新聞紙で窓拭きするとガラスがピカピカになるって本当?理論的に説明します。

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新聞紙での窓拭きについて、このようなお悩みはありませんか?

「新聞紙で窓拭きをするのは問題ない?」

「どんなメリットや注意点がある?」

「使用しないほうがいいケースは?」

新聞紙を使用した窓拭きは人気のある掃除方法ですが、実はいくつかの注意点もあります。

後悔しないためにもしっかりと注意点を理解して新聞紙で窓拭きするようにしましょう。

本記事では、新聞紙で窓拭きをするとガラスがピカピカになる理由や窓拭きしないほうがいいケースなどについて詳しく解説します。

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新聞紙で窓拭きするのは大丈夫?

結論から申し上げますと、新聞紙で窓拭きをするとさまざまなメリットがあるため、日頃の窓拭きとして使用することは非常におすすめです。

とはいえ、いくつかの注意点や使用しないほうがいいケースなどもあるため、しっかりとメリット・デメリットを理解した上で使用するようにしましょう。

新聞紙で窓拭きをするとガラスがピカピカになる理由

新聞紙で窓拭きをするとガラスがピカピカになる理由は以下の通りです。

  • 新聞紙のインクには油分分解作用があるから
  • 新聞紙の繊維に研磨作用があるから
  • 新聞紙のインクにはつや出し効果があるから

それぞれの理由について、以下で詳しく解説します。

1.新聞紙のインクには油分分解作用があるから

新聞紙に使用されているインクには油分分解作用があるため、窓に付着した皮脂などの油汚れをキレイに落とすことができます。

新聞紙には、植物由来のポリフェノール化合物で油分の分子を分解する作用のある「タンニン」と、諸物細胞壁の主要成分である「リグニン」が含まれており、これらの成分が油汚れを落とすことに効果があると言われています。

油分分解作用は、油分をより小さな分子に分解する化学反応のことを指し、分解された油分は水に溶けやすくなります。

そのため、窓に付着した油分が油分分解作用によって分解されることで、窓の油汚れを落としやすくなるのです。

2.新聞紙の繊維に研磨作用があるから

新聞の原材料は、木材チップを蒸気で加熱して製造される機械パルプである「サーモメカニカルパルプ(TMP:Thermo Mechanical Pulp)」と「古紙を主な原料パルプ」が使用されていますが、これらの素材は繊維が細かいため研磨作用があります。

また、新聞紙のインクに含まれている「炭酸カルシウム」が研磨剤としての役割を果たすため、窓ガラス表面を滑らかにすることができるのです。

3.新聞紙のインクにはつや出し効果があるから

新聞紙のインクにはつや出しに効果のある成分が含まれています。

つや出し効果に効果のある成分としては、先ほども紹介した「タンニン」と「リグニン」、「炭酸カルシウム」が複合的に作用することでつや出しに効果があると言われています。

新聞紙で窓拭きをするメリット

新聞紙で窓拭きをするメリットは以下の通りです。

  • 繊維が窓に残らない
  • コスパに優れている

それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。

繊維が窓に残らない

布製品で窓拭きをする場合、どうしても小さな繊維が残ってしまいますが、新聞紙は紙ですので繊維が残ることはありません。

布製品の繊維が残ってしまうと、せっかくキレイにした窓に汚れが残っているように見えてしまうため、繊維を落とすための掃除をすることが必要になり二度手間です。

コスパに優れている

新聞を取っている場合はゴミになるものを再利用できますし、新聞を取っていなかったとしても100均などで無料で手に入るため、実質的に無料で窓拭きをすることができます。

窓拭きをするためには洗剤やクロスなどが必要になりますが、新聞紙を使用する場合は不要です。

新聞紙で窓拭きをするときの注意点

新聞紙で窓拭きをするときの注意点は以下の通りです。

  • カラーインクが使用された新聞紙は使用しない
  • 力を入れて擦りすぎない
  • しっかりと水を絞ってから使用する
  • くしゃっと丸めて使用する
  • 網戸掃除には使用できない

それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。

カラーインクが使用された新聞紙は使用しない

朝日新聞や読売新聞などは白黒インクのみが使用されている新聞紙ですが、スポーツ紙などではカラーインクが使用されていることも珍しくありません。

カラーインクは窓ガラスに色移りしてしまう場合があるため、窓拭きには白黒インクのみが使用された新聞紙を使用するようにしましょう。

力を入れて擦りすぎない

新聞紙には研磨作用があるため、強く擦りすぎてしまうと窓ガラスを傷つけてしまう恐れがあります。

通常に窓拭きする程度の力であれば窓ガラスが傷つくことはないため必要以上に気をつける必要はありませんが、こびりついた汚れなどがある場合に強く擦りすぎないようにしましょう。

しっかりと水を絞ってから使用する

新聞紙に含んだ水をしっかりと絞らないとインクが漏れ出してしまう可能性があるため、しっかりと絞ってから窓拭きするようにしましょう。

くしゃっと丸めて使用する

新聞紙で窓拭きをするときは、キレイに折りたたむのではなく、くしゃっと丸めて使用することがポイントです。

くしゃっと丸めることで窓ガラスの汚れを落としやすくなります。

網戸掃除には使用できない

新聞紙は窓ガラスやサッシの掃除には効果的ですが、網戸に使用してしまうと新聞紙がボロボロになってしまうため逆効果です。

新聞紙で窓拭きをしないほうがいいケース

新聞紙で窓拭きをしないほうがいいケースは以下の通りです。

  • 晴れていて窓が乾燥しやすい日の場合
  • 汚れがひどくこびりついている場合

それぞれのケースについて、以下で詳しく解説します。

晴れていて窓が乾燥しやすい日の場合

新聞紙での掃除に限ったことではありませんが、窓拭き掃除は晴れの日よりも曇りの日のほうが効果的だと言われています。

というのも、晴れの日の場合は濡れた窓がすぐに乾いてしまうため、水跡が残りやすいからです。

そのため、晴れた日よりも曇りの日に窓拭きをするといいでしょう。

汚れがひどくこびりついている場合

窓ガラスにひどく汚れがついている場合、新聞紙では汚れを落とし切ることができないこともあります。

たとえば、排気口が近くガンコに油汚れが付いている窓ガラスや、数年窓拭きをしていない窓ガラスなど、汚れが蓄積している窓ガラスはしっかりとした洗剤を使用して掃除することがおすすめです。

先ほどもお伝えしたとおり、窓ガラスを新聞紙で必要以上に強く擦ってしまうと窓ガラスが傷ついてしまう恐れもあるため、新聞紙での窓拭きは日頃のお手入れで使用するといいでしょう。

まとめ

本記事では、新聞紙で窓拭きをするとガラスがピカピカになる理由や窓拭きしないほうがいいケースなどについて詳しく解説しました。

新聞紙での窓拭きは油汚れやつや出しに効果があるため、正しく使用することで効果的なお掃除をすることができます。

ただし、汚れがこびりついている場合は効果が見られない場合もあるため、あくまで日頃のお掃除の方法として覚えておくといいでしょう。

ぜひ本記事を参考にして、新聞紙で窓拭きをしてみてください。

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