隙間が出来て窓が閉まらない!?原因と修理方法。自分で修理する事は可能か?

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窓を閉めた時に隙間が出来てしまってお困りの方に向けた記事になります。古くなった住宅で起こる窓の故障と言う事もあれば、比較的新しい住宅でも窓がしっかり閉まらないトラブルが発生しないといえません。本日、隙間が出来て窓が閉まらない状態について、その原因と修理方法について考えてみました。

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窓に隙間ができてしまう原因

窓に隙間が出来てしまう理由は大きく分けて2つのパターンがあります。1つめは、異物が挟まったりする事で起こる症状です。2つめは窓の故障で部品交換などが必要となります。詳しく見て行きましょう。

オモチャなど異物が挟まって窓が閉まらないのではないか?

比較的新しい住宅で起こる窓に隙間が発生する原因としては、異物が挟まっていると言うケースが最も多いのではないでしょうか。子供のオモチャや女性の方の化粧道具、消しゴムやボールペンなどの文具用品、いつの間にか窓のレールに落っこちてしまい、それが障害となって窓が”パシっ”と閉まらなくなります。そもそも異物が挟まっていると分からない事もあり、目視で確認出来ない窓サッシの奥の方で挟まっている場合は原因を探し当てるのも素人の方では難しいかもしれません。

窓の戸車が破損して隙間が発生しているのでは?

窓にはサッシの下の方に戸車と言われる部品が取付けられています。戸車は左右で2個取り付けられています。この戸車は使用頻度や年数により消耗や破損してしまう恐れがある窓の部品です。戸車は片方づつ悪くなる事が一般的ですでの、片方の戸車が欠損してしまうと必然的に窓に歪みが発生してしまいます。その歪みが原因となり隙間を発生させてしまいます。

窓が傾いていて隙間が発生しているのでは?

窓が傾いている為に隙間が生じる事があります。窓自体が斜めに変形している事もあれば、窓枠が変形、片側だけ上枠が落ちて来ている事もあります。窓枠を取り外して水平器を当てるなどし、窓が変形していないか確認します。問題無ければ窓枠の高さを測ります。右端、左端、同じ長さになっていますか?どちらか一方だけが短い場合は上枠が少し落ちていたり、窓枠が変形している可能性があります。窓枠の方は地震や地盤沈下、住宅の歪みにより発生する事があります。一方で、窓自体が斜めに変形している可能性があるとすれば、窓の取り外しを何度か行った経験がある方に限定されると思います。窓枠に建て込んだままで窓自体が変形する可能性はかなり低いです。窓枠から取り外された場合は、知らぬ間に、窓に衝撃が加わり変形した可能性が考えられます。

窓の隙間は自分で修理できるのか?

窓に隙間が発生する原因としては、前述した異物戸車窓の変形、この3つが最も有力となりますが、これらのトラブルが発生した場合、果たして自分で修理をする事はできないのでしょか?専門業者に訪問してもらえば勿論早く解決してくれる事は間違いないでしょうがどうしても費用が発生してしまいます。可能性あれば自分で修理をしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

そこで、こちらの項目では窓の隙間を自分で修理する事について詳しく説明したいと思います。

自分で修理を行う難易度を5段階で評価してどの程度のレベルなのかも目安にして見て下さい。1が最も簡単で5が最も難しいです。

異物によるトラブルの修理方法

難易度1~2

目視で異物が見えればその異物を取り除くだけでトラブルは解消し一件落着です。ただ、目視で確認出来ない場合は一度窓サッシを取り外さなければなりません。窓サッシを取り外す場合、サッシを上の方に持ち上げてサッシ本体が下部のレールよりも上に上がった段階でサッシの下部を外方向に抜き出します。1点注意しなければなりません。窓サッシには外れ止めと言われる装置がレール上部や窓サッシの上部に設けられている事があります。ドライバーで簡単に解除出来る物が殆どですが、外れ止めの種別を判断して外れ止めを解除しないと窓サッシが外せない事にもなりますのでこの点に難易度2を付けています。

窓サッシ戸車トラブルの修理方法

難易度3~4

窓サッシの戸車には汎用品戸いわれる修理部材が販売されています。窓サッシを取り出す事が出来れば、今破損している戸車と、汎用品戸車の交換はそう難しくありません。一方、純正戸車と言って今取付けられている戸車と全く同じ物が見つかれば、そちらの純正戸車の方がお勧めではあります。但し、サッシの中には純正戸車を交換する為にはサッシ枠を外したり煩雑な作業を行わなければならない物もあり、難易度4を付けています。汎用品戸車交換であれば難易度3程度です。

窓の傾きトラブルの修理方法

難易度5

原則、ご自身での修理はお勧めできません。

窓変形の修理方法、倒れている方と逆側の窓下枠をたたく事で変形が直る事があります。最も簡単な方法は床に板を敷き、傷がつかない様に雑巾等を用意します。窓サッシを持ち上げて、倒れている方と逆側の窓下枠を雑巾の上に”ドン”と落します。微調整しながら落とすと変形が戻って行くと思います。

窓枠の変形を修理する事は少々困難です。窓のカバー工事を行い、新しい窓枠を取付ける事が最も適した修理方法ではないでしょうか。

まとめ

本日は、隙間が出来て窓が閉まらない不具合について、その原因や修理方法を考えて見ました。自分で修理をされたい方向けに、修理の難易度を点数で表しましたので参考にされて下さい。当社でも窓の隙間が気になるとお問合せを頂きますが、割合としては戸車の不具合が一番多い印象です。ご自身で修理をされる時はあまり無理をされずに”やばそう!”と思ったら早めに専門業者に相談されて下さいね。

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