窓ガラスについて、このような悩みや疑問はありませんか?
「それぞれの費用はどのくらい?」
「それぞれのメリット・デメリットを比較したい」
「遮熱窓と断熱窓はどちらを選ぶべき?」
遮熱窓と断熱窓は高性能な窓として知られていますが、その機能は大きく異なるため、どっちの窓を選べばいいのか悩んでいる方は非常に多いです。
本記事では、遮熱窓と断熱窓の違いやそれぞれのメリット、デメリットについて詳しく解説します。
本記事を最後まで読めば遮熱窓と断熱窓の違いを理解して、どっちを選べばいいかわかるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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遮熱窓と断熱窓の概要

遮熱窓と断熱窓の概要について解説します。
遮熱窓とは?
遮熱窓とは、ガラス表面に特殊な加工をすることで太陽熱をカットする効果のある窓です。
Low-E膜をコーティングしたLow-E複層ガラスなどが代表的な遮熱窓として知られています。
遮熱窓は太陽熱を防ぐため、夏場における室内の気温の上昇を防ぐことができ、冷房効率を高めることができます。
断熱窓とは?
断熱窓とは、一般的に使用されているアルミフレームと窓ガラスの組み合わせよりも断熱性の高い窓のことを指します。
樹脂サッシやアルミ樹脂サッシ、複層ガラスなどが断熱性の高い窓として知られています。
断熱窓は室内外の空気・熱の出入りを防ぐため、冬場における暖房などによる室内の暖気を逃がさないような対策に効果的です。
遮熱窓と断熱窓の費用の違い
遮熱窓と断熱窓の費用の違いについて詳しく解説します。
遮熱窓の設置費用相場
遮熱窓の設置費用相場は10万円〜30万円ほどです。
断熱窓の設置費用相場
断熱窓の設置費用相場は、10万円〜50万円ほどです。
遮熱窓・断熱窓の設置費用相場は、ガラスの種類やサイズ、業者によっても異なるため明確な費用相場はなく、予算を決めてから業者を相談することが大切になります。
遮熱窓・断熱窓の設置は補助金が使用できることもある
遮熱窓・断熱窓の設置は、「先進的窓リノベ2025事業」という国補助金を使用できる可能性があります。
「先進的窓リノベ2025事業」は、既存住宅の省エネ化やエネルギー負担軽減を目的とされた支援事業ですので、遮熱窓・断熱窓は補助金の適用になる可能性があります。
詳細については「先進的窓リノベ2025事業」の概要から確認できます。
また、自治体が独自に定める補助金などが適用される場合もありますので確認してみましょう。
遮熱窓と断熱窓のメリット・特徴

遮熱窓と断熱窓のメリット・特徴をそれぞれ解説します。
遮熱窓のメリット・特徴
遮熱窓のメリット・特徴は以下のとおりです。
太陽光による室温上昇を防げる | 太陽光をカットすることで太陽の熱が室内に入ってくるのを防ぐことができます。 |
UVカットできる | 日焼け対策および家具・床などの劣化につながる紫外線をカットすることができます。 |
光熱費削減になる | 夏場に太陽光による室温の上昇を防ぐため、冷房効率を高め光熱費削減につながります。 |
断熱窓のメリット・特徴
断熱窓のメリット・特徴は以下のとおりです。
室内の熱を逃さない | 室内の熱を逃がしにくくなるため、室温の低下を防ぐことができます。 |
結露が発生しにくくなる | 断熱窓が室外の影響を受けにくいため、室内側のガラス面と室温の温度差が小さくなり、結露が発生しにくくなります。 |
ヒートショック対策になる | 室内を暖かく保つことができるため、入浴後などでも急激な温度変化になりにくく、ヒートショックを防ぐ効果があります。 |
光熱費削減になる | 暖房効率を高めることで光熱費の削減につながります。 |
遮熱窓と断熱窓のデメリット・注意点
遮熱窓と断熱窓のデメリット・注意点をそれぞれ解説します。
遮熱窓のデメリット・注意点
遮熱窓のデメリット・注意点は以下のとおりです。
結露防止効果はない | 遮熱窓には結露防止機能はありません。 |
冬は日差しが遮られる | 冬の日差しは室内を暖かくする効果がありますが、遮熱窓は冬の日差しも遮ってしまいます。 |
設置費用が高額になりやすい | 一般的なガラスよりも設置費用が高額になりやすいです。 |
断熱窓のデメリット・注意点
断熱窓のデメリット・注意点は以下のとおりです。
普通のガラスより重い | 断熱窓は一般的なガラスよりも重いため、開閉時に力が必要になる場合があります。 |
設置費用が高額になりやすい | 一般的なガラスよりも設置費用が高額になりやすいです。 |
遮熱窓と断熱窓はどっちを選ぶべき?

遮熱窓と断熱窓はどっちを選ぶべきなのかについて詳しく解説します。
遮熱窓が向いている場所
遮熱窓は、西側を中心とした日差しが多く入ってくる場所に設置することがおすすめです。
住宅の西側から西日が入ってくるのであれば遮熱窓は大きな効果が期待できます。
断熱窓が向いている場所
断熱窓は、住宅の南側の窓に設置することがおすすめです。
断熱窓は夏場の日光を遮る効果はありませんが、太陽の高くなる夏場において住宅の南側に直射日光が当たるケースは少ないため、遮熱窓を設置する必要はありません。
そのため、南側は断熱窓一択となります。
内窓を設置して遮熱・断熱の両方の効果を取り入れることも!
既存の窓枠の内側に内窓を設置することで、遮熱窓と断熱窓の両方を設置することもできます。
日差しも気になるし冬の寒さも気になるリビングや寝室などは内窓も検討するといいでしょう。
遮熱窓と断熱窓に関するよくある質問

遮熱窓と断熱窓に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.なぜ窓周辺に遮熱・断熱対策が必要なのですか?
室内の熱の出入りのほとんどが窓を中心とした開口部から行われているため、室内を快適な温度にしたいのであれば窓サッシまわりの断熱・遮熱対策は欠かせません。
一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会によると、冬に暖房の熱が室外に流出する割合の58%ほどが窓からとなっており、夏の冷房時に外から熱が入ってくる割合の73%ほどが窓となっています。
つまり、室内をより快適に過ごすためには、エアコンを最新の製品にしたり、暖房器具を増やすよりも前に窓周辺の断熱・遮熱対策をすることが重要なのです。
(参照:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会「開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?」)
Q2.断熱ガラスに遮熱フィルム・遮熱シートを貼ることはできますか?
断熱窓に遮熱フィルムを貼り付けてしまうと、ガラスの空気層に熱がこもってしまい熱割れの原因になる可能性があります。
断熱窓の説明書や遮熱フィルムの説明書などにしたがって貼り付けるようにしましょう。
まとめ
本記事では、遮熱窓と断熱窓の違いやそれぞれのメリット、デメリットについて詳しく解説しました。
遮熱窓と断熱窓は真逆とも言える効果がありますので、自宅の環境に合わせて最適な窓ガラスを選ぶことで快適に過ごすためには必要です。
もしどちらの効果も必要という場合は内窓を設置することで遮熱・断熱のどちらの効果を得ることもできますし、遮熱カーテンなどを併用することも効果的です。
ぜひ本記事を参考にして遮熱窓と断熱窓の違いをチェックしてみてください。

>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。