内窓取付の見積り(現地調査)について。何を調べるの?見積り時間や事前に考えておく事とは?

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窓の断熱を向上させる為に非常に効果が期待される内窓。内窓取付業者に見積りを依頼すると、ほぼ間違いなく現地調査を行い見積りを出すと言う流れになります。その際にご依頼主様は、通常立ち合いを行い見積りを出す為に必要な要望を聞かれる事になります。いったい何を聞かれるの?現地調査っていったいどれくらいの時間がかかるの?初めて内窓取付を行う方はこの様な疑問も浮かんで来るのではないでしょうか?本日はそんな内窓の見積り(現地調査)について詳しく解説して行きたいと思います。

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内窓の現地調査って何を調査するの?

内窓の見積りに必要な項目

内窓を設置する為の現地調査(現調=げんちょう)についてどの様な目的で何を調査するのか説明していきたいと思います。

窓開口のサイズの確認

内窓取付の見積りを出す為に、取付する内窓の大きさを調べなければなりません。窓の開口として、窓の端から端のサイズ(横のサイズ)と窓の高さを測って行きます。この時、カーテンや窓の近くにある棚、家具は正確な採寸を妨げる事があります。業者の人が移動をお願いした場合は協力してあげましょう。

開口部の傾きチェック

窓開口を採寸すると同時に開口部分の傾きがないかもチェックしています。窓開口の右の高さ、中央の高さ、左の高さをそれぞれ測り、同じなのか、高さに違いがあるのか、違いがあるとすればどれくらい違うのか。これらの数値をノートに書き留めます。左右中央の高さに違いがあれば若干開口部分が倒れていたり弛んでいるので、サイズを慎重に検討し適切な内窓の発注寸法を算出して行きます。

フカシ枠が必要かの確認

内窓は既存の窓の手前に新しい樹脂サッシ枠を取付けてそこに樹脂窓を建付け作業を行っていきます。内窓の樹脂サッシ枠を取付ける為には約70mmの取付け有効範囲が必要となっておりそのスペースが確保できるのかをチェックしなければなりません。経験の浅い方で見落としがちなクレセント錠の可動範囲も考慮しつつオプションのフカシ枠が必要なのか、不要なのか判断します。またフカシ枠には20mm、40mm、70mmなどサイズがありますので、どのサイズのフカシ枠が必要なのかについても算出して行きます。仮にフカシ枠が必要な場合は別途有料オプションとして見積り金額に反映されます。

カーテンレールの移設について確認

内窓は既存窓の手前に設置する訳ですから、内窓の設置場所によってはカーテンレールに触れてしまいます。お客様の中には、「別にカーテンが窓に触れても気にならない」とお考えの方がいる一方で、カーテンが窓に触れる事に抵抗のあるお客様もいらっしゃいます。その場合はカーテンレールの移設工事を行うのですが、その工事が必要なのかについても事前に確認し、必要であればお客様にお伝え後、判断を仰ぐことになります。

内窓見積り作成に関して事前に考えておく事

一通り現地調査で必要な情報を確認した後にお客様に聞き取りを行い、お客様が期待される効果を主軸に見積書を作成していきます。内窓に対する疑問点や予算などもあると思いますので詳細を業者と打ち合わせしていきましょう。

内窓設置の目的

内窓を取付けようと思う動機についてお聞かせ頂きます。この質問はガラスの構成を選択する時に大変重要な意味を持ちます。寒さ対策、結露軽減、断熱性能向上、防音効果、防犯効果、内窓には様々な効果が期待できますが、優先順位としてどの様な効果を最も期待されるのか、この事を知る事により、お客様に最適にガラスの構成を提案する事が出来ます。

もちろん選択されるガラスの構成によって見積り金額は大幅に異なる事になります。

ガラスの構成

内窓の設置に関して最も重要な選択はガラスの構成です。予算をケチったばっかりに期待した効果が全然得られなかったと後悔される方もいらっしゃるぐらです。適切なガラスの構成を選択する為には、事前の情報収集と専門業者の意見、予算と勘案して決定していきましょう。

断熱性能を上げる為にはLow-eガラスがお勧めですが、少しでも予算を押さえたい方はペアガラスでも検討の余地あり。

結露対策のみであればペアガラスでも良いと思われますし、防音効果に重きを置くのであれば単板5mm厚のガラスも検討に値します。

また防犯性能向上をメインにするのであれば合わせガラスという選択が最も効果が高いでしょう。この様に期待する目的によって多様なガラスが用意されています。

この点に関して事前の予備知識がないと、言い方は悪いですが業者の勧めたい方向で話しが進んでしまう恐れがあります。お客様自身で予備知識をしっかり持って業者に意見を聞きつつ慎重に決定して頂ければと思います。

樹脂サッシの色

樹脂サッシの色についても選択出来ます。業者の方がカラーサンプルを持っていると思いますのでサンプルを見て好みの色を選択しましょう。内窓枠のカラーはネットでも確認出来ると思いますので、相談された方がいらっしゃる場合は事前に意見を整理しておくと業者との話もスムーズに進むのではないでしょうか。

基本的に内窓カラーの選び方については、現在の窓枠と同系色を選択すれば無難な感じに仕上がります。筆者の経験上も多くの方は既存サッシと同系色を選ばれています。

ご予算

業者によって、聞かれたり、聞かれなかったりするかもしれませんが、ご予算について聞かれる事があります。「相場が分からないので全く考えていない」でも答えとしては全然OKです。もし相見積もりなどである程度相場が分かる場合は、「他社の見積もりが10万円だったので8万円だったら具体的に考えたい」など伝えると業者も頑張ってくれるかもしれません。

内窓見積り(現地調査)にかかる時間

現地調査からお客様へのヒヤリング。一連の流れについて説明しました。これって一体何分ぐらいかかるのか?なんだか結構時間がかかりそうですね。

おおよその目安として慣れた方なら1窓15分前後、不慣れな方なら1窓20~30分で見ておいて下さい。ヒアリングまで考慮した時間です。

4窓程見積りを出して欲しいのであれば、約1時間くらいは時間を取っておくと良いでしょう。

まとめ

本日は内窓の見積りを出す上で必要な現地調査について詳しく解説しました。初めての内窓取付の場合は分からない事ばかりだと思います。見積りに関してはガラスの構成など複数枚の見積書を出して頂くなどとにかく多くの情報を得る事をお勧めします。また相見積もりも取得して後悔のない様に内窓取付を進めましょう。


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