浴室折れ戸の修理はアクリル板の交換。接着されたアクリル板の交換方法を解説!

浴室(ドア・折戸・アクリル)

接着タイプの浴室アクリル板交換を行いましたので、本日は施工事例を掲載したいと思います。実は、接着タイプの浴室アクリル板が割れてしまった場合、原則 扉全体を取替える方法が極一般的な修理セオリーとはなります。TOTOさんやLIXILさん、パナソニックさんなど浴室バスメーカー(扉メーカー)に問い合わせると「あ~扉のアクリル板が割れたしまったのですね。お怪我はありませんでしたか?アクリル板のみの交換は出来ませんので扉を交換する必要があります。」この様な話になります。

一方で以下の様なお考えの方も多くいらっしゃいます。

・出来るだけ低予算で修理したい

・いつまで住むか分からないのでお金をかけたくない

・また割ってしまう可能性もあるので取り敢えず修理して欲しい

修理専門店の当社としてはなるべくお客様のご要望に則した修理を行いたいのでアクリル板のみの交換にチャレンジしました。何度か経験して行くうちに随分と綺麗に接着タイプのアクリル板も交換できる様になりましたので、よろしければ施工現場の写真をご覧ください。

熊本県合志市の浴室ドア・浴室折れ戸修理・交換は窓店(マドミセ)にお任せ下さい!アクリル板の交換や古い部品もしっかり調査し修理ご対応いたします。年中無休で見積り無料ですのでお気軽にお問合せお待ちしています!

接着タイプの浴室アクリル板交換(施工写真)

<施工前>

浴室アクリル板が割れている現況の写真です。2枚あるうちの1枚のみ結構酷く割れていました。もう1枚は全くの無傷でしたので修理する必要はありません。横幅40センチ×高さ180センチ程度のアリル版を1枚取替えて行きます。取手などの障害になる付属品を作業中は一旦取り外し、アクリル板を取り除いて行きます。

アクリル板の約80%はバキバキと割りながら取り除く事が出来ますので全く問題ありません。簡単なものです。問題は接着で強力にくっついている枠の四方。この部分をいかに綺麗に剥がすかと言う事が最も難しい作業工程です。

ヒートガンと言う工具を使用し接着を柔らかくします。ヒートガンとは簡単に言えばドライヤーの強力版の様な工具でかなり高温の熱を放出する事が出来ます。

ヒートガンである程度取りやすくなったアクリル板ですが、それでも容易に取り除く事が出来ません。工具を使用しながら丁寧にアクリル板を取り除いて行きます。作業の進み具合によりますが2~3時間はかかる作業です。

新しいアクリル板を設置し、接着はコーキングで仕上げて行きます。万が一また同じ部分が割れた場合はコーキングなので施工も簡単です。

<施工後>

浴室出入口に修理し終わった折戸を建て込み動作チェックを行いました。お客様にも状態を確認していただきOKを頂く事が出来ました。コーキングが乾くまで1日程時間がかかるのでそれまでは触らない様にお伝えし工事完了です。

自宅の浴室折れ戸は、接着タイプ?ゴムのグレチャンタイプ?

自分の家の浴室折れ戸アクリル板が接着タイプなのか、そうでないタイプなのか見分ける方法をお伝えいたします。

まず前提に接着タイプの浴室折れ戸アクリル板は、現在2022年を起点として、比較的新しい設備です。具体的には5年前の2017年、もしくは10年前2012年よりも新しい扉となると思われます。2012年より以前の扉の多くは、ゴム(グレチャン)でアクリル板が扉と固定されているタイプが主流となります。

折戸の扉が2枚タイプは4分割タイプかで判断

まず第一目のフィルターは、扉の数が2分割のタイプなので4分割のタイプなのかで見分けます。今回工事を行った現場の折れ戸を再度確認下さい。

はい。こちら。これは2分割の扉になります。左右2つの扉構成です。一方4分割されている扉もあります。下の様な扉です。

折戸左右の2分割からさらに各扉が上下に分かれていますね。このタイプの扉では、ゴムのグレチャンや樹脂製の押さえが使用されている事が多いです。

サッシとアクリルの境目に注目

次に、扉サッシとアクリル板の境目に注目して見ましょう。何か別の素材はありそうですか?ゴム系、プラスチック系の素材が境目にあれば、接着タイプでは無く、何もなければ接着タイプの可能性が高いと言えます。

接着タイプ浴室アクリル板交換費用

接着タイプのアクリル板交換費用と、折れ戸本体のみを交換した場合の費用について説明したいと思います。前提として当社で行う費用の目安となりますのでご了承下さい。

接着タイプのアクリル板交換費用・・・35,000円~45,000円程度

折戸本体のみ交換の費用・・・50,000円~65,000円程度

※アクリル板の大きさや施工の難易度によって価格は変動します。目安の価格としてご確認下さい。また、接着タイプのアクリル板交換は業者によって対応していない事も多いです。

工事に伴うリスク

接着タイプのアクリル板交換はリスクを伴います。可能な限りリスク回避を行いますが、正規の修理方法では無いというのが前提となります。

アルミ素材の変色

ヒートガンと言う高熱の空気を当てますので、扉のアルミサッシ部分が変色(焦げた様なイメージ)してしまう可能性が生じます。対策を講じて作業に当たりますのでリスクは少ないですがご留意頂く必要があります。

小傷

工具を用いて強力に接着されたアクリル板を剥がす作業を行います。アルミに小傷が付いたり、勢い余って素材を傷つけてしまうリスクが生じます。

まとめ

浴室折れ戸アクリル交換は、接着されていないアクリル板の交換であればそれ程大変ではありません。ただ、接着タイプの場合は、原則扉本体の交換が正規の修理方法となります。予算や諸事情で扉本体の交換は気が進まない方には接着を剥がし修理すると言う 選択の余地がある事をお伝えしました。参考にして頂ければ幸いです。

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