LIXIL製の断熱土間引き戸を使用した店舗入り口の引き戸交換の施工実例となります。すっきりとおしゃれな感じにリフォームする事が出来ました。もともとは引き戸の調子が悪く開け閉めが重くなっていた入口引戸ですが、使用して相当な年数がたっているので一層の事、全部取替えて気持ちよく使用出来ればと、工事を行う事になりました。
土間引戸は土間納まりの仕様となりますので、店舗併用住宅など土間を活用した空間に使用される事が多い商品です。本日は施工前、施工後の写真をアップしましたので、どの様なイメージに変わるのか参考にして頂ければと思います。
断熱土間引戸で店舗入り口をおしゃれにリフォーム

現在取り付けられている店舗用の引き戸は昔ながらの仕様になっていますので、おしゃれとは言えません。よく見かける引き戸と言う印象です。こちらのテナントで美容室をされているお客様からのご依頼で、職種柄少しでも明るくお洒落な感じが良いと言う事です。
室内から見た感じはこんな感じです。

まわりの壁紙などはお洒落な感じでリフォームされていらっしぃいました。
LIXIL製の断熱土間引戸へ交換を行うとこの様な感じになりました。

いかがでしょうか?全面ガラス張りになり明るく店舗内も見えますので、始めて来店されるも中の様子が分かるので入店しやすいのではないでしょうか?
話は少しそれますが、以前、中華飯店の店舗入り口ガラスを交換した事があります。特に割れている訳でもなく、店主から言われた言葉が頭に残っているのですが「中華料理屋に初めて入るお客様は中の様子が分からないので入店を躊躇するらしいのです。なので店内の様子がわかり、一見さんでも安心して入店できる様に透明のカラスに交換して下さい」この様に言われた事があります。そこのお店の入口ドアは型板ガラスが入っていたので確かに中の様子は全くわかりませんでした。
「へ~確かにおっしゃる事は的を得てますよね~」「飲食のコンサルタントに教わった」と仰っていました。

室内から撮影しました。このままの状態では流石に見え過ぎの印象もあるのでステッカーか何か貼るのかもしれませんね。
今回取替えた商品は断熱仕様になっていますので快適で冷暖房費が節約可能な商品となっています。
断熱土間引戸とは?
そもそも、断熱は分かるけど土間引戸って何?普通の家の引き戸と何が違うの?この辺りに線引きは意外と明確でない方も多いのではないでしょうか。念のために、断熱土間引戸について説明しておきますね。
土間とは?
現代ではあまり見る事が少なくなった土間(どま)は、古民家などで見かけたり、店舗(花屋さん、自転車、バイク屋さん、等)で用いられる空間です。屋外から建物の入口を開けて室内入りますが、その室内で、靴を脱ぐ事なく、用事を行えるスペースです。昔の日本では、作業場(農機具や漁具の手入れ空間)や台所(給仕空間)として一般的に設けられていました。
駄菓子屋さんをイメージできますか?お店の入口を入って、お菓子を選んで会計をしますよね。その時、靴を脱ぐ事はないと思います。奥にはこのお店の方の生活スペースがあり間仕切りされています。
そのお菓子が置いてある場所を土間といいます。
そして、土間と屋外を隔てる引き戸が土間引戸です。さらにその引き戸の断熱性能を高めた商品の事を断熱土間引戸と言います。
LIXIL、三協アルミ、YKKapなどサッシメーカーから商品化されており、断熱・耐風圧・気密・遮音の性能について高いレベルを実現しています。
LIXIL製断熱土間引戸について
今回引き戸のリフォーム工事で使用したのはLIXIL製の断熱土間引戸となります。こちらの商品についても簡単に説明しておきたいと思います。
サーモスⅡ-HタイプとサーモスLタイプの2種類から選ぶ事が出来ます。サッシの納まりや選択できるカラーが少々異なってきます。
土間は土足で人が用事を済ませるスペースなので土や泥の汚れも発生する事が容易に想像されます。その様な時は水で洗い流したりすると素早く掃除出来ます。土間用引戸のサッシレールはステンレス製で水に強い事はもちろん、LIXIL製の断熱土間引戸はサッシレールがねじ止め式になっているので、万が一レールが破損、変形しても取替が容易な仕様になっています。
また、錠については通常の召し合わせ錠以外に、サブロックが標準で設置されています。サブロックとは引き違い戸の下部分に”ピコッ”と飛び出して引き戸が開くのを防ぐ役割があります。防犯性能が向上するサブロックも標準装備です。
その他にも、アシスト把手や大型把手、戸先錠などの選択品、有償品も用意されています。
詳しくは公式カタログでご確認頂けます。
まとめ
最後までお読み頂きありがとうございました。本日は施工実例として、LIXIL製断熱土間引戸の交換工事を行った施工写真や土間引戸について説明しました。
店舗や施設で隙間風や底冷えが気になる方は入口引戸の交換で緩和する可能性も期待できます。ご検討されてみてはいかがでしょうか。

>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。