戸車の交換について、このような悩みや疑問はありませんか?
「戸車のサイズ展開は?」
「戸車を交換するときどのようにサイズを選べばいい?」
「戸車の交換はホームセンターだけで道具を揃えられる?」
ドア周辺の部品の中でも戸車は耐用年数が早く、比較的故障しやすい部分となるため、戸車を交換したいと考えている方は多いでしょう。
とはいえ、どのようなサイズを選べばいいのか分からないという方は多いです。
そこで本記事では、戸車の種類や種類ごとのサイズ展開などについて詳しく解説します。
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戸車の種類
一般的に使用される戸車は以下の通りです。
- Vレール用戸車
- 平型戸車
- 丸型戸車
- サッシ取替戸車
- 調整戸車
- 重量戸車
それぞれの戸車について、以下で詳しく解説します。
戸車の種類①:Vレール用戸車
Vレール用戸車は、一般的な住宅に使用されており、V型のレールの溝に対応している戸車です。
戸車の種類②:平型戸車
平型戸車は、レールのない敷居の溝に対応している戸車です。
一般的にはレールのない敷居に使用されます。
戸車の種類③:丸型戸車
丸型戸車は、昔ながらの雨戸、引戸、キャビネットなどに使用されている戸車です。
最近はあまり使用されませんが、古い建物の場合は使用されていることもあります。
戸車の種類④:サッシ取替戸車
サッシ取替戸車は、一般的な住宅でも使用されているアルミサッシに対応している戸車です。
サッシ取替戸車は種類がとても多いため、同じ種類を探すときは慎重に選びましょう。
戸車の種類⑤:調整戸車
調整戸車は、住宅だけではなく公共施設などでも幅広く使用されており、戸車の高さを簡単に調整できるタイプの戸車です。
戸車を設置したタイミングで高さがズレていても、すぐに調整できることが大きなメリットになります。
戸車の種類⑥:重量戸車
重量戸車は、門扉などの重量のある扉に使用される戸車です。
室内に使用されることはほとんどありませんが、玄関やガレージなどに門扉が設置されている住宅では使用されています。
【種類別】戸車の種類ごとのサイズ
一般住宅で使用される戸車は、Vレール用戸車・平型戸車・丸型戸車・サッシ取替戸車ですが、ガレージなどが併設されている場合は重量戸車も使用する場合もあるでしょう。
ここでは、一般住宅用のサッシと重量戸車のそれぞれのサイズについて詳しく紹介します。
1.一般住宅用の戸車のサイズ
一般住宅用の戸車の主なサイズは、24mm〜90mmほどです。
基本的には耐荷重によって異なり、24mm〜60mm、40mm〜45mm、42mm〜72mmといったように製品によって対応しているサイズが異なります。
たとえば、「B型フラッター戸車ジュラコン車 ベアリング入り MCナイロン車」という戸車の場合は、42mm〜72mmのサイズに対応した戸車ですが、サイズ一覧は以下の通りとなります。
品番 | サイズ | 枠厚 | 芯棒 | 耐荷重(2個あたり) |
FMS-0429 | 42mm | 2mm | 6mm | 70kg |
FMS-0509 | 50mm | 2mm | 6mm | 95kg |
FMS-0609 | 60mm | 2.5mm | 8mm | 150kg |
FMS-0759 | 75mm | 3mm | 10mm | 200kg |
また、「ヨコズナ ベアリング入ステンレス戸車(ステンレス枠) 平型」のサイズ一覧は以下の通りです。
品番 | サイズ | 車 | 芯棒 |
DES-0242 | 24mm | POM成形加工ペアリング入 | 5mm SUS304 |
DES-0302 | 30mm | POM成形加工 #626GGペアリング入 | 5mm SUS304 |
DES-0362 | 36mm | POM成形加工 #608GGペアリング入 | 6mm SUS304 |
DES-0502 | 50mm | POM成形加工 #6200GGペアリング入 | 6mm SUS304 |
DES-0602 | 60mm | POM成形加工 #6200GGペアリング入 | 8mm SUS304 |
このように、戸車の種類によってもサイズ展開が異なります。
2.重量戸車のサイズ
重量戸車の主なサイズは、50mm〜200mmほどです。
たとえば、「440Cベアリング入 ステン重量戸車 V型」のサイズ一覧は以下の通りとなります。
品番 | サイズ | 枠厚 | 耐荷重(2個) |
JCS-0505 | 50mm | 2.5mm | 200kg |
JCS-0605 | 60mm | 3mm | 300kg |
JCS-0755 | 75mm | 3mm | 500kg |
JCS-0905 | 90mm | 4mm | 700kg |
JCS-1005 | 100mm | 4mm | 1000kg |
JCS-1105 | 110mm | 4mm | 1000kg |
JCS-1305 | 130mm | 4mm | 1800kg |
JCS-1505 | 150mm | 6mm | 2000kg |
JCS-2005 | 200mm | 6mm | 2300kg |
重量戸車は、とくに耐荷重によって価格が大きく異なり、「440Cベアリング入 ステン重量戸車 V型」の場合だと、耐荷重が200kgの「JCS-0505」の価格は7,720円ほどですが、耐荷重が2,300kgの「JCS-2005」の価格は140,800円ほどとなります。
戸車交換のときのサイズは同じものを選ぶと◎
戸車を交換する場合、サイズのあったものを選ぶことが基本となりますが、汎用性の戸車を使用すればサイズが多少合っていなくても取り替えすることができることもあります。
また、一番簡単なのはメーカー純正の同じ戸車に交換することですが、メーカー純正の戸車は数年で廃盤になってしまうことがあるため、メーカー純正のものを使用する場合は代替品があるかどうかをメーカーに問い合わせてみるといいでしょう。
戸車の交換はドライバー1本で行えることも多いですが、戸車のサイズが合っていないと正しく交換することができないため、サイズやその他交換に関することで分からないことや不安なことがある場合は専門業者に相談することがおすすめです。
戸車を交換するときのサイズについてもQ&A
ここでは、戸車を交換するときのサイズについてのよくある質問をQ&A形式で紹介します。
1.戸車を交換するときはどこのサイズを採寸する?
戸車を交換するとき、以下の部分のサイズを正確に測りましょう。
- 戸車の直径
- 戸車の溝幅
- 本体厚み
- ビスピッチ
- 本体高さ
- 本体が入る幅
1mmでもズレて採寸してしまうと適切な戸車を選ぶことができませんので、正確に測ることが肝心です。
2.戸車の交換に必要なアイテムはホームセンターで揃う?
ホームセンターでは戸車を取り扱っているため、必要なアイテムをすべて揃えることが可能です。
また、どの戸車に交換すればいいか分からない場合は、交換したい戸車をホームセンターに持っていき、スタッフに相談することで適切な戸車を選んでもらえる場合もあります。
3.戸車の交換はひとりでも行える?
戸車の交換の作業自体は簡単ですが、ドアを取り外す必要があるため、ひとりで行うとケガをする恐れがあります。
そのため、複数人で作業を行うもしくは専門業者に依頼することがおすすめです。
まとめ
本記事では、戸車の種類や種類ごとのサイズ展開などについて詳しく解説しました。
ドア周辺の部品の中でも戸車は非常に壊れやすい部分となるため、交換頻度も他の部品に比べると高いです。
そのため、万が一戸車が故障してしまったり、不具合が生じてしまったときでも適切なサイズを選んで交換できるようにしておくといいでしょう。
ぜひ本記事を参考にして戸車のサイズについてチェックしてみてください。
>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。