋の大きさに対してエアコンの容量が合っていない可能性があります。
たとえば、25畳などの広いリビングに対して、8畳用のエアコンを使っていると、エアコンが出す暖かい空気よりも逃げる熱の方が大きくなり部屋が温まりません。
エアコンの効果を最大限に引き出すためには、その容量が部屋の大きさに適している必要があります。適切な容量のエアコンを設置できているか確認してみてください。
根本的に対策するならリフォームがおすすめ
家の中の寒さを根本的に解決するなら、リフォームを検討しましょう。ここでは、家の寒さ対策に効果的なリフォーム方法を解説します。
二重ガラスや複層ガラスに交換する
根本的な寒さ対策になるリフォーム方法として、窓ガラスを二重ガラスや複層ガラスに交換することが挙げられます。
二枚以上のガラス層の間に空気層を設けることで、断熱性をアップさせます。また、寒さ・暑さ対策になることに加え、結露の発生を抑え、騒音の低減効果も期待できるため、居住環境の快適性が全般的に向上します。
初期投資は必要ですが、冷暖房効率向上にもつながるため、コストパフォーマンスに優れた対策といえるでしょう。
断熱材を施工する
天井や床の寒さが気になるときは、断熱材の施工が効果的です。
そもそも断熱材が入っていない、断熱材が劣化して機能していないといった場合に効果を感じやすいでしょう。
なお、壁に断熱材を入れるときは、一度壁を壊さなければならず、大がかりなリフォームとなります。一方、天井や床下に断熱材を入れる場合は、取り壊しの必要がないため、費用を抑えつつリフォームできます。
家全体をフルリノベーションする
最も効果的な寒さ対策として、家全体のフルリノベーションする方法があります。
大がかりな工事となるため仮住まいを用意したり、費用がかかったりする点がネックになりがちです。しかし、構造部分だけを残して床や壁をすべて取り壊すため、新たに断熱材を施工し直したり、二重窓にしたりできるうえに、間取りや内装を大きく変えられます。
予算があり、根本的に寒さ問題を解決したい場合は検討してみてください。
まとめ
今回は、外よりも家の中が寒くなる原因について解説しました。
家の中が寒くなる原因は、築年数や家の状態などで異なります。まずは、何が原因かを見つけて、原因に合わせて対策をしていくことが大切です。
また、根本的に家の寒さ対策をするなら、二重窓にする、フルリノベーションをするといったリフォームがおすすめです。
ぜひ今回の記事参考に、家の寒さ対策を進めてみてください。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。