ドアノブの外し方をご存じでしょうか?
ドアノブとは、ドアの取っ手のことです。
初心者からみると一見、ドアノブの外し方は難しく感じるかもしれません。
ところがポイントさえつかめば、初心者でも簡単に外すことができます。
では、一体どうやって外せばよいのでしょうか。
今回は、チューブラ錠のドアノブの外し方の説明・レバーハンドル錠のドアノブの外し方の説明・穴やネジがないドアノブの外し方の説明の3点についてわかりやすくご紹介します。
チューブラ錠とは何か?チューブラ錠のドアノブの外し方の説明!
チューブラ錠とは、チューブ型のケースの中に機能が全て内臓されている錠のことです。
チューブラ錠の見分け方は、ドアの木口側にある縦長のフロントパネルが長さ「57ミリ程度」であればチューブラ錠である場合が高くなります。
フロントパネルが130ミリ程度のものは、ケース錠といい別のタイプの錠です。
①チューブラ錠のドアノブを外す前準備
チューブラ錠のドアノブを外す前準備は次の通りです。
・ツールはプラスドライバー1本を用意する
・外す前に、ドアを開けた状態にする
➁チューブラ錠のドアノブの外し方の順番
チューブラ錠のドアノブの外し方の順番は次の通りです。
3ステップで外すことができます。
1.室外側のドアノブと丸座カバーを外す
2.室内側のドアノブと丸座カバーを外す
3.木口(こぐち)側のフロントパネルとチューブラ錠本体を外す
➂チューブラ錠のドアノブの外し方の詳細な説明
こちらでは、チューブラ錠のドアノブの外し方の詳細な説明をします。
番号の通りに作業をすることで、間違いなくドアノブを外すことができます。
1.室外側のドアノブと丸座カバーを外す
作業者は室外側のドアノブの前に身体を移動してください。
室外側のドアノブの丸座カバーに付いているネジをプラスドライバーで外します。
通常は、上下にプラスネジが1本ずつ付いています。
ネジが外れたら、ドアノブをつかんで丸座カバーごと外します。
スルッと抜けます。
2.室内側のドアノブと丸座カバーを外す
作業者は室内側ドアノブの前に身体を移動してください。
室内側ドアノブの丸座カバーに付いているネジをプラスドライバーで外します。
こちらも上下にプラスネジが1本ずつ付いています。
ネジが外れたら、ドアノブをつかんで丸座カバーごと外します。
3.木口側のフロントパネルとチューブラ錠本体を外す
作業者は木口側のフロントパネルの前に身体を移動してください。
木口側とは、室外側ドアノブと室内側ドアノブの中間にあるドア本体の幅の部分のことです。
木口とは、木材を切断した時の断面の部分のことをいいます。
木口側のフロントパネルの上下に付いている2本のネジをプラスドライバーで外します。
ネジが外れたら、フロントパネルを引っ張ると、チューブラ錠本体がスルッと抜けて外れます。
以上で、チューブラ錠のドアノブの外しは全て完了です。
レバーハンドル錠とは何か?レバーハンドル錠のドアノブの外し方の説明!

レバーハンドル錠とは、横長棒型のハンドル錠のことです。
先端部を下げると解錠され、ドアが開く仕組みです。
レバーハンドル錠は、てこの原理を応用しており、小さな力で解錠することができます。
①レバーハンドル錠のドアノブを外す前準備
レバーハンドル錠のドアノブを外す前準備は次の通りです。
ツールはプラスドライバー・マイナスドライバー・キリの3本を用意する
外す前に、ドアを開けた状態にする
➁レバーハンドル錠のドアノブの外し方の順番
レバーハンドル錠のドアノブの外し方の順番は次の通りです。
7ステップで外すことができます。
1.室内側レバーハンドルを外す
2.室外側レバーハンドルを外す
3.室内側丸座カバーを外す
4.室外側丸座カバーを外す
5.室内側丸座を外す
6.室外側丸座を外す
7.木口側のフロントパネルとレバーハンドル錠本体を外す
➂レバーハンドル錠のドアノブの外し方の詳細な説明
こちらでは、レバーハンドル錠のドアノブの外し方の詳細な説明をします。
番号の通りに作業をすることで、間違いなくドアノブを外すことができます。
1.室内側レバーハンドルを外す
作業者は室内側レバーハンドルの前に身体を移動してください。
レバーハンドルの軸に取り付けてあるレバー固定ネジ1本を、プラスドライバーを使って外します。
ネジが外れたら、室内側レバーハンドルを引っ張ると外れます。
外れにくい時には、上下に揺することで外れます。
2.室外側レバーハンドルを外す
作業者は室外側レバーハンドルの前に身体を移動してください。
そのまま室外側レバーハンドルを引っ張ると、角芯ごとスルッと外れます。
外れにくい場合には、上下に揺らしながら引き抜いてください。
3.室内側丸座カバーを外す
作業者は室内側丸座カバーの前に身体を移動してください。
室内側丸座カバーとドア本体との間に、マイナスドライバーを入れて丸座カバーを浮き上がらせると丸座カバーが外れます。
4.室外側丸座カバーを外す
作業者は室外側丸座カバーの前に身体を移動してください。
室外側丸座カバーとドア本体との間に、マイナスドライバーを入れて丸座カバーを浮き上がらせると丸座カバーが外れます。
5.室内側丸座を外す
作業者は室内側の丸座の前に身体を移動してください。
室内側の丸座に付いている2本の取り付けネジをプラスドライバーで外します。
ネジが外れると、丸座は簡単に外すことができます。
6.室外側丸座を外す
作業者は室外側の丸座の前に身体を移動してください。
室内側の丸座のネジが外れているので、室外側の丸座はサクッと外れます。
7.木口側フロントパネルとレバーハンドル錠本体を外す
作業者は木口側フロントパネル前に身体を移動してください。
木口側のフロントパネルの上下に付いているフロント取付ネジをプラスドライバーを使って外します。
ネジが外れたら、キリを使ってフロントパネルを外します。
フロントパネルは簡単に外れます。
レバーハンドルを外した穴にプラスドライバーを入れて、レバーハンドル錠本体をかき出すイメージでこねます。
2〜3回ほどこねると、レバーハンドル錠本体が排出されます。
以上で、レバーハンドル錠のドアノブの外しは全て完了です。
穴やネジがないドアノブとは何か?穴やネジがないドアノブの外し方の説明!

穴やネジがないドアノブは、古い浴槽などに取り付けられています。
穴やネジがないことから一見、外し方の難易度が高い印象があります。
ところがポイントさえわかれば、意外に簡単に外すことができます。
①穴やネジがないドアノブを外す前準備
穴やネジがないドアノブを外す前準備は次の通りです。
ツールはキリ・マイナスドライバー・プラスドライバー1本ずつ用意する
外す前に、ドアを開けた状態にする
➁穴やネジがないドアノブの外し方の順番
穴やネジがないドアノブの外し方の順番は次の通りです。
4ステップで外すことができます。
1.室内側のドアノブを外す
2.室内側の丸座カバーを外す
3.室内側の丸座の土台カバーを外す
4.室外側のドアノブを外す
➂穴やネジがないドアノブの外し方の詳細な説明
こちらでは、穴やネジがないドアノブの外し方の詳細な説明をします。
番号の通りに作業をすることで、間違いなくドアノブを外すことができます。
1.室内側のドアノブを外す
作業者は室内側のドアノブの前に身体を移動してください。
ドアノブの横に小さな穴があるので、その穴にキリを差し込んで押し込みます。
そのままドアノブを引っ張ると、ドアノブがスポンと外れます。
2.室内側の丸座カバーを外す
室内側の丸座カバーの右側に長方形の穴があるので、穴にマイナスドライバーを差し込んで、丸座カバーを浮き上がらせます。
2〜3回ほどこねると丸座カバーが外れます。
3.室内側の丸座の土台カバーを外す
室内側の丸座カバーを外すと、丸座の土台カバーが現れます。
丸座の土台カバーの上下にはプラスネジが取り付けられているので、プラスドライバーを使って外します。
丸座の土台カバーが外れると、室外側のドアノブの軸が現れます。
4.室外側のドアノブを外す
作業者は室外側のドアノブの前に身体を移動してください。
ネジが全て外れているので、室外側のドアノブを引っ張ると簡単に外れます。
以上で、穴やネジがないドアノブの取り外しは全て完了です。
まとめ
今回は、チューブラ錠のドアノブの外し方の説明・レバーハンドル錠のドアノブの外し方の説明・穴やネジがないドアノブの外し方の説明の3点についてご紹介しました。
ドアノブは専門業者でなくても、外すことができる建具のパーツです。
ただし日々お忙しい方や業者にお任せしたい方は、ドアノブや建具の専門業者にお問い合わせすることをおすすめします。
みなさまに代わって、ドアノブの取り外し取り付けをスピーディに代行します。

>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。