玄関のバリアフリー化のドアの種類や注意点、工事内容、費用相場を解説

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玄関ドアのバリアフリー化について、このような悩みや疑問はありませんか?

「おすすめの玄関ドアの種類を知りたい」

「どんなことに注意すればいい?」

「工事内容や費用を知りたい」

家族が高齢になってきて、そろそもバリアフリーにリフォームしたいと考えている方は増えていますが、どのようにリフォームすればいいのか分からなかったり、どんな工事をするのか不安に感じている方も多いです。

そこで本記事では、玄関のバリアフリー化のドアの種類や注意点、工事内容、費用相場について詳しく解説します。

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そもそもバリアフリーとは?

バリアフリーについて、総務省は以下のように定義づけています。

”障害のある人が社会生活をしていく上で障壁(バリア)となるものを除去するという意味で、もともと住宅建築用語で登場し、段差等の物理的障壁の除去をいうことが多いが、より広く障害者の社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的なすべての障壁の除去という意味でも用いられる。”(引用:総務省「バリアフリーとユニバーサルデザイン」)

玄関ドアにおけるバリアフリーには以下のようなポイントがあります。

  • 段差をなくす
  • スロープを設置する
  • 手すりを設置する
  • 座れるスペースを作る
  • 車いすが通りやすくする
  • 足元を滑りにくくする

このような対策をすることによって、高齢者や要介護者のみならず、介護者においても快適に過ごせるような玄関を作り上げることがバリアフリーの目的なのです。

バリアフリーにおすすめの玄関ドアの種類

最近の住宅では、ドアを前後に開閉する「開き戸」が使用されることが一般的ですが、バリアフリーにおいては左右にスライドして開閉する「引き戸」がおすすめです。

引き戸は開口部を広く取りやすいため車いすでも通りやすいですし、玄関ドアの段差も取り除きやすいというメリットがあります。

現状は車いすでなくても、高齢化が進むとともに車いす生活になることは十分考えられますので、早い段階から引き戸にリフォームしておくこともおすすめです。

車いすに必要な開口部の広さは以下を参考にしてみてください。

開口部の広さ内容
80cm車いすで通過できる
90cm車いすで通過しやすい寸法 通路を車いすで通行できる
120cm通路を車いすで通行しやすい 人が横向きになれば車いす使用者とすれ違える 杖使用者が円滑に通過できる
140cm 車いす使用者が転回(180度方向転換)できる 杖使用者が円滑に上下できる階段幅の
150cm 車いす使用者が回転できる 人と車いす使用者がすれ違える
180cm 車いす使用者が回転しやすい 車いす使用者同士がすれ違える

車いすの寸法はJIS規格(日本産業規格)によって標準化されていますので、一般的な車いすであれば上記のサイズで問題ありません。

(参照:国土交通省「第3章 基本寸法」)

玄関ドアをバリアフリー化するときの注意点

玄関ドアをバリアフリー化するときの注意点は以下の通りです。

  • 玄関ドア周辺のバリアフリー化も進める
  • 使用できる補助金を活用する
  • ヒートショック対策をする

それぞれの注意点について、詳しく解説します。

①玄関ドア周辺のバリアフリー化も進める

玄関ドアのバリアフリー化も大切ですが、周辺のバリアフリー化はさらに大切です。

具体的には手すりの設置、スロープの設置、段差緩和材など、高齢者が快適に玄関を利用できるような対策を行いましょう。

②使用できる補助金を活用する

住宅のバリアフリー化のなかでも要介護者がいるご家庭においては国や自治体からの補助金を利用できる可能性があります。

自治体のホームページや国ホームページ、さらにはケアマネージャーに相談するなどして補助金の対象になるかどうかを確認してみましょう。

③ヒートショック対策をする

ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋などへ移動するなど、温度が急激に変化することで血圧が上下に大きく変動し、身体にダメージを受けることを指します。

住宅においてはお風呂から出たときに発生しやすいですが、玄関は断熱性が低い部分隣外気の影響を受けやすいため、お風呂場から玄関が近いとヒートショックを引き起こしやすくなります。

そのため、断熱性能の高い玄関ドアなどの対策が必要です。

玄関ドアをバリアフリー化するときの工事内容

玄関ドアをバリアフリー化するときの工事は「カバー工法」が用いられることが多いです。

カバー工法とは、既存の玄関ドアが設置してあった枠組みを使用して新しい玄関ドアを取り付ける工事内容で、外壁や床などを傷つけることなくリフォームすることができます。

ドアの開口部を広げたい場合に「カバー工法」は対応できませんが、まずはカバー工法での工事を検討してみるといいでしょう。

玄関ドアをバリアフリー化する費用相場

玄関ドアの種類によっても費用相場は異なりますが、リフォームの中でも費用を抑えやすい「カバー工法」であれば20万円ほどから工事できることがあります。

もちろん、玄関ドアの本体代や玄関周辺のバリアフリー化の内容によっては費用は変わりますが、カバー工法が費用を抑えるリフォーム方法であることを押さえておくといいでしょう。

玄関のバリアフリー化に関するよくある質問

玄関のバリアフリー化に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。

Q1.バリアフリーへのリフォームは補助金が支給される?

要介護者が使用する住宅におけるバリアフリー化へのリフォームの場合、「介護保険における住宅改修」という補助金を活用できる可能性があります。

「介護保険における住宅改修」の支給限度基準額は20万円で、住宅改修費の9割である18万円が実際に支給される内容です。

対象となる住宅改修の種類は以下の通りです。

  • 手すりの取付け
  • 段差の解消
  • 滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
  • 引き戸等への扉の取替え
  • 洋式便器等への便器の取替え
  • その他前各号の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修

詳しくは厚生労働省の「介護保険における住宅改修」のページを参考にしてみてください。

(参照:厚生労働省「介護保険における住宅改修」)

Q2.高齢者の鍵の開け閉めを簡単にしたい

鍵の開け閉めも高齢者の負担になることもありますし、鍵の閉め忘れによって空き巣に侵入されてしまうというケースも増えています。

そこでおすすめなのは、スマホなどで操作するだけで簡単に鍵の開け閉めができるスマートキーです。

スマートキーであれば鍵の開け閉めの手間も負担もかかりません。

Q3.玄関ドアのリフォームはどのくらいの期間が必要?

玄関ドアのリフォームのおおよその期間は1日〜2日程度です。

カバー工法であれば当日中に工事を終えることが多いため、工事を短くしたいという方はカバー工法がおすすめです。

まとめ

本記事では、玄関のバリアフリー化のドアの種類や注意点、工事内容、費用相場について詳しく解説しました。

超高齢化社会と言われる現代の日本においては、高齢者が過ごしやすいバリアフリー化へのリフォームが推奨されており、国や自治体からも補助金が支給されることがあります。

そのため、費用面が気になるという方でもリフォームしやすくなっています。

ぜひ本記事を参考にして玄関ドアのバリアフリー化を検討してみましょう。

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