地震発生時の行動について、このような悩みや不安はありませんか?
「地震が起きたときに窓は開けるべき?閉めるべき?」
「なぜ地震発生時に窓を開けるべきなの?」
「どのタイミングで窓を開ければいい?」
地震はいつ起こるか分からないというリスクがありますが、実際にどのような行動をすればいいか分からないという方も多いでしょう。
なかでも、地震発生時に窓ガラスを開けるべきなのか、なぜ開けるのかについて理解していない方は多いです。
本記事では、地震発生時に窓を開けるべき理由や具体的なタイミング、注意点などについて詳しく解説します。
万が一の地震発生時に安全に避難できるよう、最後まで本記事を読んで正しい行動を理解してください。
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地震発生時に窓を開けるべき理由

地震発生時に窓を開けるべき理由は以下のとおりです。
- 避難経路を確保するため
- 火災発生時に煙を排出するため
それぞれの理由について、詳しく解説します。
①避難経路を確保するため
地震発生時に窓を開ける最大の理由は、避難経路を確保するためです。
地震が発生すると住宅が歪んでしまい玄関ドアやリビングドアが開かなくなってしまうリスクもありますし、家具が倒れて玄関までたどり着けないリスクもあります。
また、玄関にたどり着けない場合、窓から避難することになりますが、地震発生から時間が経ってしまうと窓枠が歪むなどして窓が開閉できなくなってしまう危険性もあります。
そのため、地震発生時にできる限り早く窓を開けておくことで、万が一玄関から避難できなくなってしまった場合でも複数の避難経路を確保することができるのです。
(参照:消防庁「防災マニュアル」/久御山町「地震発生時の行動パターン」)
②火災発生時に煙を排出するため
地震の影響で火災が発生するリスクがあるため、窓を開けておくことで排煙する効果があります。
ただし、窓を開けて排煙の効果が期待できるのは、火災が発生してから早期に対処できる場合であって、住宅のなかで火が回っている状態では効果が期待できず、逆に外から酸素が入ってきてさらに延焼が広がる可能性もあるため、素早く避難することが必要です。
つまり、火災が早期の場合は窓を開けて排煙することが推奨されますが、火災がすでに延焼している場合は窓を閉めて酸素の流入を防ぐことが大切になります。
(参照:京都市消防局「火災から命をも守る避難」/消防庁「防災マニュアル」)
地震発生時に窓を開けるタイミング・行動指針

地震が発生したら、まずは以下の手順で行動するようにしましょう。
- 自身の身を守る行動を取る
- ガスの元栓を閉めて火災を防止する
- 窓を開けて避難経路を確保する
地震が発生したら、まずは自身の身を守るために、家具が倒れてきたり食器が落ちてきたりするリスクから机の下に身を隠すなどして対処しましょう。
地震がある程度おさまったら、火災を防ぐためにコンロの火を消す・ガスの元栓を閉めるという作業を行い、次に窓を開けて避難経路を確保しましょう。
このように、窓を開けて避難経路を確保することは地震発生時に優先度の高い行動となりますが、まずは自身の安全を確保したうえで火元のチェックを行い、その後のタイミングで行う行動となります。
(参照:久御山町「地震発生時の行動パターン」)
地震発生時に窓を開けるときの注意点

地震発生時に窓を開けるときの注意点は以下のとおりです。
- すぐに避難できる場合は窓を開ける必要はない
- 身の安全を最優先に行動する
- 上層階にいる場合は1階の窓を開けに行かない
それぞれの注意点について、詳しく解説します。
①すぐに避難できる場合は窓を開ける必要はない
玄関付近にいたり、キッチンの勝手口付近にいてすぐにでも避難できる場合は、避難優先で窓を開ける必要はありません。
ただし、地震が発生してすぐに建物の外に出てしまうと瓦が落下してきたり、建物が倒壊するなどの危険性があるため、安全確認を行ったうえで外に出るようにしましょう。
②身の安全を最優先に行動する
地震発生時に最優先にするべきなのは身の安全を守ることですので、無理をして窓を開ける必要はありません。
地震発生時は窓ガラスが割れたり家具が転倒するリスクもあるため、身の安全が確保できてから窓を開けるようにしましょう。
また、地震によって窓が割れてしまっていたり、ヒビが入っているとケガをするリスクが高いため、基本的には割れていない窓を開けることが大切です。
③上層階にいる場合は1階の窓を開けに行かない
地震発生時は上層階のほうが安全性が高いと言われているため、上層階にいる場合は下層階の窓を慌てて開けに行く必要はありません。
まずは上層階の窓を開けて避難口を確保して、もし1階の安全確保ができるようであれば1階の窓を開けるようにしましょう。
(参照:久御山町「地震発生時の行動パターン」)
地震発生時に窓を開けることに関するよくある質問

地震発生時に窓を開けることに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.地震対策に関する補助金はありますか?
地震対策関連の補助金としては、以下のようなものがあげられます。
- 木造住宅耐震診断士派遣事業
- 木造住宅耐震改修事業【本格改修・簡易改修・耐震シェルター設置】
- 家具転倒防止器具設置事業
- ブロック塀等対策補助事業
自治体によっては独自の補助金を出している場合もあるため、専門業者に相談するといいでしょう。
Q2.日頃からできる地震対策は?
地震対策としては、以下のようなものが挙げられます。
- 避難訓練に参加する
- 家具を金具で固定する
- 窓ガラスが飛散しないように対策する
- 緊急連絡先を控えておく
- 家族と災害時の行動を決めておく
窓ガラスは地震発生時の避難経路となりますが、一般的な窓ガラスだと割れてしまった安全に避難できなくなってしまうリスクも高いため、飛散防止フィルムを貼る対策や、合わせガラスや強化ガラスなど割れにくい窓ガラスに変更することもおすすめです。
Q3.地震発生時はどこから情報を入手するべきですか?
地震発生時は、ラジオやテレビ、役場からの放送などから情報を入手しましょう。
消防署や警察署、救急隊などは救援活動などに追われている可能性が高いため、地震の最新情報を問い合わせることは控えましょう。
また、SNSやインターネットではデマ情報が多く流れるタイミングでもありますので、インターネット上の情報は鵜呑みにせず、信頼できる情報源のみ信頼するようにすることが大切です。
(参照:消防庁「防災マニュアル」)
まとめ
本記事では、地震発生時に窓を開けるべき理由や具体的なタイミング、注意点などについて詳しく解説しました。
大きな地震が発生すると正しい行動ができなくなってしまいやすいため、事前に地震発生時にどのような行動を取るべきなのかを理解しておくことは非常に大切です。
また、地震発生時に窓を開ける理由を知っておくことで、慌てていても正しい行動をしやすくなります。
ぜひ本記事を参考にして、万が一の地震発生時に備えて窓を開ける理由や行動するタイミングなどをチェックしてみてください。

>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。