お風呂のヒートショック対策は「窓」が重要。寒さの原因コールドドラフトと内窓の効果を解説

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冬のお風呂場が寒すぎて、服を脱ぐのが億劫だ!親が高齢になってきたので、ヒートショックが心配…。

本日はこんな想いの方へ向けた記事です。

冬場になると、ニュースでも頻繁に取り上げられるヒートショック。 暖かい部屋から寒い脱衣所・浴室へ移動した際の急激な温度変化が、体に大きな負担をかける現象です。

この対策として、脱衣所にヒーターを置くお湯の温度を下げるといった方法はよく知られていますが、実は住宅のプロから見ると、最も重要な寒さの発生源が見落とされがちです。

それは浴室の窓です。

どれだけ暖房をつけても、窓が無防備なままでは、暖められた空気はどんどん外へ逃げていきます。

実は、冒頭の内窓写真、我が家の浴室窓で2025年の先進的窓リノベという補助金を使って取り付けました。家族皆が冬のお風呂が桁違いに暖かくなった!絶賛の神アイテムとなりました。

この記事では、サッシ・窓の専門家の視点から、浴室が寒くなる本当の原因であるコールドドラフト現象と、大規模なリフォームをせずに寒さを解決する内窓(二重窓)の効果について解説します。

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なぜ、日本のお風呂は「冷蔵庫」のように寒いのか?

日本の在来工法(タイル張り)のお風呂は、冬になるとまるで冷蔵庫のように冷え込みます。 「タイルが冷たいから仕方がない」と諦めている方が多いのですが、実は室温を下げている最大の犯人は床や壁ではありません。

犯人は「窓」です。熱の50%が逃げています

住宅の中で、熱が出入りする割合が最も高いのが「開口部(窓)」です。 一般的に、冬場の暖房の熱の約50%〜60%は、窓から外へ逃げていると言われています。(参照:環境白書

特に浴室の窓は、換気のためにルーバー窓(ジャロジー窓)や、薄い単板ガラスが使われていることが多く、断熱性能が家の中で一番低いケースがほとんどです。 つまり、お風呂場でヒーターをつけて一生懸命暖めても、窓という「大きな穴」から熱がダダ漏れになっている状態なのです。これでは、いつまで経っても部屋は暖まりません。

恐怖の「コールドドラフト現象」とは

「暖房をつけているのに、足元がスースーして寒い」 この経験はありませんか?これがコールドドラフト現象です。

浴室で起こるメカニズムは以下の通りです。

  1. 浴室暖房やシャワーの湯気で、室内の空気は暖かくなります。
  2. その暖かい空気が、外気で冷え切った「窓ガラス」に触れます。
  3. 窓ガラスで急激に冷やされた空気は重くなり、窓の表面を伝って床へ流れ落ちます。
  4. 冷たい気流が床を這うように広がり、入浴中の無防備な足元を直撃します。

これがヒートショックの引き金となる「温度差」の正体です。 どんなに高性能な浴室暖房乾燥機をつけても、窓の断熱対策をしなければ、このコールドドラフト(冷気の滝)を止めることはできません。 逆に言えば、窓さえ攻略すれば、浴室の寒さは劇的に改善するということです。

100万円のリフォームより効果的?「内窓」が最強の寒さ対策である理由

「お風呂が寒い=お風呂全体をリフォームしなきゃダメ」

そう思い込んで、100万円以上の見積もりを見て諦めてしまう方が非常に多いです。

しかし、サッシ屋の視点から言えば、寒さ対策において内窓(二重窓)ほど費用対効果の高いリフォームはありません。

なぜ、たった1枚の窓を追加するだけで、劇的に環境が変わるのか。その理由を解説します。

ユニットバスにしても「窓」が単板ガラスなら意味がない

よくある失敗事例をご紹介しましょう。

「寒いタイルのお風呂が嫌で、大金をかけて最新のユニットバスにリフォームした。床は冷たくなくなったが、やっぱり空間全体がスースーして寒い」

これは、「窓」を既存のまま(古いアルミサッシ+単板ガラス)残してしまったことが原因です。

ユニットバス自体は断熱性が高い箱ですが、そこに穴(断熱性の低い窓)が開いたままでは、魔法瓶のフタが開いているのと同じこと。せっかくの暖房の熱も、そこからどんどん逃げてしまいます。

逆に言えば、古いタイルのお風呂のままでも、窓さえ高断熱化して「フタ」をしてしまえば、熱の流出は止まり、浴室内の温度低下を大幅に防ぐことができるのです。

内窓(二重窓)をつけるだけで「魔法瓶」になる

内窓とは、今ある窓の内側(室内側)に、もう一つ新しい窓を取り付けるリフォームです。

これによって生まれる効果は、主に2つあります。

①空気の層が「断熱材」になる

外窓と内窓の間に、数センチの空気の層が生まれます。

空気は熱を伝えにくい性質を持っているため、この層が見えない断熱材の役割を果たし、外の冷気が室内に入ってくるのをシャットアウトします。ダウンジャケットが温かいのと同じ理屈です。

②樹脂フレームが「冷たさ」を伝えない

古い窓枠はアルミ製がほとんどですが、アルミは熱伝導率が非常に高く、外の冷たさをそのまま室内に伝えてしまいます(だから冬のサッシを触ると氷のように冷たいのです)。

一方、内窓の枠は樹脂製です。樹脂はアルミの約1,000倍も熱を伝えにくい素材です。

枠自体が冷たくならないため、そこから冷気が降りてくるコールドドラフト現象を根本から抑え込むことができます。

【比較表】浴室リフォーム vs 内窓設置

ヒートショック対策として、「お風呂全体の交換(フルリフォーム)」と「内窓の設置」を比較してみました。

予算と目的に応じて選ぶべきですが、「寒さ対策」に特化するなら内窓のコスパが圧倒的であることが分かります。

比較項目浴室フルリフォーム(ユニットバス交換)窓の断熱リフォーム(内窓設置)
費用目安100万円 〜 150万円5万円 〜 10万円
工事期間4日 〜 1週間(お風呂に入れない期間あり)約1時間 〜 2時間(当日から入浴可)
寒さ対策◎(窓も変えれば完璧だが、窓なしだと△)◯(費用対効果は最強)
掃除◎(最新素材で楽になる)△(窓が2枚になるので拭く手間は増える)
バリアフリー◎(段差解消・手すり設置など)ー(窓のみの工事)

「予算はないけれど、親のためにヒートショック対策だけは急ぎでやりたい」

という場合、まずは内窓の設置から始めるのが最も賢い選択です。

さらに効果を高める!サッシ屋推奨の「+α」対策

我が家の温風器(内窓効果を増大)

内窓をつけることを決めたなら、次に重要になるのが中に入れるガラスの種類です。 普通の透明ガラスでも効果はありますが、お風呂場という特殊な環境だからこそ、おすすめしたいガラスがあります。

ガラスは「ブラインド入り複層ガラス」が最強

お風呂場の窓には、外からの視線を遮るための「ブラインド」をつけているご家庭も多いと思います。 しかし、お風呂場のブラインドはすぐにカビが生えたり、折れ曲がったりして掃除が大変ではありませんか?

そこで推奨するのが、ブラインド入複層ガラスです。 これは、2枚のガラスの間に小さなブラインドが密閉されている特殊なガラスです。

  • 汚れ知らず: ブラインドがガラスの中に入っているため、水垢やカビがつくことがなく、一生掃除が不要です。
  • 視線操作: つまみを動かすだけで、光を入れたり視線を遮ったりできます。
  • 断熱性: もちろん複層ガラスなので、断熱性能も抜群です。

内窓のガラスをこれにするだけで、「寒さ対策」と同時に、長年の悩みだったお風呂のブラインド掃除からも解放されます。少し予算は上がりますが、選んで絶対に後悔しないオプションです。

ちなみに、先進的窓リノベの補助金にはブラインド入り複層ガラスは対象商品になってないです。より高い断絶性と補助金にフォーカスすると我が家でも設置したLow-E複層ガラスがおすすめです。デザイン性や経済面で検討されてください。

断熱(内窓)×暖房(換気扇)で完璧な空間へ

「内窓」はあくまで、魔法瓶のように「熱を逃がさない」ためのものです。熱そのものを作り出すわけではありません。 ですので、内窓を設置した上で、浴室暖房乾燥機を併用するのが、ヒートショック対策のゴールです。

これまでは、窓から熱が逃げていたため、暖房をつけてもなかなか暖まりませんでした。 しかし、内窓で断熱された浴室なら、暖房をつければ短時間でポカポカになります。予備暖房の効果が最大限に発揮され、電気代やガス代の節約にもつながります。

まずは内窓で熱の流出を止める。その上で暖房を使うこの順番が、最も効率よく、安全な入浴環境を作る鉄則です。

まとめ:ヒートショック対策は「窓」を塞ぐことから

お風呂の寒さは、我慢すればなんとかなる問題ではありません。 特にご高齢の家族がいる場合、その「寒暖差」が命に関わるリスクになります。

水を飲んだり、かけ湯をしたりといった心がけも大切ですが、根本的な解決策は物理的に寒くない環境を作ることです。 100万円のリフォームができなくても、数万円の内窓リフォームなら、工期も半日で済み、その日の夜から暖かさを実感できます。

お風呂が寒いそう感じたら、まずは浴室の窓を見てください。 そこにある冷たい窓を二重にするだけで、家族の安全と、冬の快適なバスタイムが手に入ります。

ぜひ一度、お近くの窓リフォーム専門店に相談してみてください。あなたの家の窓にぴったりの対策を提案してくれるはずです。

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