オーバーレールとは?種類やサイズ、取り付け方、ホームセンターでの取り扱いを紹介

お役立ち記事(ブログ・施工実例)

オーバーレールについて、このような悩みや疑問はありませんか?

「そもそもオーバーレールとは?」

「どんな種類があるの?」

「具体的な取り付け方を知りたい」

引き戸の修理についてネットで調べてみると「オーバーレール」という言葉を目にしたという方も多いと思いますが、聞き馴染みのない言葉からどんなものなのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、オーバーレールの概要や種類、サイズ、取り付け方、ホームセンターでの取り扱いなどについて詳しく解説します。

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オーバーレールとは?

オーバーレールとは、経年劣化などによってスムーズに動かなくなった引き戸レールの上に被せることで従来のようなスムーズな動きを取り戻すとともにレールを保護することのできる修復アイテムです。

オーステナイト系ステンレス鋼(SUS301)やバネ用ステンレス鋼帯(SUS304・SUS631・SUS632J1・SUS420J2)などの材質が使用されます。

オーバーレールを使用するタイミング

オーバーレールは引き戸を開閉するときにガタついていたり、レールに凹凸がある場合に使用することが多いです。

一般的な引き戸のアルミレールの耐用年数は15年ほどですので、15年前後レールを使用すると経年劣化によって不具合が生じます。

また、経年劣化が起きていない場合でも、家具などをぶつけてレールに強い衝撃が加わると経年劣化と同じような不具合が生じることがありますが、この場合にもオーバーレールでの修復は可能です。

家研のオーバーレールの種類・サイズ

ここでは代表的な家研のオーバーレールの種類やサイズなどについて詳しく紹介します。

適合番号材質レールの長さ
RS-1型SUS301(バネ用ステンレス鋼帯)1,820mm2,550mm4,020mm
RS-1.5型SUS301(バネ用ステンレス鋼帯)1,820mm2,550mm3,450mm4,020mm
RS-2型SUS301(バネ用ステンレス鋼帯)1,820mm2,550mm3,450mm3,720mm4,020mm
RS-3型SUS301(バネ用ステンレス鋼帯)1,820mm2,550mm3,450mm3,720mm4,020mm
RS-3-20型SUS301(バネ用ステンレス鋼帯)1,820mm2,550mm3,450mm3,720mm4,020mm

オーバーレールの取り付け方

ここでは、オーバーレールの取り付け方について詳しく解説します。

①基本的にはDIYで設置する

”引き戸レールの修理”と聞くと難しく感じるかもしれませんが、オーバーレールはレールの流れにカットして被せるだけで修理できるため、基本的にはDIYで問題ないでしょう。

もし不安な方は専門業者に依頼することも可能ですので、以下で紹介する具体的な取り付け手順を参考にDIYで行うか、専門業者に依頼するかを決めるといいでしょう。

オーバーレールの取り付け手順

オーバーレールの取り付け手順は以下の通りです。

  1. 既存のレールの長さを採寸する
  2. サンダーや金切りノコギリでカットする
  3. レールの変形がひどい場合はトンカチなどである程度真っ直ぐにする
  4. オーバーレールをレールに被せる

オーバーレールをカットするときは、サンダーがあれば便利ですが、金切りノコギリでもカットすることができます。

金切りノコギリは100均やホームセンターでも手に入れることが可能です。

オーバーレールはホームセンターでも購入できる?

■ イメージCGです。

ここでは、ホームセンターのオーバーレールの取り扱いについて詳しく紹介します。

①コーナン

コーナンでは家研販売のオーバーレールを数多く取り扱っています。

コーナンeショップではオンライン販売もしていますので、実店舗が近くにない場合でも購入することができます。

コーナンで取り扱いのあるオーバーレールについてはこちらから確認できます。

②カインズ

カインズでも家研販売のオーバーレールを数多く取り扱っていますが、コーナンに比べるとやや品揃えが悪い印象があります。

また、オンラインショップでは購入できないオーバーレールも多いため、在庫がある店舗に足を運んだり、取り寄せてもらうなどの必要があるでしょう。

カインズで取り扱いのあるオーバーレールについてはこちらから確認できます。

オーバーレールに関するよくある質問

オーバーレールに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。

Q1.オーバーレールは網戸レールの修復にも使用できますか?

オーバーレールは網戸レールの修復に使用されることもあります。

状況によってはレール全体を交換しなくてはいけない場合もありますので、専門業者に相談することがおすすめです。

Q2.マンションの引き戸レールにもオーバーレールは使用できますか?

マンションの引き戸に勝手にオーバーレールを使用することができない場合が多いです。

というのも、賃貸マンションはもちろん分譲マンションであっても窓部分は「共用部分」に該当するからです。

厳密には、共用部分のなかでも戦友使用権が認められた「専有使用部分」に該当します。

そもそもマンションの設備は「共用部分」と「専有部分」に分けることができ、エントランスやエレベーターなど共用部分については勝手にリフォームすることができませんが、自室の窓やベランダ、玄関ドアなど共用部分に接する部分についてはマンションの景観や他の住人に影響を与える可能性があるため共用部分に該当し、勝手に修理することができないのです。

そのため、勝手にオーバーレールを使用して修理を行い何かしらの問題が生じると契約違反として違約金などが発生することがあります。

とはいえ、オーバーレールであれば許可をもらえる可能性が高いため、事前に管理会社に相談するといいでしょう。

Q3.レール交換とオーバーレールはどちらが費用を抑えられますか?

レール交換とオーバーレールのコスト面を比べたとき、圧倒的にオーバーレールによる修理のほうが費用が安いです。

レールを交換するとなるとサッシごと交換することが一般的ですが、サッシ交換は小窓で10万円〜、掃き出し窓だと15万円〜20万円ほどが費用相場となります。

一方でオーバーレールをDIYで行う場合は2,000円〜3,000円ほどで修理できますので、コスパに関しては圧倒的にオーバーレールによる修理です。

Q4.家研のオーバーレールのカタログはどこで見れますか?

家研究のオーバーレールのカタログは「オンラインカタログOnline Catalog」というページからみることができます。

まとめ

本記事では、オーバーレールの概要や種類、サイズ、取り付け方、ホームセンターでの取り扱いなどについて詳しく解説しました。

オーバーレールは引き戸のレールの修理を手軽に費用を抑えて行える優れものですので、ドアの開閉に異常が見られレールに問題がありそうであれば、まず使ってみることがおすすめです。

もしオーバーレールを取り付けても改善されなかったり、正しくオーバーレールをつけられない場合は専門業者に相談するといいでしょう。

ぜひ本記事を参考にしてオーバーレールを使用してみてください。

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