サッシとドアの違いについて、このような悩みや不安はありませんか?
「そもそもサッシとドアの違いは?」
「機能性についても違いはある?」
「どっちにリフォームするべき?」
最近ではテラスドアなどの設置も増えてきており、本来窓の部分にサッシかドアのどちらを設置しようか迷っている方も多いです。
とはいえ、サッシという言葉に聞き馴染みがないと、そもそもドアとサッシの違いがわからず、どちらを設置するべきか検討することも難しいというケースも増えています。
そこで本記事では、サッシとドアの違いについて、断熱性や防音性、価格面、デザイン性から徹底比較します。
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サッシとドアのそもそもの違いとは?
ここでは、サッシとドアの基本的な違いについて詳しく解説します。
サッシとは?
サッシとは、枠と框(かまち)によって構成される、いわゆる”窓枠”のことを指します。
住宅に窓を設置するためには窓を取り付ける「枠」と窓ガラスをはめ込むための「框」が必要になりますが、これをサッシというのです。
サッシはアルミ製や樹脂製、アルミ・樹脂製、木製などが一般的な素材となり、それぞれの特徴は異なります。
ドアとは?
ドアとは、人の出入りを前提として作られたドアの総称です。
一般住宅では、玄関ドアやリビングドア、トイレのドア、浴室ドア、勝手口などさまざまなドアが使用されています。
ただし、戸の4辺を框によって組み立てた「框ドア」はドアには分類されません。
サッシとドアの最大の違い
サッシとドアの最大の違いは、”人の出入りを前提としているかどうか”です。
サッシは窓ガラスですので人の出入りを前提としていませんが、ドアは人の出入りを前提とした構造をしていることが特徴となります。
新築やリフォームなどでサッシとドアのどちらにしようか悩まれている方は、まず人の出入りが頻繁に発生するかを考慮すると失敗しにくいでしょう。
サッシとドアの機能性の違い
ここでは、サッシとドアの機能性の違いについて詳しく解説します。
サッシとドアの違い①:断熱性
サッシとドアは構造自体に断熱性の違いは少なく、使用される素材によって断熱性は大きく異なります。
樹脂製や木製の素材が使用されている場合は断熱性が高く、アルミが使用されている場合は断熱性が低いと考えておきましょう。
また、サッシの場合はガラスの断熱性が窓全体の断熱性を大きく左右するため、断熱性の高いサッシを利用する場合は複層ガラスなどの断熱性の高いガラスを組み合わせることが大切です。
サッシとドアの違い②:防音性
サッシドアの両方で、防音対策されているものであれば大きな違いはありません。
サッシとドアの違い③:価格面
基本的にはサッシのほうが設置費用を含めて価格を抑えて設置できることが多いです。
サッシとドアの違い④:デザイン性
デザイン性はドアのほうが豊富です。
窓はガラスが大部分を占めているため、サッシのデザイン性にこだわったところであまり大きな影響を与えません。
とはいえ、アルミサッシと木製サッシ・樹脂サッシでは雰囲気は大きく変わります。
サッシとドアの違い⑤:使用方法
先ほどもお伝えしたとおり、ドアは人の出入りが目的で、サッシは換気や採光などが主な目的となります。
リビングドアなどの大きなサッシであれば人の出入りをすることができますので、人の泥入りがあるからといって必ずドアを選ばなくてはいけないというわけではありません。
基本的にはサッシを選ぶのが◎
新築住宅やリフォームを検討していて、窓部分にサッシかドアのどちらにしようか悩んでいる方は、とりあえずサッシを検討することがおすすめです。
テラスなど、頻繁に人が出入りする場所だったり、大型犬の出入りなどがある場合などは開口部の広いドアを選択することもありますが、人の出入りが少なかったり、広い開口部を必要としない場合であればサッシで十分なことがほとんどです。
また、木製サッシであれば3mほどの大きなサイズにすることもできますので、アルミサッシや樹脂サッシではサイズが足りないという場合は木製サッシを検討してみましょう。
サッシとドアの違いに関するよくある質問
ここでは、サッシとドアの違いに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.サッシの種類とそれぞれの特徴を知りたい
サッシの種類と特徴を以下の表にまとめました。
サッシの種類 | 特徴 |
アルミサッシ | アルミニウム合金で作られた強度の高いサッシ。一般住宅においてもっとも一般的に用いられる。 |
樹脂サッシ | ポリ塩化ビニル(PVC)で作られた非常に断熱性の高いサッシ。アルミサッシに比べると1/1400ほどの断熱性能を誇る。 |
アルミ樹脂複合サッシ | 室外にアルミニウム、内側に樹脂が使用されたサッシ。アルミサッシと樹脂サッシのデメリットを補う機能性を持つ。 |
木製サッシ | 木材ならではの風味や雰囲気のあるサッシ。インテリアとして用いられることも多いが、断熱性はアルミサッシの1/1300ほどと高いことも特徴。 |
Q2.サッシの種類ごとのメリット・デメリットを知りたい
サッシの種類ごとのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
サッシの種類 | メリット | デメリット |
アルミサッシ | 耐久性が高い軽量で開閉しやすい価格が安い防火性に優れている錆びにくい | 熱伝導率が高い安っぽい印象を与えやすい結露が発生しやすい |
樹脂サッシ | 断熱性が高い結露が発生しにくい防音性が高い | 紫外線に弱い経年劣化しやすい価格が高い |
アルミ樹脂複合サッシ | 断熱性が高い遮音性が高い結露が発生しにくい耐久性に優れている | 樹脂の経年劣化が早い樹脂サッシに比べて断熱性が低いアルミサッシに比べて価格が高い |
木製サッシ | 温かみのある素材インテリア性が高い断熱性が高い防音性が高いサイズの大きい窓にできる経年劣化しにくい | 価格が高い定期的なメンテナンスが必須輸入サッシは修理・交換が難しい重量があるため開閉に力が必要耐火性が低い |
Q3.賃貸や分譲マンションで窓周辺をリフォームすることはできる?
賃貸や分譲マンションにおいて、窓の部分は専有部分ではなく”共有部分”と定められていることが多いため、勝手に窓周辺をリフォームすることはできません。
もしリフォームする場合は、管理会社に相談して許可を得てからリフォームするようにしましょう。
許可なく勝手に窓周辺をリフォームしてしまうと、違約金などが発生する可能性があります。
Q4.窓をドアにリフォームするときの費用相場はどのくらい?
窓をドアにリフォームするときの費用相場は、15万円〜60万円ほどです。
既存の窓枠のスペースに合わせてドアを取り付ける「カバー工法」という施工内容であればコストを抑えることができ、10万円〜20万円ほどでリフォームすることができます。
ただし、壁の強度が足りない場合は周辺の壁全体をリフォームしなくてはいけないため、まずは相談してみましょう。
まとめ
本記事では、サッシとドアの違いについて、断熱性や防音性、価格面、デザイン性から徹底比較しました。
掃き出し窓などをドアにリフォームする方は増えていますが、それほど現状に困っていない場合は機能性の高いサッシにリフォームするだけでも満足できるでしょう。
新築でドアかサッシかを迷っている方は、まずサッシを検討してみて、ドアのほうが快適に過ごせそうなのであればドアを選ぶようにすると後悔しにくくなります。
ぜひ本記事を参考にしてサッシとドアの違いを理解してみてください。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。