浴室の換気について、このような悩みや疑問はありませんか?
「浴室の正しい換気方法を知りたい」
「ドアを閉めたまま換気するのが正しい?」
「効果的に換気したい」
浴室を乾燥させないとカビが発生するため、しっかりと乾燥させたいという気持ちから、窓やドアを全開にして換気しているという方も多いのではないでしょうか。
実は、浴室を換気するときはドアを開けて行わないほうがいい場合が多いのです。
本記事では、浴室の正しい換気方法や効果的に行うコツなどについて詳しく解説します。
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浴室の正しい換気方法

まずは浴室の正しい換気方法について詳しく解説します。
①浴室ドアを閉めたまま換気するのが正解
結論から申し上げますと、基本的には浴室ドアを閉めたまま換気するのが正しい方法です。
浴室ドアには、羽板を平行に並べてブラインド状の構造をした換気口である「ガラリ」という部分が付いており、このガラリは換気に必要な空気を給気してくれるため、浴室ドアによる給気は必要ないのです。
ガラリから給気されているのにも関わらず、浴室ドアを全開にしたり、浴室窓を開けてしまうと、必要以上に給気されてしまうため効果的な換気ができなくなってしまいます。
ただし、浴室ドアにガラリが付いていない場合、浴室ドアを閉め切って換気すると給気ができずに効果的な換気ができませんので、その場合は浴室ドアを5cmほど開けて換気を行うようにしましょう。
②浴室ドアを開けて換気すると脱衣所に湿気が溢れ出してしまう
冬にお風呂から出ると、浴室内から白い湯気が脱衣所に一気に溢れ出したところを見たことあるという方も多いのではないでしょうか。
温かい空気は上に移動する性質があるため、浴室ドアを開けると浴室内に溜まった空気が脱衣所の上のほうに一気に移動してしまうのです。
つまり、浴室を換気するときに浴室ドアを全開にしてしまうと、換気扇から出ていく空気以上に脱衣所に湿気を多く含む空気が移動してしまい、脱衣所のカビの原因にもなってしまいます。
③換気時は浴室の窓も閉めるべき?
換気を効果的に行うためには、浴室窓も閉めておくことが大切です。
浴室窓は浴室の比較的高い位置に設置されることがほとんどですが、換気中に浴室窓を開けてしまうと窓から空気が入ってくてしまうため、浴室内の特に床周辺の空気を排出しにくくなってしまいます。
そのため、浴室窓を開けたまま換気してしまうと床周辺の空気が換気されにくく、カビの原因となってしまうのです。
浴室の換気を効果的にするためのポイント・コツ

浴室の換気を効果的にするためのポイント・コツは以下のとおりです。
- 換気扇の汚れを掃除する
- ガラリを掃除する
- 換気扇を使用しない場合は対角線の2箇所の窓を開ける
それぞれについて詳しく解説します。
①換気扇の汚れを掃除する
換気扇は浴室の空気を外に出すときに汚れた空気の通り道になるため換気扇のフィンの部分に汚れが付着することや、湿気によってカビが発生することも多いです。
換気扇のフィンに汚れやカビが付着したままだと、正常に換気扇が動作しないこともあるため、換気機能が下がってしまうのです。
換気扇のフィンは水洗いだけでは落ちない油汚れなども付いていることが多いため、食器用洗剤などで定期的に掃除することが効果的な換気には大切になります。
②ガラリを掃除する
ガラリは浴室ドアを閉めたまま換気するときに適量の空気と取り込む唯一の部分となるため、汚れが溜まりやすいです。
換気扇のフィンほど汚れが溜まることはありませんが、ホコリや髪の毛などがガラリに付着していることが多く、汚れが溜まりすぎるとガラリから空気を取り込むことができなくなり換気効率も下がってしまいます。
ガラリは取り外して掃除することができないことが多いため、綿棒や歯ブラシなど細かい部分の掃除に適したお掃除グッズを使用するとキレイに掃除できます。
③換気扇を使用しない場合は対角線の2箇所の窓を開ける
換気扇を使用せずに浴室を換気する場合、浴室ドアの対角線状にある窓を2箇所以上開けることで効果的な換気をすることができます。
換気に重要なのは空気の流れ道ですので、隣り合わせの窓を2箇所開けても効果的な換気はをすることはできません。
浴室の換気に関するよくある質問

浴室の換気に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.浴室乾燥機能を使用するときは換気扇を回すべきですか?
浴室乾燥機能は浴室内を乾燥させることで洗濯物を干したり、浴室を素早く乾燥させることに役立ちますが、浴室乾燥機能自体に換気の機能はないこともあるため換気扇は回しておくべきです。
浴室乾燥機能を使用しているときに換気扇を回すことで空気の出口を作れるため、効果的に乾燥させることができます。
Q2.浴室乾燥中にドアが勝手に開くのはなぜですか?
浴室ドアの中でも折り戸タイプのドアは換気中に勝手に開いてしまうことがよくあります。
これは不具合ではなく、浴室内外で気圧が異なることによる「負圧」現象となるため、まったく問題はありません。
すぐに浴室ドアが開いて困るという場合は、ラッチと呼ばれる部分をプラスドライバーなどで閉めることでドアの閉まる力を強くできるため、負圧によって浴室ドアが開きにくくなりますので試してみましょう。
Q3.換気扇は24時間回しておくべきですか?
換気扇は24時間回しておくべきです。
浴室にカビが発生する原因はシャワーによる湿気や水分だけではなく、空気中の水分によっても発生する恐れがあるため、24時間回しておくのが理想的となります。
また、住居内の空気汚染によって引き起こされる健康障害の総称である「シックハウス症候群」が大きな問題となったことから、2003年に改定された「建築基準法」では住居における換気設備の設置が義務化され、なかでもマンションには「24時間換気システム」などの機械換気設備の設置が義務付けられており、基本的には24時間換気することが求められています。
Q4.換気扇を24時間回したときの費用相場はどのくらい?
換気扇を24時間回したときの費用は地域や電力会社によっても異なりますが、一般的には1ヶ月で200円〜300円ほどと言われています。
Q5.浴室の換気扇はどのくらいの頻度で掃除するべきですか?
浴室の換気扇は1年に1度ほどの頻度で分解して丁寧にお手入れすることがおすすめです。
また、何もしないと1ヶ月ほどで汚れが溜まってしまいますので、使い捨てのフィルターなどを設置しておくと掃除がラクになります。
まとめ
本記事では、浴室の正しい換気方法や効果的に行うコツなどについて詳しく解説しました。
浴室ドアは基本的にガラリが付いていますので、浴室ドアと浴室窓は閉め切って換気することが正しい方法となります。
浴室ドアと浴室窓を全開にしたほうが勢いよく換気できそうなイメージがありますが、浴室の換気扇はガラリからの給気を前提に作られていますので、閉め切ったほうが効果的な換気をすることができるのです。
ぜひ本記事を参考にして効果的に浴室の換気を行ってみてください。

>この記事の担当者(執筆/監修)<
株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店
20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。
2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。
より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。